「比べる」力でわかりやすい文章が書ける!
月に1回、ロジカルキッズワークで扱っているテーマについて、教室で扱っている類題や新しい問題をご紹介していきます。
今回は、「比べる」がテーマです。
「比べる」力は大きく2つあります。
理科の実験のように比較したい部分と揃える部分を分けて、差分の原因と仕組みを理解する力。
そして、国語において、書かれていない比較対象を読み取る力です。
例えば「彼は足が速いなぁ」というセリフを考えます。このセリフが発した「速い」という形容詞に関して、比較対象を考えてみましょう。自分より速いのか。想像したよりも速いのか。それとも、他の能力に比べて秀でていると評価しているのか。
一般的に、形容詞を使うとき、無意識的にでもなんらかの比較基準が隠されているものです。文章に出てきた形容詞について、「何と比べてる?」と一緒に想像してみると読解力が高まります。
翻って、自分で説明したり、文章を書くときには、「形容詞」を単独で使うよりも、比較対象を明確にすると、伝わりやすくなります。「楽しかった」だけでなく、「事前に想像していたより」なのか、「他の何かと比べて」なのかを考えて書いていくと「伝わりやすさ」が格段にアップしていきます。ぜひ、試してみてください!
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