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天皇賞を阪神でやるということ

今月も月初めとなりましたので、コミュニティサイトの月会員の募集を開始いたしました。こちらに伴い、またコラム週間ということで、普段どんなコラムをご案内しているのかをサンプルとしてお届けするために、いくつか配信をさせて頂こうと思います。

ご興味ある方は是非、月会員の登録をお願いいたします。
今月は天皇賞からダービーまでと、1年で一番濃い時期の募集になっています。

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では、今回の記事を始めていきましょう。

今週は天皇賞になります、いつの間にか春競馬も真っ最中になりましたね。
今年は京都ではなく阪神でやるので、コースについて考えていくことが大事になってきます。

阪神3200mは今まで施工されていなかったレースで、外回り→内回りとなり、阪神大賞典の内回り→内回りの3000mとは全く違う競馬になってきます。

具体的に何が違うのかというと、ラップを出してみましょう。

■2/27 松嶺S(3勝クラス)
12.9 - 11.1 - 11.1 - 11.9 - 12.4 - 12.4 - 12.3 - 12.5 - 13.5 - 13.0 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 11.5 - 12.6

■阪神大賞典(今年)
12.9 - 11.7 - 12.7 - 12.4 - 12.7 - 12.4 - 12.6 - 13.3 - 12.8 - 12.1 - 12.2 - 12.1 - 12.2 - 12.3 - 12.9
■阪神大賞典(去年)
13.2 - 12.2 - 12.3 - 12.2 - 12.7 - 12.4 - 12.2 - 12.4 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.8 - 12.0 - 12.5

まあ、レースレベルも馬場も違うので、このラップそのものにそこまで価値はないです、あくまでイメージを見ていただくために用意しました。

阪神大賞典の行われる内回り→内回りの場合には、コーナー角度が浅く、1角までの距離も350mくらいとスピードに乗りにくい構成になってくるので、最初の入りも長距離を意識してあまり出していかない感じになってきます。阪神大賞典のラップ構成は馬場もありますがわかりやすくその通りで、最初から無理をせずにゆったり入っていき、そのまま隊列が決まったらある程度のラップで流しつつ、途中で息を入れないと粘れないので、2週目の1角あたりまでで坂を超えたあたりからしっかり緩めて、その後に向正面から徐々にラップが早くなって最後までロンスパ、というレースになりやすいです。これは坂越えが2回あることも大きく関わっていて、無理をすることを騎手意識としても難しい、という部分もあります。

これが、外回り→内回りになるとどうなるのかというと、コーナー角度が緩く、1角までの距離も長くなるので、最初にある程度スピードに乗った動きになってきます。そのまま一定のスピードで進むのですが、もちろん走りきれないので、途中、わかりやすくいうと阪神3000と同じタイミングの2周目坂越えで一気のペースダウンが発生します。ここでのペースダウンについては、阪神3000よりも大きくなり、そこで息を入れたのちに、3角あたりからのスパート勝負になることが想定されます。ロンスパになるのは、内回りであることが要因ですね。最後の直線のギアチェンジだけでは間に合わないという意識が出てくるはずです。

要約すると、イメージで言えば、阪神3000mはジョグからそこまで緩まない状況で走りきってのロンスパで、一定スピードで走り切る能力が必要になってきますが、3200mはある程度スピードに乗ったダッシュ→強めのペースダウン→ダッシュとダラダラとした足を使うのではなく、メリハリのあるラップの対応と最後にギアチェンジできる性能が必要になってきます。

200mしか変わらないですが、求められる能力はガラッと変わってくるので、注意して予想しましょう、という記事でした。

では、具体的にどの馬が合いそうなのか、については、コミュニティの方でご案内していこうと思います。



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ローエングリン
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