チャンピオンズカップ整理
さて、今週は秋・冬シーズンで一番楽しみとも思えるチャンピオンズカップがありますね。中京1800mという癖しかないコースで行われるこのレース。事前にチェックするポイントだけ挙げていければと思います。
では、まずはコース体系から。
*コメントをいただきまして、コース画像を削除いたしました。お手数をおかけしますが、別途確認をいただければ幸いです。
騎手も得意、苦手が相当に分かれるコースで、早めに仕掛けをいれていくタイプについては、基本厳しい(松山くんなど)というコースですね。
まあ、中京の特殊性については、色々な方が考察されていると思いますので、ここでは割愛します。
では、過去のレース分析を。
★2018
12.8 - 11.2 - 13.1 - 12.5 - 12.3 - 12.3 - 12.3 - 11.7 - 11.9
ルヴァンスレーヴ - ウェスタールンド - サンライズソア
(逃げ:アンジュデジール)
ノリさん逃げ。しっかり緩めて少しずつ加速し、4角までにしっかりセーフティーリードを作る競馬。アンジュデジールは逃げとしてはほぼ完ぺきな内容、ルヴァンスレーヴは番手でインから抜け出すこちらも最高の競馬で勝利。
ウェスタールンド
これは本当に神騎乗で、最後方からインインを回って最後2着までもってきている。中京がわかっている騎乗。今回同じことができるかは運否天賦の世界、スミヨン2走目でどうやって乗ってくるか。本質中京得意なタイプではない。前崩れ狙いかイン突きで空くかどうかを待つか。
オメガパフューム
これは中京でやってはいけない騎乗。4角で枠なりに外を回して、距離ロス。エンジンかかって伸びてくるも、中京でこの乗り方をした場合には、最後詰めてきて掲示板下が限界、まさにそんな結果。今回はデットーリが距離ロスなくす競馬をしたら変わってきそう。ポジションとれない馬なので、そこがポイント。ポジションとってきそうなところが怖い。
★2017
12.8 - 10.9 - 12.5 - 12.7 - 12.7 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.4
ゴールドドリーム - テイエムジンソク - コパノリッキー(逃げ)
2018と比べるとわかりやすく前のラップをきつくした展開。
テイエムジンソク - コパノリッキーのしっかりとした形での前隊列で消耗戦に持ち込み、ケイティブレイブインポケも含め、追走したものの足をそぐレース。
ゴールドドリーム
イン前勝負中京パターンを力でねじ伏せたレース。
鞍上がぎりぎりまで追い出しは我慢しているものの、通ったコースなど考えると、これは完全にレベルの差を感じさせたレース。
あとは新勢力の台頭と自分がどこまでパフォーマンスを落としていないか。
この馬も本質中京タイプではない。イン突きできるほど器用ではないので、どこまで我慢できるか。
★2016
12.7 - 10.7 - 12.9 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 12.4 - 12.3 - 13.0
サウンドトゥルー - アウォーディー - アスカノロマン
(逃げ:モンドクラッセ)
ラップを見てもわかりやすいような前崩れレース。
11.8を2発続けて息をいれなかったらさすがに止まります。
サウンドトゥルーの位置取り見て単純な追い込みでしょ、と判断しがちですが、中京乗りをしっかりできているレース。インで立ち回って直線で外に出しての差し切り。差し馬はこの形にしたい。
ということで3年分の振り返りでした。
簡単にポイントを書いていくと、こんな感じかなと思います。
(1)自分の買う騎手は中京を知っているかどうか
→これは相当大事なポイントで、中京でぶん回す、なんて絶対無理な競馬をする騎手を買ってしまっては、当たるものも当たらなくなります。枠順含め、しっかりインの立ち回りを意識してくれるのか、は外国人騎手の当日の騎乗も含め、しっかり精査したいところです。
(2)逃げ馬のペース
→毎回書いていますが、このレースにかかってはいつもよりも大事です。
2017のような完璧な前残り(勝ち馬は別格)なのか、2018のようなミディアムレース(インさえ立ち回ればチャンスあり)なのか、2016のような前崩れなのか、相当なレベル差がない限り、展開で結果が変わるコースなので、大事になってきます。
今回でいうと、 インティに鈴をつけにいく騎手がいるのか、 クリソベリル、チュウワウィザードの有力所がくるのか来ないのか、外国人騎手陣が自分の馬の適性を考えずに前をせめてくるのか、メイショウワザシが出走するのか、人気薄の絡みがあるのかどうか。あたりですね。
馬が前回逃げられずにケチがついている状況で変な癖や怖さを背負っていると嫌ですが、豊さんがこの舞台で単騎ならペースを間違えることは少ないはずで、あとは周りとの兼ね合いかなと。
各馬の分析については、週末の予想記事に含めようと思います。
ではでは、今日はこのあたりで。