セカンドライフでファッションショーに出演しました
NEO Japan #9
セカンドライフには、クリエイターさんたちが新作を持ち寄って開催するショッピングイベントがたくさんあります。それぞれがだいたい1ヶ月くらいの開催期間で、回数は毎月だったり年に数回だったり、様々です。
そんな中に「NEO Japan」というイベントがありまして、その9回目が2022年3月26日から4月17日まで開催中です。参加店数は詳しくわからないのですが、
たぶん100店舗前後(多国籍)かと思われます。
NEO Japan 公式サイト
このイベントは日本人クリエイターさんが創立。運用チームは多国籍。公用語は英語です。
ショッピングイベントの他にフォトコンテストや、ファッションショーもあって、私の所属するモデルエージェンシーがショーを受け持っている関係で、私もモデルとしてショーに出演させていただくことになりました。
まずはショッピングイベントの様子から。
このような景観の中に、販売ブースが並んでいます。
映画「ブレードランナー」で人気となったサイバーパンクの世界。その雰囲気を楽しみながらショッピングができる会場です。サイバーパンクはセカンドライフ内でとても人気のあるジャンルで、さらに「Japan」「Tokyo」「Harajuku」などの言葉も人気。このイベントに参加を希望するクリエイターさんの数も多く、順番待ちの状態のようです。
こんな感じで、ちょっと休憩できる屋台が途中にあったりもします。
人気のクリエイターさんたちが集まっているのでショッピングに忙しい人が大勢。。。
さらにこの景観を楽しんだり、撮影を楽しむ人も多くて、開催から1週間を過ぎてもまだ会場は満員状態が続いているようです。ここまで人気の高いイベントはなかなか少ないと思います。
NEO Japan Flickrグループ ( https://www.flickr.com/groups/3010742@N20/ )があって、選び抜かれた人気ブロガーさんたちが、NEO Japanの新作を紹介しています。こちらもご参照ください。
新作発表のファッションショー
NEO Japan ファッションショーは、このショッピングアヴェニューがオープンする直前に開催されます。クリエイターさんやブロガーさん以外は、まだ新作を手にしていない状態。
ですので、1つ1つのアウトフィットに対する視線が熱い!w この後、オープンしたら何を買おうかな〜と、考えながらの観覧になります。
まずセカンドライフには、SIMという区画の単位があって、1SIMが65,536平方メートルで、1都市を建設できるくらいの広さがあります。それをNEO Japan ファッションショーでは、2SIM用意し、1SIMをステージ、1SIMを観客席として使い、観客数100人まで入れるようにしています。
今回のステージの写真は、セカンドライフでクリエイターをされているNEOs Klaarさんが撮影されたものを、許可をいただいて掲載しています。モデルとしてステージを歩く私は自分のビューワの負荷を軽くするために、当日は装飾や家具をディレンダー設定していたので、残念ながらこのようには見れませんでした。
今回のイベントで販売される商品も交えて会場が作られており、このショー限定の装飾となります。次回ファッションショーはまた全く異なるステージが新たに用意されます。
ショーはYouTubeでの動画生配信もありました。それをご覧いただけますので、
こちらのリンクからぜひどうぞ。
12名のモデルが、トータル30数回歩きました。全体で2時間弱。
英語でのMCが入ります。
桜の着物
私が担当させていただいたのは、2回のランウェイでした。
1つは日本人クリエイター"Naminoke"さんが制作した桜の着物です。
桜の生地、帯の色合い、そして透ける打ち掛けが、天女の羽衣のような美しいデザイン。詳細は私のFlickrに記載しています。
ショーに向けて私はヘア、アクセサリー、メイクなどをコーディネート。そして歩くアニメーション1種、静止した時のデフォルトポーズを1種、ステージ正面に立った時の180度ターンを含めたポーズを7〜10種用意し、リアルタイムで操作・披露するのがお仕事です。
ファッションショーでのポーズは、動きの途中で服が破れたり、髪や袖が服に重なりあってはいけないので、適切なポーズを念入りに選びます。コーディネートと同じくらい大切な作業です。服に合わせてシェイプも調整しつつ、仕上げます。
NG集作ってみました。細かくて分かりづらいと思いますが。
これらは歩いている途中でも、ポーズの切り替わり途中の動きの中でもNGになります。
日本の着物は裾が細かったり、袖が広くて長かったりするので、ポーズ選びは難しい方になります。でもステージでの見栄えは格別なので、着させてもらえるのはとても嬉しいです。
↓こちらのリンクから動画を見ていただくと、ちょうどこの着物でポーズをしているところが見られます。
ちなみに、ステージでどのモデルが何を着るか、どの順番で歩くかは、ショーの運用チームが考えてアサインします。ですので、モデルはどんな服にも対応出来る必要があります。
うさぎヘッド
もう1つアサインされたのは、"BeSpoke”さんの大変精巧に作られたうさぎのアバターヘッドと、"Hotdog"さんのラテックス生地のカプリパンツ、でした。
これぞSF ファンタジー!というアイテムで、こちらも大変楽しくコーディネートできました。うさぎヘッドには専用のコスメがあって、眉、鼻、リップの色合いを変えられます。耳は僅かに動き続けていてリアルです。
そしてカプリパンツのメタルっぽいラテックスの光沢がとてもかっこよくて、お気に入りの服です。
使用している銃もNEO Japanで発売された"SAC"さんの新作で、こちらは私から希望して、コーディネートに加えさせていただきました。限定カラーの白です!
"SAC"さんは銃に合わせて、目線から指先まで考えられたポーズを作られているので、今回のショーでもそれを使わせていただいています。180度ターンするための2ポーズのみ、私が作って追加しました。
↓実際の動きはこちらのリンクを開いていただくと、ちょうどスタートするところから見れます。
コーディネートの詳細は私のFlickrでご紹介しています。
充実のイベント。求められる対応力
大変華やかで、楽しいイベントです。
でもここは学校ではないので、誰も初心者向けの指導はしてくれません。スケジュールを見て必要な準備をし、限られた時間の中で確実に仕事をこなすことが、一人一人に課せられます。スムーズに進行させるための対応力が必要です。
なのでちょっと厳しい面もあります。でもそれをこなせた時には、達成感が得られます。
暖かい声援が嬉しい
ショー本番では、見に来てくれた日本人のみなさんが、たくさん声援をくれました!NEO Japan ファッションショーは2回目の経験で、事前のスタイリングチェックもOKをもらっていたので、準備はちゃんと出来ていましたが、それでも実際にステージが終わるまでは不安がいっぱい。。。なので応援の声が聞こえてきた時には、胸がジンとして力が湧きました。
そして終了後のダンスパーティーにも、引き続きみなさんが参加してくれて、声をかけてくれました。海外のかたからも、良かったよとお褒めの声をいただき、とても嬉しかったです。
みんなと一緒に、同時体験しているというドキドキワクワク感、そして成功した際の達成感。そのために頑張っているんだなぁと思います。
またもし機会をもらえたら、頑張りたいと思います!
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