初出走の馬を見極めるポイント(2/25回顧)
このコラムについては、私の推奨度合いの高いレースをどのように予想していたのか、を軸にして、皆様のお役に立つようなコラムに結びつけて配信をできればと思っています。
今週については、2月25日(日)中山5Rを取り上げます。
→今週はリアルタイム推奨についてのお話になります。
まず、事前の推奨に関してはこんな感じでした。
ということで、初出走が多すぎて予想そのものを回避している状況でした。この真意についてはそのままで、初出走が多く出走しているケースについては、見てみないとわからない、ということになります。
実際には、当日の状況でタッチアンドムーブがかなり良く見えて、本命をスライドさせて本線の馬連で的中、ということになりました。
自分は調教などほぼみないで予想をしているので、そもそも予想については初出走についてはあまり細かくチェックをしていません。そのため、事前では最低限の内容を見ていくだけで、後は当日の判断になります。
→では、このコラム意味がないじゃないか、という話しになりそうなのですが、現在のAIについては既走馬についてはしっかりチェックされますが、初出走については判断できる部分が少なく曖昧、高い点数が出にくい状況にあると思うので、馬券的戦略としては有効になると思い、何を意識しているのか、をみていただくと少しでも参考になるかなと思いました。
では、初出走について意識をしている内容については、
「出走される時期」と「芝、ダートどちらを意識しているか(ぶっちゃけるとノーザン・社台かいなか)」
になります。
まず、時期についてなのですが、これは新馬戦が終わり、未勝利戦しか無くなるこの中山・阪神開催から考えるべきことがほとんどになります。
芝については、1、2月は冬場でそもそも芝の新馬戦が少なく、特に2ターンはレベルもクラシック最後のチケットを意識されることもありかなり高いものになりがちで、そもそも勝ち上がることも難しい状況になってきます。
クラシックそのものは意識していないも、勝ち上がることを重視している馬、については新馬戦に使うメリットがあまりなく、この時期に余裕を持って使ってくる、ということになります。結果として期待はしやすい状況となるかなと。
ノーザン、社台以外については、そもそも早い時期でデビューさせて数を稼いでいく方針が多くなるはずで、この時期に使ってくるのはそもそもかなり期待されていない馬が多く、勝負になることが難しい可能性が高いことが多いかなと思っています。
今回だと、タッチアンドムーブ、シュウズダイヤ、チャーモニウムあたりがノーザン、社台になり、実際にタッチアンドムーブがよく見えた時に後押しになりました。これが非ノーザン・社台であれば本命切り替えまではしなかったと思います。
では、次はダートになると、そもそも1、2月に新馬戦が増えている状況でデビューできず、未勝利まで出てくるのはそもそもが期待されていない状況になり、馬券になるのがかなりハードルが高い状況になります。今週も日曜日についてはタッチアンドムーブのみになり、ダートについては馬券になった馬はなし。土曜日まで拡大すると、中山1Rのエンランプ、京都1Rのシノノメの3着のみになりました。(どちらも非ノーザン)
そのため、この時期については基本既走馬がダートは強い時期になりやすいです。ノーザンについてはダートメインの場合には今であると南関3冠を意識して動いてくることが多いので、この時期にでてくる馬はかなり期待されていない状況になるはずで、さらに期待値は下がってくるのではと思います。
では、この傾向がどんな変化をしていくのか、というと、未勝利は勝ち上がりシステムなので、基本強い馬がどんどん抜けていって、かつ、使いつめで疲労も溜まっていくので、ダービーを超えてローカルが見えてくるあたりから、もう既走馬がもう勝てる馬がいなくなってくるので、初出走でこの時期までためた馬が活躍できる可能性が上がってきます。
そのため、時間が経過することで初出走の警戒心は上げていって考えていく、という方向性で進んでいきますね。実際に5,6月以降で初出走が出てくる場合には他にも考えるべきことがあるので、ここはまた別コラムで記載できればと思います。
それでは、今日はこの辺で