【他伝:オウムさん⑤】夢の話
私のページを訪れてくれた皆様、ありがとうございます。
そして、ようこそ!
どうも、LOLerです!
読みはローラーを想定しています。一応。
祖母から、大量のリンゴが送られてきました。
ありがたいのですが、一人暮らしの私では、食べきれず……。
“リンゴ 大量消費 レシピ”
で、検索。
“アップルティー”
のレシピが出てきたので、早速作ってみました。
寒い日にはホット、湯上がりにはアイスで。簡単で美味しい◎
ぜひ、お試しあれ!
……そろそろ、本題に入らねば。
今回の記事は、オウムさんの他伝は最終回です!
テーマはオウムさんの「夢」の話。
“人生において、バッドエンドで終わることはない”
「生きていれば、幸せなことも、そうでないこともたくさん起こる。
でも、私が生きていてバッドエンドで終わったことってないんだよね。
私は、そのことを、いろいろな人に出会って、知ることができた。
だから次は、私が教えてあげたい。」
オウムさんの特性
オウムさんには、今までの記事では紹介しきれなかった、一つの特性があります。
“歳が離れている方に、好かれるということ”
おじいちゃん、おばあちゃんは勿論、
特に、小さな子供たちから人気があるそう。
スーパーのレジでアルバイトをしているのですが、オウムさんの担当するレジにはお子様連れのお母さんがずらり。
制服を着ていない、出勤中の道端でも、
「スーパーのお姉さん!」
と子供たちから、呼び止められるそうです。
子供たちに大人気のオウムさんですが、オウムさん自身も子供が好きなようで、
大学2年生から小学校の学童保育でボランティア活動をしていたそうです。
子供たちは、いつもパワフル!
「この間、ヒートテックにトレーナーを着ていったんだけど、
子供たちと遊んでたら、暑すぎて、我慢できなくて脱いじゃったよ〜」
小さい子にあまり好かれない私には、羨ましい限りのエピソード。
学童保育やアルバイトなど、様々な場面で子供たちと触れ合う中、
オウムさんは一つの「夢」を持ちます。
夢の話
オウムさんは現在、“児童指導員”を目指して、就職活動に励んでいます。
“児童指導員”とは、
学童保育や障がい児支援など、学校以外の場面で子どもたちを支援する仕事です。
オウムさんは、特に”障がい児支援”に携わりたいそうです。
”障がい児支援”とは、
発達障害グレーゾーンや、発達障害を持つ子供達を自立に導く支援のことを指します。
発達障害には、
ASDと略される、自閉スペクトラム症や、
最近では、よく耳にするようになったADHD、注意欠陥・多動症、
学習障害などがあります。
症状も人それぞれ。
オウムさんも以前、“パニック障害”の診断を受けています。
※この数年間、症状は出ていません
発達障害グレーゾーンや発達障害という個性を持ち、学校や社会にうまく溶け込めない子供たちも多くいます。
オウムさんと似た境遇を過ごした子供たちもいます。
そんな子供たちの、本当の個性や能力を引き出し、支援することができる仕事。
「わたしが、やるしかないじゃん!」
そう語る彼女の目は、キラキラしていて、その奥には力強い意志を感じました。
しかし、不安がないわけではありません。
「もしかしたら、発達障害をもつ子供たちを怖いと思ってしまうかもしれない」
そんな不安を抱えたまま、発達障害児の支援機関で行われる、ワンデーインターンシップに参加したオウムさん。
その支援機関には、
自分の腕を掻きむしったり、壁を強く叩いたりしてしまう子や、
感覚過敏で洋服を着ることができない子、
突然先生の腕をひっぱってしまう子など、
様々な症状をもつ子供がいたそうです。
「実際に会ってみてどうだったの?」
「それがね、めっちゃ可愛かったの」
もしも、実際に会って、怖いと思ってしまったら、「夢」は諦めようとまで思っていたオウムさん。
その心配は、杞憂に終わったようです。
現在も、「夢」に向かって進み続けているオウムさん。
最後に、
「どんな支援士になりたいのか」
と問いました。
「私はね、“人生において、バッドエンドで終わることはない”と思っているんだ。
だって、私の人生はそうだったから。
でもそれは、いろいろな人に出会う中で、知ることができたの。」
「うん」
「だから、今度は私が教えてあげたい」
「なるほど」
「もし、私が支援する子供たちに辛いことがあって、死にたいなと思った時、
今は、あの先生がいるから大丈夫かもって、思ってほしいなって」
「いいね」
「それと、いつか、支援機関にいたときのことを思い出して、
私の名前を覚えていなかったとしても、
なんとなく、楽しかったなあと、思い出してほしいなって」
エンド
取材を受けての感想
まず率直な感想として一言。
自己分析にめちゃくちゃ役立ちました!(そこ?)
自分の人生を振り返って、改めて自分の長所というか、価値観に気づけました。おかげで面接やES乗り越えられそう。笑
そして何より。私は人に恵まれすぎている!
私の人生にはたくさんの人が登場します。
この間なんか、全く予想もしないところで私の人生を作ってくれた人同士がつながったりもして。
人との出会いって本当に奇跡なんだなぁと改めて感じました。
これを見ているかは分からないけど言わせてね。
あなたがいるから今の私がいるよ。本当にありがとう。
私の人生は誇れるほど立派なものじゃないけれど、これからも大事に大事に温めてあげようと思います。
素敵な機会をくれてありがとう!楽しかったです!
謝辞
3回にわたる取材、校閲などお付き合いいただいた彼女に、感謝の言葉を残しておきたいと思います。
まず、はじめての取材を受けてくれて、ありがとう。
私の「夢」の一歩目を支援してくれて、ありがとう。
そして何より、あなたの人生に関わりをくれて、ありがとう。
オウムさんは、自分の人生について話すことが、とてもうまかったな、と思います。
きっと、自分の人生を、何度も何度も振り返ってきたのではないか、と感じます。
以前の記事でも書きましが、
振り返ることや、人に話すことは、
自分の人生を「思い出」に変換する過程だと考えています。
そして、「思い出」は「自分の一部」になり、強さにも弱さにもなると思います。
しかし、辛いことを振り返ったり、人に話したりすることには、勇気が必要です。全ての人がなせる技では、ありません。
彼女の底抜けない優しさと、夢に向かう努力に、最大の敬意を
あなたの夢が花ひらく時、多くの人が救われることを
心より、願っています。
次回予告
次回は、またまた、自分語り!?
私の最愛の妹について、ご紹介します。
実は、妹には、この記事の校閲を依頼しています。
取材対象の方に読んでいただく前に、私の文章が調子乗ってないか……とか。笑
他伝の制作には、なかなか時間がかかるのです……苦笑
※1本の記事に2時間くらいかかっています
※取材も一回、2時間くらいです
※記事ができたらまず、妹に校閲依頼を、2回ほど
※さらに取材対象の方との校閲を4回くらい重ねています
最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
では、また!
皆様、良いお年をお迎えください。
オウムさんの記事をはじめから読みたい方はこちらへ↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?