人 体 に は 2 つ あ る 穴 ...
今日は○○ホンの日なんだそうでして
急遽、テキストの記事を
ほとんど無理やりのレベルで書き綴ってみました。
ほんの〜り怪談チックではございますが
決して怖くなど…
冒頭の伏字にしてある部分は
ハナシの最後にしっかり明かそうと思います。
すべて実話ですので
読んでいただけると嬉しいです。
* * *
◆ 若 か り し 頃 に 友 人 た ち 三 人 と …
もう随分と昔の事になるんだけど
ボクがまだ、神奈川県の実家に住んでいた頃のハナシになります。
横浜を有する県とは言っても
かなりの地域が本格的な野山に覆われておりまして
心霊スポットなどは
全国に知れ渡る、曰く付きの場所までも存在したりします。
で、
友人と三人でその地を訪れた時の実話。
◆ お 約 束 の 行 動 原 理 …
たしか、もう夜の9時を回っていたでしょうか
友人たち二人が一台のクルマに乗り、ボクを遊びへ誘いにやって来ました。
なんと申しましょうか
携帯電話なんて影も無かった時代ですから
アポなどは取らず
突然の無茶な誘いなんてのも日常茶飯事だったと思います。
娯楽にしても多様性はありませんし
三人とも、経済的にそれほど余裕がある状態でもありませんでした。
結果として
集まったとしても何ら具体的な遊びなど存在せず
深夜の国道ドライブだったり
立ち寄ったファミレスなんかで駄弁ったりする程度でしたっけ。
せわしない現代とは違い
ただ一緒にいるだけで何もしない時間を無駄に共有する…
そのこと自体が
友人の証みたいなもんだったかも知れません。
まぁそんなこんなで
その夜も、当時の若者らしい空虚な時間を持て余しておりました。
で、暇だとロクなこと考えないんですよね。
誰の発案だか忘れましたが
比較的近所にあった、割りと有名な心霊スポットへ行ってみたんです…
宮ヶ瀬へ。
虹の大橋って聞いたことありませんか?
詳しい説明は省略。
ついでに現場でのやり取りも省略
結局のところ、心霊スポットで心霊現象なんて起こりません。
◆ 人 間 で は 無 い モ ノ の 正 体 …
往路は二人が前に座り、ボクは後部座席で寝転んで移動していました。
復路も同じ状態だったのですが
ひとつだけ、往路とは明らかに異なる奇妙な現象が発生。
ある程度は規則感のある走行ノイズに加えて
全くランダムなリズムで
だけど確実に
コンコン コンコン コンコン コンコン コンコン
車外から金属製のドアを叩く音が
何度も何度も繰り返し、絶え間なく聞こえてくるのです。
えっ、お前らコレ聞こえてる?
多少はビビリましたが
ちゃんと二人にも聞こえているようで安心しました。
であるなら
何かの拍子で、木の枝などが何処かへ挟まっているのかも知れません。
二人もボクと同程度にはビビっておりましたが
意を決してクルマを止め
点検のために車外へと出てみました。
う〜ん、何にもないよなぁ
と思った矢先
うわ〜っ!
運転役の友人が嘆くような悲鳴をあげました。
オレのイヤホンがぁぁぁ!
彼の買ったばかりのイヤホンが車外へと飛び出していたようで
地面に当たったり
外側のドアに当たったりして
コンコン、コンコンって音を立てていたのが真相らしい。
当然ながら新品がもうボロボロの状態で…
イヤホンの日、ということで
それに纏わりし体験談を綴らせていただきました。