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秋華賞・菊花賞に向けて感じたこと[コラム]
Noteの購読を再開させることもあり、秋競馬もどんどんとG1が始まるコラムとしても書きやすい時期になりましたので、毎週時間があれば、簡単なコラムを上げてみようと思っています。
紫苑Sから始まり、先週でトライアルが完了。
直行組の馬も多くいる中で、1つ感じたことがあるので記事にしてみました。
秋のトライアルにおいて、全てのレースでクラシック組が人気をするのは自然の道理で、結果としても全般的に良い成績を上げてはきている状況ではあるも、紫苑Sでは「シランケド」、ローズSでは上位3頭がソーダズリング、ラヴェルに勝ち切り、プレイディヴェーグは人気でしたが後は人気薄など牝馬については特に、上がり馬がしっかりと結果を出している状況に感じました。
これがなぜ起きてくるのか、については来年に向けて覚えておくと良いことがありそうなので、備忘録として記載をしておきます。
1.トライアルに出走する馬のレベルがそもそも落ちてきている
これが一番大きな理由になりそうなのですが、今年は牡馬についてはダービー組がしっかりと出走してきましたが、牝馬路線についてはオークス組の出走は掲示板だと4着のラヴェルだけ。
わかりやすいお話しで、昔は一度叩いて目標レースに出走するのがよしとされていた状況の中から、馬の調整について特にノーザンを中心にG1に直行するケースが増えてきました。また、別路線に向かうタイミングがかなり速くなっており、マイル路線にいく、などで3冠目に向かわないことも十分にあります。
結果、トライアルを使うのは、G1ホースではなく、G1で好成績を収めた馬、という定義に変わってきているため、信用を取りにくい状況になっていると考えられます。
2.馬体面の成長が見られにくくなっている
今回のコラムで一番出したかった内容はここで、4つのトライアルレースを見た時に、夏馬成長を促した馬が多いはずの中、2桁増になっている馬がかなり少ない状況に見えました。昔はオークス、ダービーに出走→そこからトライアルは大きく馬体面が増えて出てくる、といったケースがポピュラーでしたが、今年の状況をみても2桁での馬体増はかなり少なく、ほぼ馬体面は変わらずに出走してくるケースが多い印象でした。
これを考えた時に思ったこととしては、もともと素材面の高い馬についてはもちろんオークス、ダービーなどクラシックに向けて調整をしてきますが、近年の調教等技術の進展もあり、デビューの時期が早まってくることがあげられること、当たり前ですが、馬体の早期成長を促す動きをするのであれば、それに伴う負担も出てくるはずで、夏から秋にかけての動きが成長よりも馬体面の回復に努めることが大きくなっているのでは、という仮説をしています。
また、後方から足を使ってくる馬が結果を出しやすい部分もあるとみていて、ラヴェル、ソーダズリング、シーズンリッチ、ドゥラエレーデなど前で競馬した馬は大きく負けています。この辺りも無関係とは思えず、もちろんコースの体系によるものもありますが、前に行って競馬をするものの方が馬体面へのダメージが大きいので、成長を阻害する要因になる可能性はあるかなと思います。
結果として、自分のリズムでクラシックを利用せずに成長を促していく馬が追い越していく、早めにオークス、ダービーへの出走が難しいことを意識して、離脱した馬が自分のリズムで成長を促せるようになる、なども一つの要因になってくるのかなと。
現在の人気をみても、トライアルはクラシック組が優勢になってくる状況。これが絶対ではない、「シランケド」や「サヴァーナ」など穴目の馬を取ることも十分に思考の中に入ることができると思いますので、自分の買いたい馬が夏を超えて成長してくるのかな、とみてみると、面白いのではないかなと思いました。
では、今日はこの辺で。
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