新人騎手とのお付き合い
久々の無料コラムになりますね。
最近はコミュニティ向けの有料コラムの執筆ばかりだったので、懐かしい思いもあります☺️
3月1週は新人騎手、新調教師との出会いが始まる日ですね。
これから頼りになる新人騎手、ちょっと買うの控えたい新人騎手など、色々と精査をするのが楽しい時期になったりします。
ここからは自分なりに新人騎手をどのように評価していくのか、というお話しができればと思います。
ちなみに、ここから記載することは、自分の独断と偏見をかなり含みますので、全てあっているかどうかは分かりませんので悪しからず。
では、まず2018年から2020年の新人騎手を振り返って参りましょう。
*JRAのホームページから抜粋
これをみた自分の感想を以下に出すとこんな感じです。
1.関西の騎手の成長度が高い
2.関西の騎手の前への意識が高い
これは、皆様も同じイメージを持つのではないでしょうか。
単純な勝ち鞍だけでも以下のような状況です。
岩田騎手、西村騎手:減量卒業
亀田騎手、斎藤騎手、団野騎手、菅原騎手:☆
山田騎手:△
その他:▲
まあ、一目瞭然で関西騎手の方が勝ち鞍をあげていますね。
関西にいる騎手がそもそも優秀なんだ、と一概に考えてはいけないような気がしています、理由は以下に。
なぜこんな形になるのかを自分なりに考えていくと、厩舎なり陣営サイドの教育が関西圏は行き届いていることが理由だと私は思っています。
理由として、関西圏の新人騎手については、デビューをしてから自分が減量騎手であり、強みは前に行って粘り込むこと(特にダート短距離など)を強く意識しているように見受けます。
まずはとにかくスピードを活かす経験をし、レースに慣れるところから始まって、そこから少しずつ芝のレースや距離を伸ばして慣れていき、逃げから先行に乗り方もスライドをしていき、ペース感覚を学んで、レースについての幅を身につけていきます。
また、新人騎手への乗鞍の数も多く、厩舎も減量騎手を使おう(新人騎手が早く減量が取れていくので、▲の新人が重宝されるという事情もあり)という意欲もあり、良いスパイラルに入っていくイメージがあります。
では、関東の騎手はどうなのかというと、前にいくこと自体はトライをするのですが、周りの騎手への同調が多いのか、行ききれないレースが多いように見受けます。現に2020年3月1日のデータですが、開幕週に新人騎手が逃げたケースは3人いるのに0、泉谷くんは一番最初のレースが逃げ切り、これに尽きるのかなと。
同一日でもクリノビックサージで逃げもトライしています。
関東新人騎手については、横のつながりなのか、積極性なのか分かりませんが、前にいく意識が薄いため、なかなか勝ちに恵まれず、そのまま時間が経過して、レースへのなれを感じるまでに時間がかかることが多い気がします。
最近になってダブル小林騎手がしっかりとした前への意識が芽生え始めた印象があったり、菅原騎手のポジションどりに進化が芽生えたり、と成長を見受ける部分も多いのですが、関西騎手がスタートから3−6ヶ月ほどで通るルートを1年から2年かけて過ごしているように見えます。
今年の新人騎手は8名と豊作ですね。
*こちらもJRAのホームページから抜粋
特に前述した重宝されやすい関西厩舎に6名となり、新人は関西圏だと逃げていくケースがかなり増えてくるので、レースの質がどうなるのか(かなりペースが上がってきそう)、ということも多くなりそうで、レースの質も含めてしっかりと見極めていく必要があると思います。
また、新人が☆辺りになり、減量を取れかかっている時にどういう動きになるのか、については過去にコラムをまとめていますので、よろしければご覧いただければと思います。
現在の未勝利など新人が騎乗しやすいカテゴリに対する自分なりの考え方であったり、騎乗した後の評価については、コミュニティにて随時配信もしていきますので、ご興味ありましたら、ご参加もお願いいたします。(宣伝😃)
では、久々のコラムはこの辺で、ありがとうございました。