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菊花賞において考えるべきこと

回顧は夜にやるとして、割と今年は菊花賞が面白そうなので、考えるべきことをまとめてみました。

コース分析

コースの形については、競馬ラボさんやネット競馬さんを見てもらうとして、ポイントは簡単にツイートしましたが、こちらでも挙げておきます。

1.上り坂スタート
京都3000で一番と言って良いですが、ポイントになるのはスタート直後の動き。
1角まで208mしかなく、いきなり急な淀の坂があるところです。これはどういうことかというと、スタート直後に無理をすることが極端に難しく、1角までの距離が短いので、内枠がポジションを取る上では圧倒的に有利、ということになります。外枠はポジションを下げるしかほぼ選択肢がないと言って良い状況です。
ここで無理をする馬が大体1、2頭出てきますが、大体馬券には絡まないです。

2.いきなり外回りコースからの隊列争い
ただ、ポジションを下げるから即不利に繋がるかというとそうではないレイアウトになっていて、外回りの緩いコーナーのレースになります。そのため、外を回しても減速幅は少なくなりますね。じゃあ、後方でもいいのか、というとそこは個人的には大きな問題にならないと見ていて、ポイントは内側に寄せられるか、になります。理由はコーナー6回という条件で、外を回す=単純な距離ロスが発生してしまう部分ですね。
そのため、できるだけインに収納しつつ、かからないように、折り合い重視で最後までスタミナを残すように動く、が大事になってきます。

3.最終コーナーから直線
ここは今年から特にですが、京都の外回りは淀の坂を登り、降りながら直線に入ってくるレイアウトになります。そのため、ここで減速を行うと自分が自転車で走っているとわかりますが、再度加速するのが相当難しくなるので、コーナーないし直線で詰まるのは即致命傷になります。そのため安全圏のルートを通ることが多いです。また、馬もスタミナギリギリ、わかりやすいところだとコントレイルのレースですが、振り絞ってレースをさせるので、仕掛け位置などは京都をいかに理解しているか、が何より大事ですね。

まとめると内枠にできるだけ入りたいレースでポジションを落としても折り合い重視でインに収納。大体縦長になるので、淀の坂を後はいかにスムーズに走りスパートするか、が大事になり、つまらないように安全ルートになりやすく、最後は死力を尽くしたレースになりがちです。

みんな同じ条件での初めての3000m
今はトライアルで3000mを走ることもないですし、コーナー6回の競馬なんて経験することはないので、この馬は適性がある、なんていうのは判断がかなり難しいです。
そのため、何を意識すべきかというと、騎手が自分の狙い通りに操縦性を持って動くことができるのか、になりますね。具体的には折り合い部分で、そこにリスクがなく競馬ができるというのが何よりも+ポイントになります。
例えばポジションを押し上げたい、になっても、スタート直後に出してしまったらかかってしまうリスクがあるのであれば騎手はリスクを背負えないです。また、このレースほど継続騎乗が大事なレースはなく、馬の特徴を理解して乗れることが何よりも大事です。
この馬はスタミナがありそうだな、というタイプを買うのは私は判断がかなり難しいと思っていて、そこを見るのであれば、見た目にわかる脚力の高さ、能力の高さを重要視した方が良いかなという印象です。
補足ですが、ズブい馬がスタミナがある、と思われがちですが、京都に関しては特に最終コーナーで詰まってはいけないという大事なポイントがあるので、割と合わないイメージかなと思います。

各種トライアル
セントライト記念:
12.1 - 10.9 - 12.2 - 12.5 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.1 - 11.7 - 11.7 - 11.0
神戸新聞杯:
12.8 - 11.4 - 12.7 - 12.4 - 11.9 - 12.6 - 12.5 - 12.0 - 11.6 - 10.7 - 10.9 - 12.0

今年はどちらも菊花賞のトライアルらしく、どちらもスローからの決め足勝負になりました。セントライト記念は急激な最後加速ラップに、神戸新聞杯は10秒台2回と急激な加速勝負。
どちらもレース質としては直結してくるイメージなので、セントライト記念については抜けた上がりを出した「ソールオリエンス」、神戸新聞杯で言えば10秒台2回の時に急激に外を回した「ハーツコンチェルト」と上がり2位もしっかり勝ち切って「サトノグランツ」は有力候補にはなり得るかなと。

おまけで危険な馬
折り合い面がかなり重要視されるレース、という部分で、不安の大きい馬である「シーズンリッチ」と「ノッキングポイント」は個人的には軽視したい印象です。

直行組、その他レースから来ている馬はコミュニティ向けに出しつつ、週末に向けて考えていければと思います。

では、今週も頑張っていきましょう!

今日はこの辺りで。



いつもありがとうございます!