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(ネタバレなし)「きみの色」みにいくよ!

こんにちは、ロリマスです。

私はアニメーター志望で高校に通いながら専門学校の週一コースにも通っています。

学校の先生に
「山田尚子さんのアニメはすごいから見に行った方がいい」と言われました。

「きみの色」、映画は音がでかいので苦手なのですが勉強のため見てきました。

感想を発表します。
(お話に関する重要なネタバレは)ないです。

簡単に自己紹介を。

・ロリータソードマスター。男。高校生。
・アニメーターになって活躍するため絵とアニメーションの勉強中。
・趣味は万年筆ペン画。たまに釣り、料理、ギター、ウクレレも。
・崖の上のポニョ3、2024冬公開。

山田尚子さんが手がける「しぐさ」が見たい!

山田尚子監督、平家物語の人だなと。

あとたまこまーけっとも好きです。
響けユーフォニアムも。

聲の形の人でもありますね。話が重たそうで疲れたくないので見れていませんが。ごめんなさい。

私もアニメを勉強しているのでね。一応知ってはいるんですよ。ふふん。有名な人だと思うし。

山田尚子さんはとにかく「しぐさ」を描くのがうまい人です。

私は今高校3年生で、中学生の頃とかはやっぱりアクションとかに目がいくんですよね。
長田寛人さんが好きでした。
アサルトリリィの8話(多分)の結梨のアクションだいすき。
マギレコもMADでしか見たことないけどすごい。

ただ高校1年か2年くらいのとき、五十嵐海さんのアニメを見たんですよね。
五十嵐さんはアクションも描ける人なんですけど、とにかく「ケレン味」がすごいと。

ケレン味をすごくわかりやすく言うと、ワンピースのルフィのギア5みたいな感じです。
太田晃博さんが主に描いてるやつですね。
ケレン味、本当の意味とは違うかも知れないけど。
私が描きたいものに近くてみんなにわかってもらえそうなのはこれです。

五十嵐さん、Twitterフォローしてます。
愛してます。

アクション・日常描写関係なく、こんな感じのアニメが描きたいと思うようになりました。

そんな感じで色々調べてアニメ見まくって、出会ったアニメスタッフの1人が山田尚子さんなんですよね。

山田尚子さん、すごいんですよ。

足でキャラが何考えてるかわかるんですよ。
手に感情が宿ってるんですよ。

いやそういうアニメはたくさんあるけど
なんか違うんですよ。

私が言いたいケレン味とはまた違うと思うんです。リアル寄りだし。

ただ、これを自分のアニメに取り入れられたらすごいぞと。思ったんですよ。

そんな話を専門の友達としていたら、盗み聞きしていた先生に「きみの色」をおすすめしてもらいました。

自分語り、もうちょっとだけ続きます。

映画、こわい

映画そのものはきらいです。

映画の怖いポイント第1

音がでかい!!!

あとビビらせようとする!!!

小学生のとき、ジュラシックワールドを父と見に行ったんですよね。
でかい音でこわい恐竜が飛び出てくるのが怖すぎて、ずっと目つぶって耳に指突っ込んでました。

あとゆるキャン△の映画。
夜のキャンプ場に動物が出てくるシーンがあるのですが、
ためてためて ドーン!と。

ゆるキャン△ってそういう作品じゃないから。
油断してたんですよ。
すごくびっくりしました。
たぶん周りで見てた人はびっくりした私を見てびっくりしていたと思います。

まあでもこの前3年ぶりに映画を見に行ったんですよ。ウマ娘。好きなので。

びっくり要素もとくになく、面白かったのでそれはそれでよかったです。

つまり
私にとって映画は「お祈り」です。
怖くありませんようにと。お祈りするのです。

映画の怖いポイント第2

1000円で一回しか観れない!

どんなに面白くてもお金をまた払わないと一回しか見れないし、録画はもちろんメモもできない。

実写、アニメ問わずいいレイアウトやシーンを見て、それを映画が終わるまで頑張って覚えてなきゃいけない。
これがすごくつらいですね〜。

また、私は勉強熱心で頑張り屋さんなので「このカメラ!」とかも気になるんですよ。

映画のウマ娘とかも。アグネスタキオンの部屋のフラスコ越しにキャラを映すアレとかずっと考えちゃうんですよ。
それはそれで楽しいし勉強にもなるけど。
初回くらい普通に見たいんですよ。

あと面白くなかったり、迷惑なお客さんがいたりしても当然お金はなくなるのでそれもつらいです。

映画の怖いポイントその3

テレビで放送されると損した気分になる。

新海誠さんのやつとか。テレビでやるんですよ。待ってれば。

「君たちはどう生きるか」も。なんかそのうちやりそうじゃないですか。

メジャーなやつじゃなくても年末とかにNHKとかBSでやるし。
この前はプロメアやってました。
あと映画大好きポンポさんもやってました。

ポンポさんは中学生のとき見に行って面白かったのでまた見れて嬉しかったのですが、「待てばテレビでやる」んですよ。
それがなんとなく「損」に感じたんですよね。

録画すれば何回も見れるし、メモもとれるし、ねえ。

ねえ。

じゃあなんで見にいくの

映画のアニメって、スクリーンがでかいから細かく描かないと画面の「間が持たない」んですよ。

なんて言うんだろう。描き込みが足りないというか。
2色とかで細かい絵を描いたことある人ならなんとなくわかるかもです。

つまり、アニメ映画って描き込みがテレビのアニメに比べて細かいんですね。
私!これが好きなんです!!!

あと隅々まで見えるから小さなズレが許されない。
うまい絵が細かく見れる!というわけです。

あとこれは感覚なんですけど、テレビでアニメ映画やるとき、とくに金ローのジブリとか、スタッフロール流れないときあるじゃないですか。

あれ嫌なんですよね。誰が描いてるか見たいんです。
どうせ知らない人ばっかりなんですけど、知ってる人見つけるとテンション爆上がりバイブスぶち上げなんですよね。

これが私が高い金払ってリスク侵してジャンプスケアに怯えながら映画を見にいく理由です。

お待たせいたしました。いよいよ「きみの色」見に行った感想、ネタバレなしでお話しします。ここまで見にいく前日に夜なべして書きました。
事前情報ほぼゼロで行ったので。wktk。

感想

小島崇史さん?!

いきなりエンドロール、しかも読んでる人のほとんどが興味のない話で悪いんですけど

キャラデザ、総作画監督が小島崇史さんだったんですよ。

これはすごいですよ!!!!!

小島崇史さんはあのみんな大好き2022年冬アニメ「平家物語」のキャラデザの人です。
そして平家物語の監督は山田尚子さんなんです!!!

平家物語大好きなのでもう嬉しくて嬉しくて。
みんな見た方がいいです。
PVだけでも!アクションも心情描写もすごい!すごいとかではない!!美しい!!!

50秒あたりの火矢、かっけエ〜!

話がそれました。平家物語語り(へいけものがたりがたり)でした。

子島さんと山田さんのタッグは平家物語以来だそうです(調べた)。

私は!アニメ監督になりたいわけではないけど(みんな勘違いしてる。私はアニメーターになって原画をバリバリ描きたいのであって監督になりたいわけではない)!!こんな素敵な人たちと!タッグを組みたい!一緒に仕事がしたい!!!

ふう。

ダイスケリチャードさん?!

キャラクター原案が!なんとイラストレーターのダイスケリチャードさんです!!!

とにかくおしゃれな絵を描く人です。
後ろ姿をよく描いてらっしゃる人なんですけど、後ろ姿ってあんまりたくさん描いてると舐められるんですよ。

これは実体験があって、中学生のころ風景とそれを眺める人の後ろ姿の絵をたくさん描いていたとき、
クラスの陽キャ害虫に「おまえ人の顔描けないだろw」って言われて、それが悔しくて悔しくて夜な夜な枕を濡らしてました。

描けるし。いや中学生だからたかが知れてるけど。お前よりは描けるし。好きで描いてないだけだし。

まあそれは置いといて、
てかそんなことどうでもいいんですよ。

キャラデザをしてるなら顔はちゃんと描けるはずだし。

最近イラストメインで描いてる人に商業アニメのキャラデザを依頼する作品増えてますね。

最近YouTubeで一挙配信されてた私の大好きなアニメ、「白い砂のアクアトープ」とか。

水星の魔女とか。ガンダムの。1話録画できてなかったから見なかったけど。

私もキャラデザしたいんですよ。
私の描くサイバーパンクな女の子をみんなに描いて観てもらいたいんですよ。

サイバーパンクね。描くの大変だから枚数描かなきゃいけないアニメには不向きだけど。

ティロリミックスのAcky Bright先生のVaundyとか!CGのMVとかならやりようはあると思うんですよ!

ねえ!

そろそろ演出の話をします

私が1番「おお」だったシーン。

冬、雪が降る中るい君が電話をするシーンで、電話を切った後に一瞬だけ大きく白い息を吐き出すのがあるんですよ。

うまいなあと。それだけで寒いのが伝わってくる。

綺麗。
色が淡くて、透明感があるんですね。
トツ子ちゃんの見える「色」が引き立っていていいと思いました。

あと最初の方の、小さい頃のトツ子ちゃんがバレエ教室でバレエの練習をしているシーン。

トツ子ちゃんは周りの子と動きがワンテンポ遅れてるんですよ。
その遅らせ方もただ後に動くんじゃなくて、周りの子をみて、自信なさそうに足を運ぶ。

全体を通して、ただリアルなんじゃなくて
「リアルに"描く"」

なんじゃないかと。おもった。ぼく。

他にも色々ありますがこれ以上は話の大筋に触れてしまうのでこの話はこの辺で。


お話はどうなのか

うすしお。です。

うすしおなんだけど抑揚があって、最後はちゃんと盛り上がる。

平和。怖い部分もなかったです。

ただやっぱり映像の方に目がいってお話に集中できなかったのでそれは私が悪いです。うん。  


さいごに

YouTubeで神作画MADをみてるキッズは観た方がいいです。思い知れ。私も中学生の頃に観たかった。

めちゃくちゃ刺さったかと言われるとそうでもないのですが、得るものは少なくなかったと思います。


では今日はこの辺で。

ありがとうございました!

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