「ありのままの自分を生きる=すべてをさらけ出して生きること」とは限らない。
ありのままの自分を生きるには、自分を知ることが大事だと思います。
自分のことをよく知って、どの自分を誰にどこまでさらけ出すかは選択すればいい。
もちろん、「ありのままの自分を生きることは、誰の前でも自分のありのまますべてをさらけ出すこと」が自分らしい人もいるだろうと思います。
でも例えば、自分の一部にとても繊細な部分を持ち合わせている人の場合、相手によって、その繊細な部分を守ってあげることを選択することが自分らしい人もいます。
それは、距離を取ることだったりするかもしれません。
自分らしく生きるために、無防備に、自分とは合わない人に対して、自分のすべてをさらけ出して傷つく、といのは、自分のことをよくわかっていると言えないかもしれません。
自分が何が好きで、何が嫌かをよくわかっていると、合わない人との付き合い方がわかります。
最初からできないかもしれません。でも関わるごとに距離を調整したり、表現の仕方を変えたりすることはできます。
自分を守ってあげられるのは、自分しかいません。
嫌だと思うことがいけないことだと思い込み、
すべてをさらけ出し合うことがベストな関係だと思い込み、
もしくは相手のすべてを受け入れることがベストだと思い込み、
自分を追い込んでしまっていること、
ありませんか?
人によって違うと思います。
家族だから
お世話になったから
ずっと仲良かったから
などなど、
知らないうちに自分の思い込みが自分を縛ってしまっていること。
悲しみ、怒り、違和感、などの感覚と感情、
思い込みに気づくサインは毎度出ています。
まずは、自分に正直になること。
その自分にOKを出すこと。
〜だから、
とか、
でも〜、
じゃなくて、
自分がどう思っているのか、
どうしたいのか。
これが内観(自分の中を感じること)ですね。
その過程が自分を知ること、ありのままで生きることに繋がっていくんじゃないかと思います。