【企業分析】ANA(20200209)

こんにちは、みっくんです😄

自分の勉強のためも含めて、株式投資に向けた自分なりの企業分析も公開していこうかと思います。まだまだ勉強不足なので誤りもあるかもしれませんが、一個人の意見として、暖かい目で見て頂ければと思います。ではその第1弾、航空会社のANAです👏

簡単な会社概要、業績、株主優待、分析、見解の順でお話しします。

<会社概要>

ANAといえば飛行機を飛ばしているイメージはあるかと思いますが、事業としては大きく3つの柱があります。1.航空事業、2.航空関連事業、3.旅行事業、4.商社事業。

1はイメージのままですね。2,は航空事業の受託業務のようです。3は「ANAスカイホリデー」などのANA主催のツアー業務、4は空港の中にあるANAショップなどの売り上げのようです。

<業績>

2020年3月期の第3四半期決算ベースの結果および前年同期との比較では、

経営成績全体⇒売上高1兆5821億円(0.9%増)、営業利益1196.5億円(23.6%減)

セグメント別の概況

〇航空事業⇒売上高1兆3953億円(0.9%増)、営業利益1,121億円(24.9%減)

〇航空関連事業⇒売上高2,248億円(3.6%増)、営業利益113億円(7.1%減)

〇旅行事業⇒売上高1,192億円(3.4%増)、営業利益19億円(41.5%増)

〇商社事業⇒売上高1,144億円(0.1%増)、営業利益31億円(4.9%増)

〇その他⇒売上高314億円、営業利益19億円

という形で、売り上げのほとんどは航空事業で出している形です。

まあそうですよね、旅行事業も商社事業も結局、交通関連事業の中の稼ぎでしょうし、航空関連事業の引き立て役的なものなのでしょう。その航空事業で売上高は伸びているが営業利益が出せていないため、全体的に減益になっております。ただ、この減益の要因は、昨年発生した台風の影響および、首都圏空港の発着便拡大による人件費などの増によるものだとか。そうだとすると次の4半期の業績はどうなるんでしょうね。事業はきちんと伸びているようですし、次の4半期の業績で利益がきちんと出せているのであれば今後は気にしなくてよい減益な気がします。

次に、投資判断によく使われるPBR、流動比率、配当利回りを見ていこうと思いますが、その前にANAの株主の特典である、優待券について簡単に説明します。(PBR、流動比率の説明は後日記載します)

<株主優待券>

ANAの株主は権利確定日に100株以上持っていると株主優待券という特典が付きます!これは、ANA国内線が定価の半額で購入できるという特別チケットです。事前に決まっているフライトであれば早割でとればよいですが、フライトまでの期日が短いとチケット代が高いので、そういうときに便利ですよね♪ただ、優待券利用の座席数は決まっていますし、使えない日もあるのでご注意ください🙃

このチケット、100~199枚で半期に1枚、200~299枚で2枚と、保有の株式数に比例して増えていくのがうれしいところ。

また、フライトで使う機会がないとしても大丈夫👍

この優待券は金券ショップで売れるのです!時期によって値段はまちまちですが、最近は都内だと3,500円程度で売れるみたいです。

<分析>

このため、株価は3459円(2/7終値)とし、配当利回りは昨年の配当金を参考に1株75円。そして100株保有していると1年間で2枚優待券がもらえ、優待券は約3500円/枚で売却できるので、配当率は100株権利確定日2回分持っていることを前提に計算すると

PER=10.44倍、流動比率=1.2倍、配当利回り=(7500+3500*2)/345900 *100≒4.19%

一般的にPERが15倍が平均だといわれているので割安ですし、流動比率も1.2倍で健全。配当利回り4%以上はとても良いです。

<見解>

JAL破綻の過去があるので完全な楽観視はできないですが、売上高は順調に伸びていますし、航空会社として高評価をもらっているANA。今はコロナウイルスの影響で株価は下がっていますが、収束すれば株価も回復すると思われます。それに今期の利益低下で、仮に配当金が1株50円に下がったとしても、優待券の価値は大きく変わらないので、株価3600円でも3.33%の利回りとなるので十分投資する価値はあると思います。安定資産として長期的な保有を考えてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。



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