大 統 領 と 、 S y n c h r o n i c i t y 。

そういえば思い出したことがある。
シンクロニシティの記事を n o t e に書き始めたのは
バイデン大統領の就任と、次男坊さんのコスチュームが切っ掛けだったが
12年前、オバマさんが１期目に就任したとき
テレビを見ていたボクに驚愕のシンクロニシティが訪れたのだ。
信じられないかもしれないが...
忘れてしまわないよう書き記しておこう
すべて事実なのだから。

*   *   *

現在はテレビを全く見ない生活をしている。そして当時のボクは就業時間が過酷だったため、同じようにそれほどテレビを見ることはなかった。まるで不健康自慢のように話したりすることもあるが、ひと月の残業が200時間を超えることさえあったから、そうなるのも当然だったのかもしれない。

それは出社前の出来事だった。朝のテレビなんて外出時間を確認するためにスイッチを入れてるようなもの、きっと誰もが似たり寄ったりだと思う。その日もとくに見るでもなくどっかの情報番組が流れていた。内容は１期目の大統領就任直後のオバマさんの特集で、彼の人となりやファミリーについてなどソフトな情報を伝えている。ほどなくして飼い犬の話題になった。
トランプさんは飼っていなかったが、アメリカ大統領のファミリーがホワイトハウスに住むとき、犬を飼うのがまるで仕来りのようになっていた気がする。うん、いま調べてみたら、バイデンさんは現在ジャーマン・シェパードを２匹飼ってると記されていた。さすがにもう一緒に住みはじめているのだろう。
オバマさんは最初に大統領就任した時、ポルトガル・ウォーター・ドッグという犬種の「黒白のモジャ毛」を飼っていた。作り物のようで、思わずしがみつきたくなる大きくて可愛らしい犬だ。

*   *   *

そんなオバマさんの特集だったのだが、出社前ということでそれほど熱心に見てはいなかった。突然、女性アナウンサーからクイズが出題される。

さて、モジャ毛クンは何て名前でしょう？

そして直ぐCMに入ってしまう。ヒントも何もない。そんなの正解するはずないだろうと思いながらも、そこだけは意識を集中させて『Do』という名前を考え浮かべた。Do、アホでも知っている英単語。これには理由があって、ボクの記事にスキしてくれた時に現れる、犬のような手描きキャラクターの鳴き声が「でゅ」、それに近いやつで「ドゥ」って訳だ。いたって簡潔なプロセスだったと思う、テレビからは NIKE の掲げる Just Do it も流れていただろうか。
CMが終わり番組の続きが始まる...

正解は『Bo』です。

驚いた！これは本当に驚いた！  異国の中年男性が導き出した答えとしては、ほぼ正解と言っても許されるのではないだろうか。いわゆるニアピン賞ってやつなんだろうけど、小さくガッツポーズしながらも、正解にたどり着けなかったことを非常に残念に感じていた。冷静に考えてみれば１度も聞いたことのない英語名を、ボクが当てられる可能性なんてゼロに近い...。
本当に惜しかったと思う、って皆さま方もそう思いますよね〜？
白熱しちゃったけど早よ会社いって仕事しよっと。

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そもそも番組自体にそれほど興味なかったから、正解を知ってしまうと後はどうでもよくなっていた。ほどなくしてその特集が終わりをむかえる雰囲気。そろそろ出掛けるかなぁと思った矢先、男性のアナウンサーが...

このコーナーの担当は『Bo』ではなく『ドウ』さんでした〜！

オイ オイ オ〜イッ！ イマ、ナンツッタ〜！？　ボクは本当に興奮した。あり得ないと思った。全然知らなかったのだけど、担当していた女性アナウンサーが『堂 』という苗字だったのだ。

堂 真理子 さん、アルファベットで Do Mariko 。

これは紛れもなく『ドゥ』という名前。ニアピンさせながらオチである女子アナの名前を正解させたのだから、もはや奇跡というしかない。たとえボクが堂さんの名前を知っていたとしてもオチまでは予測が付かないのだから、我ながら見事というしかない。いまでも思い出すたび、あれは夢だったんじゃないかと思ってしまうほどの出来事だった。

驚愕のシンクロニシティ...
それとも、ボクが予知能力に目覚めただけなのだろうか...。

E  n  d

　２５年くらい生きてる。