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戦国時代の家族:セルフ前世療法⑤

※途中で過去生の人が最期を迎える場面が出てきます。

セルフ前世療法をお風呂で決行。
見えてきたのは、戦国時代の若い男の人だった。前世の自分が居る場所や着ているものが見えたり、その人の内側から見たり感じたり、外側から自分を見たりした。

家族を見る

他に人は居るだろうかと思った。そしたら、きれいな小袖を着た女の人が部屋に入ってきた。お膳をもっている。ご飯の時間だろうか。

目の前に座ったその女の人を見つめる。ふわぁーっと優しい気持ちになる。美しいなぁと見つめる。奥さんなんだろうな、と思った。はっきりと顔が見えないような気もしたけど、マンガ風に見えたり、リアルな顔に見えたり。とにかく、きれいな人、と思った。その人のまわりが輝いて見えた。

この女の人が着ているものを見ても、やっぱり、それなりに豊かな暮らしをしている人たちだな、と思った。クリーム色の小袖で、細かい刺しゅうがほどこされている。

お膳に乗っている食べ物は見えなかった。でも、これはいくさに行く前のご飯だな、と感じた。

そして、ふと、女の人のお腹のあたりが気になり、「ややがいる」と思った。赤ちゃんのことを「やや」と呼んだね、私、と思う。言葉が勝手に出てきた。

まだ妊娠の初期のように感じて、この男の人は知っているのかわからない感じがした。今はまだ知らないのかもしれない。

この男の人(自分)は、この子どもに会えるだろうか、と思った。

子どもとの関係

そしたら、ふっと時間が過ぎて、この男の人が縁側でぼーっと座っているシーンが見えた。普段着と思われる着物を着ている。

少し離れたところに小さい男の子が寂しげに座っている。5歳ぐらいか。少し大きくなって袴をはいてる姿も見えた。

あの時、お腹にいた子だと思った。父にかまってほしいけど、かまってもらえず、でも他のところに行かず、三角座りでいつか遊んでもらえるときが来るのを待っている。

男の人(自分)は心の傷を負って、心がここにない感じがした。子どもの成長を見守る余裕がないというか。子どもはどんどん大きくなってしまう。でも一緒に遊んだり、話をするエネルギーさえ持ち合わせない感じ。子どもが待っていることは感じてる。でも、体と心がついていかない。子どもが幼い時期のほとんどを、そうやって過ごしたように思った。

戦のせいだろうか、と縁側に座る男の人をぼーっと見つめる。すると、少し元気になってきた姿が見えてきた。

畑でくわを振るって、無我夢中に土を耕している。無になって体を動かすことで、力がたまるようになってきている。
たすき掛けで着物をおさえて、どこかの床をゴシゴシこすっている姿も見えた。ブラシを使ってるような音と感覚。

ずいぶん元気になってきたのを感じる。

もう一人子どもが生まれたのが見えた。小さな赤ちゃんの女の子を、おそるおそる抱っこして、心が温かくなるのを感じる。人間らしさを取り戻す。

でも、また戦がやってくる。

最後の瞬間を見る

少しの間、暗闇に包まれる。本にその人の死ぬ瞬間も体験すると書いてあった。死ぬところは別に見たくないと思った。けど、死ぬ気がした。

戦の場面に飛ぶ。全体的に暗くてあまりよく見えない。気持ちがたかぶっていて、周りが見えなくなっているのかもしれない。わーーーーってなってるのを感じる。

そして、外側から見えた。背中を斜めに切られた。視点が内側に切り替わる。倒れて仰向けで肘をついて後退する。次の瞬間、誰かが振りかぶったのが見え、胸のあたりに何かが突き刺さる。
終わり。

痛みは全然感じなかった。興奮状態の間にすべてが起こった感じ。

娘の成長を見ることなく、逝ってしまう無念。息子はそばに居れた時間もあったのに、かまってやれなかった無念。子どもたちへの感情が、そこに残っていた。

過去生の自分を抱きしめる

本に、前世療法の最後は、見えた人と自分でハグをする、と書いてあった。

暗闇の中に、その男の人と自分が浮き上がる。ハグする。まだ若かったよね。子どもと一緒の時間をもっと味わいたかったよね。よしよし、と抱きしめる。

うっすらと催眠状態から戻ってくる。お風呂にずっと浸かっているから、暑くなっているのを感じる。半分はまだ、見えた男の人の感情を感じている。

完全に戻ってくるのに、手をパンっと鳴らすと本に書いてあったので、鳴らす。頭はまだぼーっとしている。

最後に感想へと続きます。

ご興味のある方は、最初からどうぞ。


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