エクストラのダークホース!!エレキブラスタークワガノン!
2021年冬。拡張パックフュージョンアーツの発売と共にミュウが環境入りする中、突如として環境入りしたデッキがあります。
それが ーーーー クワガノンです。
技エレキブラスターは好きな所に200ダメージを叩き込むという本当に非エクなのか疑う強力な技をひっさげ、重いエネ要求もデンチムシの特性「バッテリー」で自身が雷エネルギー2個分の特殊エネルギーになることで解決。
これらのポケモンは案の定環境tier1に君臨。結果、冬なのにも関わらず季節外れのクワガタがブンブン飛ぶ結果となり、CLの配信卓ではクワガノン同士のミラーが発生する事態まで発生。(私も連撃を使っていた時当たってオクタン殺されまくって発狂してました。ツヨスギ)
ただ特性「バッテリー」のデンチムシがCレギュなこともありレギュレーション変更でCレギュレーションが落ちると共にこのクワガタも一冬の命に終止符を打ち、環境からも姿を消しました。
しかし、2023の冬、エクストラバトルの日の開催に伴い二年の時を経てクワガタが復活!!と言うことで今年のエクストラバトルの日で私が使ったエレキブラスタークワガノンのデッキレシピと解説、各対面構想について書いていこうと思います。
※今回普段スタンダードレギュレーションしかしない方にも分かりやすいように画像を多めに使用します。スクロールが面倒くさいかも知れませんが最後までまで見て頂けると嬉しいです。
デッキレシピ
デッキレシピですが、当時この環境でプレイされていた方なら分かると思いますがスタンのデッキレシピと根本的なテーマや回し方は同じです。クワガノン、デンヂムシを「うらこうさく」で揃え、エレキブラスターを何発もぶっぱなします。トレーナーズ辺りがエクストラ特有の強力なものが採用されているという感じです。
各採用カード、採用枚数
アゴジムシ 4枚
アゴジムシは1枚目の画像の方が進化先を持って来れて強いと思いますが、一度ドータクンBREAKに当たった際にベンチのアゴジムシ3体が同時に飛ぶという事象が起きたため1枚HP70のものを採用。他にもロスト等に当たった場合は使い分けが必要。
デンヂムシ 4枚
特性「バッテリー」で雷エネルギー2個分になる超強力特性を持ち、クワガノンを環境トップに押し上げた張本人。
HP80なためレベルボールで持って来れたり、レスキュウーキャリーで回収できる点が優秀。
クワガノン(エレキブラスター) 4枚
このデッキの主役。当時のデッキにはベンチ狙撃を防ぐカードが採用されないことが多かった影響でバンバン200ダメージをたたき込んだ。エクでもベンチ狙撃を防ぐカードがあまり採用されないことからエレキブラスターの通りがかなり良い。
メッソン(どんどんよぶ) 4枚
インテレオンのラインの一番下兼、自身の技で展開が出来、次ターンに4ラインのメッソンが待機出来る。エクストラではルギアがジージエンドGXとかいう好きな相手ポケモン2体を問答無用でトラッシュするというバケモンの技を撃って来るためそれで種切れで負けることを回避できる。(後1で撃ってきたらだめですけどね。)
ジメレオン「うらこうさく」 4枚
特性「うらこうさく」で進化時に好きなトレーナーズを持ってこれる。クワガノンの展開を助けたり等要所で必要なカードを持ってきてくれる。
インテレオン「うらこうさく」 2枚
特性「うらこうさく」はジメレオンの強化バージョンでトレーナーズを2枚持ってこれる。
Eレギュ、Fレギュ環境では非常にこのラインが活躍し、アルセウス裏工作なるデッキタイプも存在した。
インテレオン「クイックシュータ-」 1枚
インテレオンの優秀な進化分岐先。ダメカン2個を好きなところに乗せられる為クワガノンの200で若干足りないHPラインを届くように出来る。(パオジアンex220、こくばバドレックスV210等)
ネストボール 2枚
レベルボール 4枚
しんかのおこう 4枚
ポケモン通信 1枚
ポケモンのサーチ札は多めの11枚採用。比率としてはたねポケモン+ジメレオンやデンヂムシにアクセス出来るレベルボールと進化ポケモン全員にアクセス出来るしんかのおこうが持ってこれる範囲が広いため4枚ずつの採用。それに加えコストがかかるけどどんなポケモンでもサーチできるポケモン通信1枚とコストがかからないネストボールを2枚という感じ。
ふしぎなあめ 4枚
アゴジムシをクワガノンに進化させるときに使う。基本デンヂムシは特性の方で使いたいのでこれを使ってとばして進化する。
これを使って最速ニターンでクワガノンがエレキブラスターを撃つことが目標。メッソンに使ってインテレオンに進化してトレーナーズを2枚持ってくるという荒技も可能。
レスキュ-キャリー 3枚
レスキュータンカ 1枚
トラッシュしたデンヂムシを回収したり、きぜつしたポケモンを使い回すカード。
基本レスキューキャリーの方がそのまま手札に持って来れる為使い勝手はいいが、クワガノンを回収する手段としてレスキュータンカも1枚採用。ここはミモザだったり自由枠。
回収ネット 4枚
ポケモン回収サイクロン 1枚
インテレオンラインを回収して何度も使い回すカード。これがないとどこかでクワガノンを用意できないターンが出来るため必須のカード。このデッキでは入れ替え札の役割もになっている。
バトルサーチャー 2枚
エクストラ激強トレーナーズ四天王の一人。
ノーコストでトラッシュのサポートを回収できるためサポートをピン刺しにしても使い回すことが可能で、その枠を他に回したり出来る。3枚でも良いカード。
フィールドブロワー 1枚
あると便利なカード。エクストラでは特性「ダストオキシン」のダストダスが居るためそれの特性ロックで詰まないようにしている。
シロナ 1枚
このデッキではトラッシュしたくないカードが多い為、手札をトラッシュせず山札を引けるカードとして採用。
エリートトレーナー 1枚
エクストラでは後攻1ターンで殴って来ることが多々あり、このデッキではHPが低いためサイドを1枚取られてしまうということが多い。その時にこれを使うと簡単に相手のハンドを細くした上にこちらの手札補充ができる。相手の事故を狙う事も出来る1枚で、シロナより出番は多い。
せんぱいとこうはい 1枚
こちらもエリートトレーナーと同じ理由で、一ターン目から「きぜつした」という条件を満たして使用できる。加えて基本このデッキはワンパンされ続けるのでほぼいつでも使えると言っても過言ではない。
効果もこのデッキとあっており、必要なグッズやポケモンを持ってきてクワガノンのエレキブラスターを撃つ為に必要なカードを揃える事ができる。
グズマ 1枚
エクストラ激強トレーナーズ四天王の一人。
相手のポケモンを引っ張ってくるボスの効果と入れ替えの効果の二つを内蔵している。クワガノンが逃げエネ0なため入れ替えの効果が邪魔に働くことは基本なく、順当にボスの指令の上位互換として使用することが可能。
ポケモンレンジャー 1枚
このデッキは3神(アルセウス&ディアルガ&パルキア)のオルタージェネシスGXを使われるとせっかくの非エクの利点がなくなる上、サイドレースで必ず負けるため、これでその効果を消せるようにしている。他の対面では腐るが3神が一定数エク環境にいることなどから採用。
サイレントラボ 2枚
このデッキには明確な弱点があります。それが特性「がまんのかべ」のソーナンスです。超タイプ以外の特性を全て消すというものでLO等で当たった際には負けが確定しますし、こくバドでも採用されることからその対面もかなり厳しいです。それの対策として2枚の採用をしています。しかし、これを採用すると相手のデデンネ、クロバット等の本来クワガノンで駆りたいポケモンの特性も消してしまうため相手がそのポケモンを出してくれないという事態もあります。その為いつでも出して良いものではなく、エリートトレーナーを使う時に出したりして、相手の復帰を阻害するなど使い所は慎重に選ばなければいけません。
サンダーマウンテン 1枚
クワガノンの技のエネルギーを1エネ軽くしてくれるため、次に紹介するキャプチャーエネルギー+デンヂムシ1枚で技が撃てるようになる。自身の効果で場持ちも良いため要求を1枚減らしてくれるカード。
キャプチャーエネルギー 2枚
手張りをするとたねポケモンを持ってきてくれるネストボール内蔵エネルギー。メッソンの逃げエネに使ったり、サンダーマウンテンと合わせてクワガノンが技を撃ったりなどあると便利ではある。ただ、アクセスする札が無いため、使いたいときに使えないこともあるので自由枠。
採用検討カード
ライチュウV
マルチつけかえ
デンヂムシの特性「バッテリー」はクワガノンにしかつけられないが”ポケモンについている間”雷エネルギー2個分として働く。という効果な為、マルチつけかえで他のポケモンに付け替えても雷エネルギー2個分として働く。これを利用してライチュウVに付け替えると、デンヂムシを4枚トラッシュすれば最高480ダメージをたたき出せるというもの。
こくば対面など耐久が高いポケモンを相手にするとクワガノンがダメージを与えた返しにアセロラなどでダメージを消されることがあるためそういう場合に有効なアタッカー。
ライチュウ「エボルショック」
ピカチュウ
特性「エボルショック」で相手バトルポケモンをマヒに出来る。エクストラではかるいしという逃げエネを全て無くすエクストラ激強四天王の一人がいるため入れ替え札を採用しないことが多いのでマヒがかなり刺さりやすい。その為これを回収ネットで使いまわすと相手が数ターン止まってくれる為、その間で何回もエレキブラスターを決めサイドレースを突き放せる。自分がテンポを取られている時にも逆転を狙える。
進化元のピカチュウはこれが逃げエネが1で技も一エネで50%で相手をマヒに出来るので一番優秀かなと思います。
各対面構想
ルギア 有利~微有利
ルギアはそもそもが弱点だったり展開の時にデデンネなどのカードを出すことからサイドを2ー2-2で取りやすい。ただしジージエンドでアゴジムシを消されたり、メッソンラインの数を減らされたりすると序盤が厳しくなったりするのでその時はサイドレースを追いかける形にしてエリートトレーナー+サイレントラボを使ったりして逆転を狙う。相手がサイド2枚のポケモンを2体しか出してこなかった場合はさいど2-2-1-1のプランも考える必要あり。
黒馬バドレックス 五分~微不利
このデッキは上記した「がまんのかべ」そーナンスを使ってくるのでサイレントラボが重要。更にこのデッキタイプではかがやくムゲンダイナの特性も消せるのも強い。その為序盤からバンバン出していき、相手の動きを牽制しながら、3-3のサイドプランを目指す。ただ逆に自分サイレントラボが貼れないとそソーナンスで完封されることがあるため完全な盤面をつくられるとかなりキツい。その場合は、このデッキはエリートトレーナーが刺さりやすいので相手の手札を細くしながら逆転を目指す。
レジドラゴ 五分
レジドラゴもサイド2-2-2の取り方を目指すが、カプテテフ位しかHP200以下のサイド2ポケモンを出してくれないので、エレキブラスター2回の要求をされるため、サイドレースで遅れを取りやすい。そのためインテレオンの「クイックシューター」+エレキブラスターで進化元のレジドラゴを取ったりしてサイドレースを追いつけるようにすることが大切。
最後に
ここまで読んで頂きありがとうございました!自分はエクストラは専門ではないため少し説明が足りない部分があるかもなので、コメントなどで質問等をしていただければ返信をさして頂きますのでよろしくお願いします。
それでは次回の記事もお楽しみに!!
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