春と肝と気の巡り

前回のお茶の話からの続き
今日は春の体のお話を書いてみます。

まだまだ寒いけど立春を過ぎて季節は春
春は東洋医学では「肝」の季節と言われていて
肝というところがよく働き、また弱りやすい季節でもある。

体には〝気が巡っている〟のですが
この気の巡りを調整しているのが肝の働きのひとつにあり(疏泄作用)、
この時期に肝が弱ると気の巡りがスムーズに行かなくなって
気が「鬱滞」「詰まる」ということが起こりやすくなります。

「肝気鬱結」「肝鬱気滞」
なんて言葉があるのですが

気が鬱滞して詰まると
イライラしたり、もやもやしたり
憂鬱になったり、だるくなったり
頭痛や肩こりがひどくなったり
目眩がしたり、浮腫が起きやすくなったり

なんか…
書いてるだけで嫌になってきちゃいますけど
そんなことが起こりやすくなります。

年中してるよ！って方もいらっしゃるかもですが
春はさらに、しやすくなるんです。やーね。

なのでなるべく春は「スムーズ」で「のびのび」を心がけたい季節。

「気の巡りを良くする」のがいいのですが
それに〝香り〟が使えます。

ふわー！いい香り〜！！って思った時って
ぐわっと気が動きます。

前回書いた香りの良いお茶もひとつだし
香りの良い野菜を食べるのもオススメ。
春菊とかミツバとかセロリとかもいいし
柑橘の果物やミントなんかのハーブ類も気を巡らせてくれます。

精油も「香りのもの」なので
鬱々する時はお好きな香りをお家で焚いたり
ハンカチに1滴仕込んで香りの深呼吸をしたり
アロマスプレーを使ったり。

いい香り♪って思うのが大事なので
お好きな香りがいいですが
柑橘系やミント・バジル・ローズマリー・ユーカリなどには
元々そういう作用もありおススメです。

呼吸器にもいいので
この時期花粉症がある方にもいいですね。

香りのものも以外にも
温めることも気の巡りをよくすることになるし
運動もとてもいいです。
これからの時期はちょっと汗をかくくらいしっかり目の運動が良き。

深呼吸も気を巡らせてくれますが
さらに
『ため息』もおススメです。


ポイントは
はぁぁぁぁー！！
と漫画みたいに大袈裟につく事。
声出して動作付きでやってみて下さい^ ^

これも気を巡らせてくれます。
(そしてちょっと楽しい)

冬の「閉蔵」の季節から
春の「発陳(発生)」の季節へ

閉めていた蔵が開き、外へ発生していく季節。

冬の間に溜め込んでいた物が表へ出てくる。
花粉症やアレルギーもそうです。
私はアトピーがひどい時、春が苦手でした…

溜め込んでいたのは良いものばかりではないので
春はそれらを外に出す
「デトックス」の時期でもあります。

溜まると→詰まりやすくなるから
この時期は特にデトックスも大事。

この前ケア中にお客さまが
何の話だったか
「老廃物」って言葉が好きだ…と仰ってて
私も「老廃物」とか「デトックス」とか「解毒」って言葉が大好きです！
とか言って笑ってたんですが

温めて動かして巡らせて
要らないものはデトックスして
イライラやモヤモヤじゃなくて
スッキリする春にしたいですね〜

《lom ロム》
大阪/北摂・茨木市　芦屋出張
女性専用アロマリラクゼーションサロン
https://lom-care.jimdofree.com/