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ワクワクとサンタは急にやってくるらしい

みなさんこんにちは!
LONAの青木です。

さて、みなさま昨日のクリスマスはどのようにお過ごしでしたでしょうか?

私の毎年のクリスマスの過ごし方は、特別何をするわけでもない、至って平常通りに過ごすのが常なのですが、今年はちょっと特別な日になりました。



ーーそれは遡る事1ヶ月ほど前ーー

いつも通りせっせと鞄を作っていた日のことでした(急に物語調で語り出してすみませんw)

あるお客様が革を買いにいらっしゃって、スタッフさん(isoさん)と革を見ながら世間話をしているのが作る傍ら聞こえてきたのですが、、

isoさん「え〜、そうなんですね!石かぁ、、!!大理石とかですか?どんな事されてるんですか?」
『そうですねー、色々やってますが削ったり、絵を描いたり、染めたりもしていますよ〜!』

、、、と、なんだか石トークで盛り上がっている様子。どうやらお仕事で石を扱ってる人みたいだ。気になる。

isoさん「えっ!?石って染めれるんですか!?」

え、、!?石って染めれるの??そうなの??大理石の話、、メッッチャ楽しそう。。

と、盗み聞きしながらチラチラ羨ましそうに、石トークをしている二人の様子を伺っていると「え?石興味あるん?笑」とisoさんが振ってくれ笑
大理石に興味があることを打ち明けたのでした。

、、そうなんです。実は前々から大理石の看板を作りたいと思い、
素敵な職人さんがいないかなぁ、、と探していたところだったのです!!

そこで出会ったのが、鈴木さんという石職人さん。

これがまた素敵な雰囲気の人で、この人は良いもの作るっていうのが滲み出ていたので(私はこの手の勘に謎に自信があるんです)ぜひ石の看板作りのお仕事を依頼したい!と願い出たのですが、、

鈴木さん「うーーん。いいけども、、、でもさ、、自分で作ってみたら??



、、えっ!?!?!


いやいや、無理でしょうよ。笑



と、言ったのですが「できるできる!せっかくだし!」
と、謎にDIY勧めてくる鈴木さん。

そう言われるとなんだかできる気がしてくる青木。←おい

じゃあ色々石を手配してまたくるねと約束を交わし、1ヶ月ほど経った今日。
素敵な大理石と、見たことのない道具を持った鈴木さんが颯爽と現れたのでした

そう、なんの前触れもなく。笑

わぁーー!!!鈴木さんも大理石も待ってました!!
と、ワックワクだったのですが
急なもんだから心の準備も看板の下書きの準備もできず笑

本番一発勝負でやらせていただきました。笑



ご用意いただいたのはスペインの大理石。

すんごいカッコ良いですね、、!!!
事前に磨いていただいたのでピカピカです。
このツヤ加減、、、、興奮します。笑

下書きをした後、ダイヤモンドのヘッドを使ったルーターのような道具で削り出します。(まずは師匠のお手本から)


深さは1ミリくらい彫らなきゃいけないようで、この深く掘るという作業がとても難しい、、!!ど素人はやっぱりはみ出たり、ガタつきました。泣

掘ること2時間(かかりすぎ)掘ったところは白くなり、LONAの文字がくっきりあらわれました。


私はこれをゴールドの文字にしたかったのですが、これはなんと油性ペンでお手軽にできちゃうらしいのです!(結構びっくりしました)

先ほど深く掘ったところにはしっかりと入り、はみ出たところは専用の刃で削り落とします。


こうして、トータル約3時間かけて大理石の看板、完成いたしました〜!!

す、、
すごーーーーーーい!!!
こうやって看板ってできるんだぁ、、、。涙

超下手な下書きなもんだから(本当にトレースしなかった事を心から後悔w)右によったり太さバラバラだったりで、仕上がりはやっぱりど素人だったのですが、、、
でも、、
この体験と思い出は本っっ当に、めちゃくちゃ感動しました!!

何よりお忙しい中大事な時間を割いていただいて、教えてくださった鈴木さんには心から感謝すると共に、
こんな一回しか会ったことのない人にも、ホスピタリティたっぷりに接してくれる。そんな人間性を尊敬せずにはいられませんでした。



鈴木さんが帰った後に、この石を見て、

あぁ、今日はなんて良い一日だったんだろう。
そう思った後に、今日はクリスマスだと気づいて、余計に心があたたかくなりました。


サンタさんは、オーバーオールを着てやってきてくれたみたいです。

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