自動運転の今
こんばんは、みっくんです😄
少し前まで過熱気味でしたが最近落ち着いてきた(現実的な議論がされるようになった)自動運転の議論、改めて自動運転のレベルとはなにか、現状、未来への展望に分けて書いていこうと思います!
<自動運転のレベルとはなにか>
出展により多少の違いがありますが、一般的に自動運転は次の5段階で表されています。まずはレベル1,2ですが、
レベル1⇒加速減速操作のみをサポートしてくれる
レベル2⇒加速減速、ステアリング操作両方をサポートしてくれる
これはすでに多くのメーカーが採用してて、加速減速のみだとACC(アダプティブクルーズコントロール)などの名前で販売されています!これ、ACCだけでもあると便利ですよ。特徴としては、
・前の車の速度に合わせて加速減速をしてくれる
・前に車がいないときはセットした車速で走ってくれる
・前の車が止まった場合は、停止保持をしてくれる(車種によっては停止保持はしないものもあり)
などがあります。このため、アクセルブレーキで足を動かさなくて済むのですごく楽です♪
上記だけサポートしてくれるのがレベル1で、さらにハンドル操作もしてくれるとレベル2になります!ただ、この2つはあくまで「運転支援システム」でして、運転の責任はドライバーにあります。メーカーも法律も手放し運転を許可していません。このため、ドライバが過信しないためにも、多くのメーカーのハンドル操作の力は弱くしていて、高速道路だと多少手放しができますが、一般道では全然信頼できない運転支援です🚙
レベル3⇒特定の条件ですべての操作が自動化、緊急時はドライバーが操作。
ここまでくると特定の条件下では手放し運転OKです!「特定の条件下ってなに?」となるかと思いますが、今のところほとんどのメーカーが高速道路の渋滞を想定しています。このため、「高速道路上かつ車速60km/h以下」などと設定しているメーカーが多いです。まあ条件が規定されているとはいえ、渋滞時に運転しなくていいのは楽ですね✨
今年ホンダがレベル3の自動運転を出すみたいですし、楽しみです。
ただ、レベル3は上記の通り条件が整った場合しか作動しないし、緊急時はドライバが操作をするので、運転の責任はドライバにありますのでお乗りの際はお気を付けください。
レベル4⇒特定の場所ですべての操作が完全に自動化される。
ここまでくるとドライバがいなくても大丈夫です!ドライバがいないのに動くなんて不安ですよね💦
レベル5⇒あらゆる状況においても操作が自動化。ハンドルもアクセルも不要。
ここが理想ですよね!車の中で寝たり本を読んだりなんでもできる世界。ただ、どこでも行けるというのはまだまだハードルが高いようですね。(今後のところでもう少しお話しします)
<自動運転の現状>
みなさんは現在レベル何の自動運転が販売されているかご存知でしょうか?上記に書いたようにレベル1,2はすでに多くのメーカーが導入しているのですが、実は海外ではレベル3まで発売されています!じゃあ日本ではいつ導入になるかというと、実は今年中にホンダがレベル3を出すようです!どんな機能になるか楽しみですね。
そしてレベル4、少し前まではあくまで研究レベルでしか行われていなかったですが、今年の4月についに自動運転バスが定期便として採用されます✨
https://robotstart.info/2020/01/27/sbdrive-sakai.html
場所は茨城県の境町だそうです。車速は遅いと思いますが、実際に運用してみて課題の洗い出しを行うことが今後につながるのでこのような積極的な活動応援したいですし、ぜひ乗りに行きたいです。
乗車運賃は当面無料のようなので気になる方はぜひ行ってみてください!
このようにレベル3の市販が始まり、レベル4も今年から徐々にサービスが開始していきます🙃技術は着々と進化していますね^^
<自動運転への未来への展望>
現状に記載したようにレベル3,4は徐々に広がり始めています。「じゃあレベル5も近いの??」というと実はそうではないのです。
レベル5のハードルが高い理由としては、
・各国、すべての道を網羅するのも大変
・距離が長くなった場合、途中で給油が必要になったりなど求められるタスクが増える
昨年日産がプロパイロット2.0と銘打っていた技術ですが、カーナビよりも精度が高い地図を持っていまして、自分が走っているのがどの車線か、制限車速はいくつか、何m先にカーブがあるのか、などの細かい情報が入っています。プロパイロット2.0は「高速道路のみ使用可能」なため、まだよかったですが、レベル5の自動運転のようなどこでも行けるようにしようとすると、すべての道路情報が必要ですし、リアルタイムで世界中の工事情報なども入手しないといけなくなります。そうすると、相当の時間と開発費用がかかります。
このため少なくともあと10年はレベル5の自動運転の車は出てこないでしょうし、個人的には、レベル5は一生世の中には出てこないのではないかと思います。
じゃあ自動運転の未来はどうなるかというと、「ラストワンマイル自動運転」が主流になると思います。どのようなものかというと、技術としてはレベル4になるのですが、自動運転バスのように「特定の地域の短距離だけに絞った自動運転」のことです。
例えば、最寄り駅から家までの行き来だけですとか、近くのスーパーへの行き来などに使う自動運転です。まあ今のタクシーやバスが自動運転に置き換わる形ですね。
このため、「夢の乗り物」というよりも、「人手不足解消のためのツール」でしかなくて、乗る人にとってはあまり面白みがあるものではないかもしれません(・´з`・)
付加価値をつけるとすれば、車内でのサービスですね。
運転手がいない、身内だけの空間も作れるので、移動中にカラオケができるですとか、映画が見れる等、移動時間にエンターテイメント性を持たせることで利用者を獲得していくビジネスモデルになるかと思います。このため、今後は自動車メーカーは車を作るだけでなくサービスまで考えないと下請けになってしまうかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?自動運転の現状と未来、なんとなくイメージわきましたでしょうか?皆さんの理解を深めることができれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました👏
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