有馬記念で気にすべきところ

近しい予想家の皆様が有馬に対しての記事をアップしているので、同じような記事にしてもつまらないなーと思い、私は有馬の傾向について簡単ですがコメントしていければと思っています。とりあえず、皆様の宣伝から(^^♪

うまっつさんの調教考察

ガルチさんのデータ考察

ちゃんわさんの3歳馬評価


有馬記念については、ガルチさんのデータ部分を確認いただいてもわかる通り、8枠は死の枠になっていて、その時点で終了といっても良いレベル。
最内が基本好成績で2,3枠よりは4枠ぐらいの中のほうがいいね、という状況になります。

コース画像を掲載すると著作権など難しい部分もあるので、データラボ社のリンクを置いておきます、できればコース画像をみながらこの記事を参照いただければと思います。

枠好走の理由として自分が考えているのは、コース画像を見ていただくとわかるのですが、コーナー途中からスタートする、といった特殊なレイアウトに起因するものだと思っています。

スタートした後の各馬の動きになりますが、有馬はスタミナロスを防ぐため、内にいれたい、という騎手意識が強くなります。理由は後述しますが、直線の坂。1枠はその時点で埒をすぐとれる体勢になりますが、2,3枠については、内をとりたいものの、最低でも2頭は馬がいるのでそことの兼ね合いをみなければならず、4,5枠など中枠の馬が内に切れ込んでくるので、かぶせられ、ポジションを落とすケースもでてきます。そのため、1枠は理想、2,3枠でポジションとれたら強いも、中途半端になる馬は結構つらくなり、中枠でかぶせにいく展開でスムーズにポジションとれれば1枠の次によく、外は相当つらい、というイメージになってきますね。

では、3,4コーナーを抜けて、直線を走ることになるのですが、ここで大きな上り坂がでてきます。ここで動く馬は確実に最後止まるので、できるだけスタミナロスをせずにゆったり入りたい状況になります。
ポジション争いをし、ヒートアップしたままこの部分に入るとスタミナロスの幅が大きくなるので、ポジションは4角前までに決めたい、が各騎手の思惑です。先ほど2,3枠が難しいのはこの部分で、強く先行して即ポジションとれればいいのですが、とれずに並行の形をとってしまうと、この部分の過ごし方が相当に難しくなるんですね。1枠は枠なりでゆったりはいりやすい、成績差はこのあたりに表れてきます。

向正面までいけば、あとは直線上り坂まで平坦なコースレイアウトになり、あとは序盤のスタミナの利用状況との兼ね合いで、早め仕掛けのロンスパ戦になるか、脚を溜めての直線勝負になるかが決まってきます。


★2018
6.8 - 11.6 - 11.8 - 11.9 - 12.2 - 12.8 - 12.6 - 12.2 - 11.6 - 11.8 - 11.8 - 12.2 - 12.9*キセキ逃げ

去年のラップをみると、キセキが外枠引いて強くいき、スタートから並行ラップですすみ、上り坂で一旦緩め、離し逃げの消耗戦で逃げ切り狙ったものの、前半のスタミナ消費の度合いが大きくなったことと馬場重ためでストっプ、中団から後方でスタミナロスを控えて、最後消耗色が強いレースになりました。
強い逃げ馬が外枠引いた時はこのパターンになりやすいですね。

★2017
6.8 - 11.6 - 11.9 - 12.2 - 12.3 - 13.3 - 13.2 - 12.8 - 12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.2 - 12.3*キタサンブラック逃げ

逆におととしのラップを見るとわかる通り、1枠から好発して、ポジションとってしまえば、13.3-13.2までラップを緩めることができ、相当楽に進めることができます。あとはポジション前有利の脚力戦に持ち込んで地力の差をつけて圧勝。前半無理をする展開になるかどうか、でがらっと変わってきます。

★2016
6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9 - 12.1 - 13.4 - 12.8 - 12.9 - 11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1*マルターズアポジー

3年前にサトノダイヤモンドが勝ったレースも、マルターズアポジーを無視したら、相当緩んでいる状況で、2番手のキタサンが楽なペース作って、前有利脚力戦決着。

★2015
7.0 - 11.7 - 12.2 - 12.5 - 12.7 - 12.8 - 12.6 - 12.6 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 12.2*キタサンブラック逃げ
4年前のラップを見ると、11番出走のキタサンブラックは、3角の入りで並行になり、13秒台まで緩めることができず、最後の余力はこの部分の貯金でなくなり、ゴールドアクターに敗戦をしていますね。

そのため、ポイントとしては、
最初の直線に入るまでに隊列が決まっているかどうか、どんな形になるか?
がものすごく大事になるレースです。

今回は逃げ馬が、目に見えるだけで3頭。
アエロリット(津村)、キセキ(ムーア)、クロコスミア(藤岡兄)
そこに、前につけられる有力馬が2頭。
アーモンドアイ(ルメール)、リスグラシュー(レーン)

この5頭がどの枠順に入るかがものすごく大事で、この5頭の騎手が最初の4角の入りをどのように過ごすのかを想像すれば、的中にぐっと近づくと思います。

有馬は総決算になりますし、なんとか的中して来年につなげたいところ。
枠が本当に楽しみです☆彡

ではでは、このあたりで。



いつもありがとうございます!