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なにがちがうの? 『コンセプト』 『テーマ』 『タイトル』

こんにちは!Logyの塚越です。
気ままに、思いつくまま、ヘアクリエイションに関わるなんやかんやを書いていきます。

突然ですが、みなさんクリエイション作品を新しく作り始める時、もしくはコンテストへ応募しているとき

「コンセプトとテーマってなにがちがうの?」
「タイトルとテーマって同じじゃだめなの??」

という疑問が頭をよぎったことはないでしょうか。私はあります。

…いや、わかっているんですよ。わかっているんですけどね。
ただ、改めて考えてみるとごちゃつきやすいこの3つの言葉。
再確認のためにもちょっと整理してみましょう!


■ 『タイトル』

作品の名前、題名です。

先に考えておく必要はなくて、完成した時に名付けるのでOK
説明的でもいいし、ちょっと詩的な名前もかっこいいですよね。
英語にしたり、お花の名前、現象の名前とかも知的で素敵ですね。

作品に並ぶ情報なので、モチーフにしたものの名前やイメージ関連した言葉にすると作品を観る人への補足説明になったり「あぁ〜‼️」って思ってもらえる効果もあります。

なお、テーマをそのままタイトルにしても良いと思うのですが、ちょっぴり淡白な印象もあります。わかりやすくて良いんですけどね。


■ 『テーマ』

別称「作品のイメージ」作品の方向性やテイストのことです。
作品の基盤になります。

最初に決めろとよくいわれますが、多少曖昧なままスタートしてもいいと思います。

ただし、これがブレると作品の印象がボンヤ〜リ💭しちゃうので、作りながらもイメージを固めて最終的にはバシッと決められると理想的。
 
フォトグラファーさん、メイクさん、衣装デザイナーさんなど、作品に関わってくれる方達にもお伝えしましょう。迷いがあると周りも混乱しちゃうので、撮影前にはビシッと決めましょう。

 例:「ダーク×スタイリッシュ」
   「90s」
   「シティ・ポップ(みたいなノスタルジックな雰囲気)」


■ 『コンセプト』

テーマよりももっと根源的なアイデアのことです。
何かをつくるための大枠の考え方、価値観、哲学みたいな、単発ではなく作品を貫く軸のような存在です。

「作品の」というより「アーティストやデザイナーの」と表現するほうがしっくりくるかもしれません。

例えば、シャネルは「女性のファッションの解放」をコンセプトの1つにしています。これに対して、テーマはシーズンのコレクションごとにある。
こんな感じで、コンセプトは長期的に変わらない軸であり、テーマはその時々で決まったりします。

ヘア作品は1つ1つ個別で発表されることが多いので、インタビューやセミナーなどでない限り、あまり公に言ったり聞いたりする機会は少ないかもしれません。
ただ、作品自体のテーマとは切り分けて、自分のコンセプトについて一度考えてみるのはなかなか大事なんじゃないかなと思います。

コンセプトは大仰なものにする必要はありません。
「あんまり見たことないヘンテコな形を追求する」とか「地元っぽさをどこかに織り交ぜる」とか、そういうのでいいはずです。

コンセプトはデザイナーやアーティストの関心や価値観にとても強く結びついています。どんなテーマを選んでもその基本的な軸は保たれて「自分らしさ」や「独自性」になるのです。
 
つまり、コンセプトが面白いひとは、なにを作っても面白いってことなんです。


まとめ

というわけで、タイトル、テーマ、コンセプトの違いを整理すると:

 - タイトルは作品の名前。あとからでも良し。 
 - テーマは作品のイメージや方向性。ブレるべからず。 
 - コンセプトは信念みたいな軸。かたまってきたら宝物。貫け!

ざっくりですが、こんな感じで整理してみるとわかりやすいかもしれません。

作品をつくるときや、自分の活動を振り返るとき、誰かに説明するときなんかに思い出してもらえたら嬉しいです🐿

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