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【JCS直前】カビゴンブラッキーのすゝめ
こんにちは。Lon(@Lon50_poke)と申します。
いよいよ、JCSが目前に迫ってきましたね!
そこで今回は、僕がJCSに向けて調整・作成した「カビゴンブラッキー」デッキの解説記事になります。
JCSは落選したものの、近日のシティリーグに参戦する予定で今回のデッキを温めていました。しかし、都合によりキャンセルすることになったため、記事を公開することになりました。
途中から有料となりますが、無料部分では以下の3点について書いています。ぜひ最後まで目を通していただけると嬉しいです。
「JCS環境の考察」
「環境に対する僕なりのアプローチ」
「このデッキを選択したワケ」
また、この記事とは別に、「JCS直前のおさらい」ということで僕なりにJCS環境を整理・言語化した記事を書きました。
こちらは全文無料となっています。合わせて読むことでより理解が深まると思います。ぜひこちらもご覧ください。
■自己紹介
出場した全ての大型大会の戦績と使用デッキは、以下の通りです。
2019CL京都:53位(ブルーガブギラ)
2019 JCS :77位(タッグバレット)
2020CL東京:3位(三神カメポチャ)
2020CL愛知:74位(ルカメタザシアン)
2021CL横浜:97位(ブルーレシリザ)
一応、すべての大会で完走+2桁以上順位を獲得しており、アベレージは高い方だと自負しています。
しかし、これは僕自身のプレイが上手いからというよりも、「正しい環境理解・考察に基づいたデッキ選択」のおかげであると考えています。
■JCS環境の考察
「JCSのおさらい」記事にて書いた通り、JCS環境の中心は「闘・悪・超の三つ巴関係」であると考えています。
これを踏まえた上で、JCS環境を考察していきます。
●「ムゲンダイナ」の減少 ~「三つ巴」内の格差~
直前のシティリーグの結果や自主大会の分布をみると、三つ巴の一角であった「ムゲンダイナ」が数を減らしていることがわかります。
しかし、依然として「連撃ウーラオス」「黒馬バドレックス」のシェアは高いままです。
以前の環境は、
「連撃ウーラオス」「黒馬バドレックス」「ムゲンダイナ」+「その他」
という構図であったのに対し、現在は、
「連撃ウーラオス」「黒馬バドレックス」+「その他」
という構図に変遷しつつあります。これは一体なぜでしょうか。
僕は、以下の2点が非常に大きな要因であると考えています。
① 連撃ウーラオスの強化+高練度の定着化
② ムゲンダイナにおける対連撃ウーラオスの勝率の低さ
まず、「連撃ウーラオス」は新弾で収録された「チャーレム」により戦術の幅が広がり、更なる強化を受けたと言えます。
また、このデッキは「ゲームプランの組み立て方」や「裏工作による分岐の多さ」「クイックシューターの乗せ先」など細かいプレイが多く、練度が勝敗に直結するデッキです。「連撃ウーラオス」の登場から半年近く経つということもあり、プレイヤー全体のデッキに対する理解度や練度が高まっているように感じます。
チャーレムによる「カード的強化」と、練度による「プレイヤー的強化」から、「連撃ウーラオス」のシェアは拡大しています。ムゲンダイナにとって、この環境の動きはかなりの向かい風だと言えるでしょう。
次に、自明ですが、ムゲンダイナは連撃ウーラオスにかなり不利を取っています。「三つ巴」だから当たり前やろ!と思う方も多いと思います。
ここで述べたいのは、「連撃ウーラオスが黒馬に勝てる確率」や「黒馬がムゲンダイナに勝てる確率」と比べて、「ムゲンダイナが連撃ウーラオスに勝てる確率」の方が低いということです。
つまり、「三つ巴関係」の中でムゲンダイナが一番弱点マッチに勝てないデッキであるということです。
以上をまとめると、
「連撃が強いから使いたい!」「連撃が多いから黒馬を使いたい!」という積極的な選択と、
「でもムゲンダイナは連撃に勝てないから使いたくない。。。」という消極的な選択が重なったことが、「ムゲンダイナの減少」に繋がったと考えています。
■環境に対する僕なりのアプローチ
「JCSのおさらい」記事にて書いた通り、「三つ巴関係」こそがデッキ選択を難しくする要因であると考えていました。
ということは、「ムゲンダイナの減少」つまり「三つ巴関係の緩やかな解消」は、デッキ選択の糸口になり得るのではないでしょうか。
「連撃ウーラオス」「黒馬バドレックス」+「その他」
先述した通り、環境はこのような構図に変遷しつつあります。
これらを踏まえた上でプレイヤーのデッキ選択は、以下のように予想できます。
「① 連撃ウーラオスを選択」
「② 連撃ウーラオスの増加→黒馬バドレックスを選択」
よって、「連撃ウーラオスに勝てる悪タイプ」の選択が理想的であると判断しました。
※余談ですが、同じ思考のもと「悪パーフェクション」が流行の兆しを見せていることが、自主大会の分布などから見て取ることができます。
■このデッキを選択したワケ
では、「連撃ウーラオスに勝てる悪タイプ」とは一体どんなデッキでしょうか。僕は、過去に作成した「タッグコール+ブラッキー」デッキが一番理想に近いと感じ、候補として詰めることにしました。
その理由は、以下の4つです。
有料部分と若干内容が被るため、それぞれ軽く解説します。
① マオ&スイレンの多投により、連撃ウーラオスに対してダメージレースで優位に立てる
→タッグコール型の強みの1つといえます。
連撃ウーラオス側の「クイックシューター」や「望遠スコープ」「スローイングコーチ」といった火力補強要を踏まえた上でも、攻撃を受け流しきることが可能です。
②耐久に寄り過ぎないパワーの高いデッキである
→一見、①と矛盾していますが、あくまでこのデッキのメインギミックのイメージは「相手の攻撃を受け切ろう」よりも「高い攻撃力でガンガン戦おう」というイメージに近いです。
そのため、耐久デッキ特有のパワーの低さを感じることが少ないです。
③ ロングゲームになるために1ターンの遅れが勝敗に直結しにくい
→昨今のポケモンカードは「1ターンの遅れが勝敗に直結する」ことが多いです。
(「進化元のVが置けなくて負けた」「1ターンエネが貼れなくて負けた」「逃がせなくて負けた」などなど。)
これは、「ゲームが決まるまでのターン」が短いことが大きな原因と考えています。このデッキの魅力の1つは、「試合がロングゲームになるために1ターンの遅れが勝敗に直結しにくい」点にあると思います。
④ 試合の再現性が高い
→僕が「タッグコール」を愛用する理由の1つです。
「カビゴン」や「タッグコール」の存在により、このデッキの再現性(=やりたいことを通す力)はかなり高いです。
JCSはDay1の予選に加えて、Day2はBO3と、かなり試合数が多く、JCSのデッキ選択において、再現性の高さは非常に重要な要素であると言えます。
※無料部分は以上になります。
▼ここから先は有料となっており、内容は以下の通りです。
■デッキコンセプトの紹介
■デッキリスト
■採用カードの解説
■メタカードの解説
■不採用カードの解説
■このデッキのもう一つの勝ち筋
■補足
■最後に
ここまでご覧いただきありがとうございました。
僕自身、「カビゴンブラッキー」デッキに対して強い愛着と自信を持っており、満足のいくデッキタイプにまとまったと思っています。
そのため、JCSの落選が残念でなりません。。。
もし少しでもこのデッキに興味を持ってくれた方がいれば、ぜひ最後まで目を通していただけると嬉しいです。
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