福島⇒新潟競馬変わりに気を付けること

アンケート結果にもありました通り、新潟競馬からまずは入っていこうと思います。そういえば、過去に無料コラムで新潟競馬場の特徴をすでに書いていました、これなら記事の時間もかからない。

まずは、こちらをお読みいただければと思います。

さてさて、まずはダートにて、福島⇒新潟のコース変わりから考えていきましょう。

過去記事を抜粋しますが、新潟競馬の特徴は、以下となります。

・距離ロスはそのまま着順に影響する
・前にいった馬を捕まえるには、相当の脚力が必要

夏の新潟ダート、冬でもないので乾燥しておらず、スタミナの消耗も少ない、騎手も購入者も含めて、前に行かないと話しにならない、というのは共通認識がある状況になります。

この共通認識があるからといって、前が早くなって差し狙いと裏をとりに差し馬を狙うとだいたい負けます、それでも新潟のダートは前が残るからですね。

理由はいくつかありますが、主な部分だと、「夏の時期に差し込める馬がそもそも少ない*未勝利は特に」、「騎手は馬の特徴を壊してでも逃げ・先行をすることは少ない」が挙げられます。前者はなんどもコラムで言っているので割愛します。後者も当たり前の話しなのですが、馬の一生は新潟の1レースで終わることはないからですね、先も見据えた競馬もしなければいけないので、差し馬をがち追いして逃げさせよう、みたいなのは、脚質転換をしようと思わない限りなくて、今までの競馬の積み重ねの上に新潟のレースがある、になることを注意したいです。

では、コース変わり考えていければなと。

・福島D1150m⇒新潟D1200m
自分の中での消耗戦になりやすいイメージで恐縮ですが、消耗戦になりうる土壌、という意味だと、以下のイメージです。
新潟D1200 > 福島D1150 > 東京D1300 > 中山D1200 > 東京D1400

消耗戦になりやすい、というのは、騎手が強くにげうちできるという意味合いでもあります。1角までの距離(テン争いの厳しさ)、坂の少なさ、直線距離の短さあたりが影響し消耗戦度合いは決まってきますが、新潟D1200mは中央競馬場の中で、騎手が一番強く逃げうちをしやすいコースなのかなと。

新潟は広い競馬場、といっても直線は内回り354mしかありません。
コーナー角度も内回り仕様なのできつめ。
ワンターンなので、コーナーまでの距離も相当にあるので、純粋な脚力勝負でテンの争いも決まります。

まあ、紛れの少ないコースです、福島D1150で逃げて通用した馬は、そのまま新潟D1200mでもリンクはするのかなと。

ただ、騎手心理としての違いがあるのは、福島の場合には最後の坂で多少なり前崩れがあることもあり、内枠を引いた先行馬が譲ってくれるケースもありますが、新潟の場合には控える=勝負にならない意識が強くなるので、内枠の先行馬も強くいくことが多くなります。前に強くいっても2,3段目になってしまうレース展開になるのは後で苦しくなることも多いです。ダッシュ⇒ジョグ⇒ダッシュになりますが、2,3段目ポジの内になった場合、自分のタイミングで動けないこと(前の動きをうけてのリアクション競馬になる)が影響して、凡走のパターンが増えますね。

芝を走る距離を考えても外枠1st、わんちゃん中団ポジからの差しを狙うなら内枠でうまくさばいたケース(外回しはまず届かない)を考えたほうがいいのかなと。

・福島D1700⇒新潟1800m
福島D1150⇒新潟D1200mは比較的リンクしやすい競馬場ですが、この条件はあまりリンクしにくいイメージです。

理由で一番大きいのは、1角までの距離になのかなと。

新潟はかなりゆったりしていて、389mぐらいテン争いがあり、純粋スピード勝負で隊列が決まるのですが、福島338m、だいたい50mほど長くなります。実質距離もそうですが、福島は騎手意識としてもテン争いが厳しくなり、道中も起伏があるので、入りは激化しやすく、そのあとは落ち着く。テンがゆったりしてくれば、まくりが入る、のイメージなのですが、新潟は隊列そのものはすんなり決まりやすく、4角もコーナー角度があるので、向正面での動きも少ないも、前にいないと話しにならないので、強引なまくりは福島よりもうちやすいイメージになるのかなと。

そのため、福島D1700⇒新潟D1800で信用できるのは、外枠でしっかり逃げうちできる脚力をもった馬、になって、コーナー距離で逃げた馬は少し下げたほうが無難です。あと、福島で中段動いて馬券になった馬は、新潟のほうが動きやすくなるはずなので、注意が必要でしょうか。福島で単純脚力で差してきた馬は、新潟で直線距離が長くなったとしても、坂もなく平坦なので、届きにくいです。外ぶんまわして差せる、なんて夢物語なので、あるなら内差しで前が空いてくれることを祈る、になるのでしょうか。

・福島1200m ⇒ 新潟1200m,新潟1400m
新潟は内回り仕様、コーナー角度も急ですし、福島より坂がない分差しが届きにくい、というダートと同じイメージでOKです。ただ、新潟芝の記事でも書きましたが、内側が荒れてくるまではとにかく消耗戦、福島開幕週で好走している馬、特に強く前で走っている馬は狙いやすいです。ただ、馬場が荒れてきた特の違いは少しあって、福島の場合には外回りという概念がなく、常に馬場が良いうちは内を締めるという考え方があるのですが、新潟については、外回りレースも途中で挟んでくるので、体感ではありますが、インがあきやすい傾向にはなると思います。

消耗戦前提なので、外回しはNGですが、内でしっかり我慢して、前さばき好走パターンは穴をよびやすいのでチェックが必要なのかなと。

・福島1800m,2000m ⇒ 新潟内回り(2000,2200,2400)
福島1800mはコーナー距離が短いので消耗戦から前崩れ展開が多め、2000mは展開が落ち着きやすくまくりがなければ瞬発戦多めのイメージ。
新潟はコーナー距離が長めで展開は緩くなりやすく、坂もなく直線の距離も短めでまくりはそこそこうちやすいコース。
福島1800mからの転戦の場合には、消耗戦展開でしっかりと残せた馬、前崩れで沈んだ馬も展開楽になりやすいので妙味もありピックできる。
福島2000mからの転戦の場合には、瞬発戦になったレースはピックしにくく、あくまで前で切れ負けした馬を狙いたい。

・福島1800m,2000m ⇒ 新潟外回り(1600,1800,2000)
まず、福島1800m転戦組はほぼどんなレースでも条件違いになるので、好走馬、負けた馬も含めてこの条件からピックはだめ。もし人気するようなら、まず疑ってかかったほうがよい条件。
福島2000mについては、瞬発戦に向いたレースになった場合のみ、ピックは可能。ただ、直線距離とコーナー角度が違うので、立ち回りで勝負した馬はダメ、あくまで脚力勝負で強引にでも差してきた馬をピックするイメージで。




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