[コラム]トラックバイアスを読み解くことは現在競馬において最重要

2025年2月24日 18:54

祝日なので2本配信にしてみます。
今回は、毎週リアルタイム配信をしている人間だからこそ感じている内容を書いていければと思っています。

現在のインフルエンサーについては、
とにかく早く予想を入稿することが大事→早く出すことで売上の先行が取れる
ため、金曜日の段階で日曜日の予想が上がっていることも多くある状況にあります。
そもそもの競馬予想のプロセスとして、皆様が行なっているような、
「明日はどんな天気かな、雨が降るならこんな予想にしよう」
このような意識としてかなり弱いと感じていて、馬単体で見た時にレース単位で相対評価をしていって、好走確率がどれだけ高いのか、それがオッズに見合うのか、を積み上げた結果が配信されている印象です。

そのため、当日に状況を見ないとわからないトラックバイアスなどは、予想の前提として置きにくく、考慮しない、考慮しても軽微、となりやすいです。

当たり前ですが、競馬というのは時間が経過することで変わっていくこと。
パドックなどをなくして考えたとしても、
「風が吹く」、「雨が降る」、「馬場が痛む」、「騎手の調子」
など、様々な予想要素があります。

そのため、リアルタイムの状況をいかに掴め、インフルエンサーが強いと判断しているのと逆のレースを掴めるか、が大事になります。

特に狙いがつきやすくなるのは、現在の開催だと3場目ローカルでバイアスが顕著に出てレースレベル差のない小倉芝1200mなど、先週であれば東京芝が逃げしか来ない動きになることを2走目で狙う、などが挙げられると思います。

当たり前ですが、リアルタイムで戦っている以上、この部分に対して深くこだわっていくことが大事だと思っており、コミュニティの中でも馬場に造詣が深い方と密にコミュニケーションをとりながら、どのような動きになるのかを確認し進めています。

小倉1200の2/9までの成績です。当たりが続いて集計した時のもので、今は少し下がっていますが、定期的にでかい当たりが引けています。
この時の回収率は311%でした。
やっていることはシンプルで馬を細かく見ることをやめ、トラックバイアスに寄せた推奨をしている結果になります。

これは、難しいことをやっているように見えますが、からくりは簡単。
でかい当たりを引けた2つのレース、他にも中くらいのあたりはありますが出していくと、前者は逃げ馬と外から並べる。後者はうちから並べる、として出来の良い馬をピックしただけです。その時のトラックバイアスにあわせて、馬をよせているだけですね。