「使い方を創造し、捨て方をデザインする」REMARKET(群馬県前橋市)
2023年1月、BOOKOFF SUPER BAZAAR(ブックオフスーパーバザー)17号前橋リリカ店(群馬県前橋市)にあるREMARKETを訪問しました!REMARKETは、ブックオフと株式会社モノファクトリーが共同運営する「使い方を創造し、捨て方をデザインする」をコンセプトにしたお店です。
不要になったものをおしゃれに楽しく販売する手法を学ぶため、見学に伺いました。
今回の記事では、REMARKETの取り組みについて詳しく紹介します。
REMARKETについて
REMARKETは、リユースのリーディングカンパニーである【ブックオフ】と、リサイクル率99%を実現する株式会社ナカダイを関連会社に持ち、多くの法人顧客の資源循環構築のコンサルティングを手掛ける【モノファクトリー】が共同で運営しているお店です。
不要になったモノを買い取り、デザインやストーリーを付け足して魅力的に展示・販売されています。
店内は全体的にスタイリッシュな雰囲気で、跳び箱や消防ホース、ワインの木箱などをアップサイクルした家具や、さまざま工場で不要となった素材、懐かしさを感じるレトロな食器や電話機・レコードなどの電化製品が置かれていました。
アップサイクルギャラリー
入り口にあるアップサイクルギャラリーでは、跳び箱やワインの木箱などが家具になるまでのストーリーがそれぞれの製品に書かれていました。大型の家具は、環境に配慮した取り組みを進める企業さんや1点ものの家具が欲しい方が主に購入されるようです。
アップサイクルアイテムは、ストーリーを添えると、商品の背景がとてもよくわかるため、よりその商品に愛着が湧くと感じました。ロイダッツで制作したアップサイクルアイテムもお客さんに共感してもらえるよう、できる限り一つ一つの商品にストーリーを添えて販売していきたいと思います!
リユースギャラリー
リユースギャラリーでは、商品が分類され綺麗に並べられていました。同じものが規則的に並ぶと非常に美しく見えましたし、レトロなものは懐かしさを感じるとともに斬新なデザインに映りました。
マテリアルライブラリー
マテリアルライブラリーでは、工場でいらなくなった素材が展示・販売されていました。同じ容器に入っているととてもおしゃれに見えますね!
ロイダッツでは最近ハギレの販売やハギレを使ったワークショップを始めましたが、ハギレのディスプレイの際には、箱を揃え、似たような質感や色でまとめ、おしゃれに魅力的に演出したいと思いました。
買取り・販売について
BOOK OFFでは使える状態のものでないと引き取ってもらえないのですが、REMARKETでは、なんと使えない状態のものでも買い取って販売していました。
「ラジカセの部品だけほしい」「インテリアとして活⽤したい」というお客さんのニーズにマッチしているそうです。
「動かない電化製品も、ある人にとっては価値のあるものである」ということこれまで考えたことがなかったので、とても驚きました。
直したり価値を加えたりしなくても、そのままの状態が価値あるものだと思う人もいるという視点が学びになりました。
お店の工夫
また、REMARKETでは、お客さんを飽きさせないように定期的に商品を入れ替えているそうです。売れなかった商品は海外に売るルートに回したり、ナカダイさんにリサイクルしてもらっているとのことでした。
ロイダッツでも、お客さまに楽しんでもらうために定期的に在庫を見直すこと、必要としている人にものが行き届くようさまざまな企業と協力することが大事だと学びました。
まとめ
REMARKETさんを見学し、おしゃれに楽しく販売するさまざまな工夫を知ることができました。
お近くに行かれた際には、ぜひ立ち寄ってみて下さいね!