怒りで「燃え尽き」に気づく
「ただ反応している」自動飛行モードで、「やらないといけないこと」をこなしているうちに、燃え尽きるところまでやって来てしまう。
本当に燃え尽きる直前、急に怒りが湧いてきたりする。そこへ、助けの手が伸ばされる。
多忙な毎日の中、疲れ切って眠りについて、夜中に怒りで目が覚めてしまった。
怒りの扱い方
今までなら、この怒りを、ぐっと押し込めて、無いものとしていた。
でも今の私は、怒りを放出したら、自分の本当の気持ちが現れるのを知っている。
夜中に一人で静かに、うわーっと怒りを放出する。
怒りの奥に隠れてたもの
肩もこわばり、頭もぎゅっとなっている。
なんで自分ばっかり!と他の人への怒りを放出する。
そしたら、いろいろ抱え込んでしまう自分の姿が見えてきた。自分でがっちり抱え込んでいる。
誰かに助けを求めたいけど、助けの求め方がわからない。「正しい」助けの求め方を探している。
そして、焦っているのは、自分だけなのかもしれないと感じた。別に、誰かから「早くして」って言われたわけじゃない。なのに、私は、全部を早く片付けたい、片付けなければ、と焦っている。
自分の姿を捉えられたとき、また違う視点が生まれる。
文句を言われてからでいい。文句を言われて初めて動くのでもいい。
体が少し、緩むのを感じる。
大丈夫じゃない、と言葉にする
怒りで眠れなかった翌日の夕方、保育園に子どもを迎えに行ったら、園長先生が、「大丈夫?」と声をかけてくれた。
そんなに、ひどい顔をしていたのかな。
「大丈夫じゃないですねー。」
今度は、はっきりと言葉にできた。
仕事が山積みなこと、助けをうまく求められないこと、焦ってること、全部を言葉にした。
園長先生は、よくわかってくれる。
私が「燃え尽きやすい人」というのは、きっと10年も保育園に通って顔を合わせてたら、しっかり見抜かれているだろう。よく倒れてるのも知ってるし。笑
自分がやった方が早いから、自分でやってしまう。そうやってる間に、抱えてるものが大きくなってくる。
「ギリギリできるって思っても、無理です~って言うねんで!できません~って、ちゃんと言うねんで!」
似たような状況の人も、いっぱい見てきてるんだろうな。いろんな言葉をかけてくれる。
怒りは燃え尽きる合図
前日に怒りで眠れなかったことも言った。
「ただ怒って発散してるだけやったら、いいねんけどね。その怒りが、最後の力じゃなかったらいいねんけど。」
その言葉で、やっと、自分が燃え尽きかけていることに気がついた。
そうか、私、燃え尽きる直前なんだ。
自分が最後にパッと燃え上がるのを、危うく見逃すところだった。
燃料切れに気づく
まだまだ、低空飛行でいけるような気がしていた。というか、低空飛行を続け過ぎて、燃料切れに気づいていなかった。
「あ、もうすぐ燃料が切れるんだ。」そう気がついた。
気がついたら、もう、こっちのものだ。
開き直る
本当に燃料が切れる前に、本当に燃え尽きる前に、給油しなければ。エネルギーを取り戻すことに意識を向けなければ。誰かに助けを求めなければ。
急に開き直れた。
そこからは、まず頼りになる同僚に、助けの求め方を相談した。自分に集中しがちな仕事を、他の人が担当できる流れを一緒に考えた。
そして、文句を言われないかビクビクするという、余計なエネルギーを使うのもやめた。文句を言われてから考えたらいい。
一気に目の前が開けた気がした。
目の前が開けた瞬間、エネルギーが戻ってくる感じがした。
きっと「本当の自分」に焦点が合った瞬間だったんだろう。