イベントレポート:生成AI×ログ分析セミナー ~新米エンジニアでもできる! セキュリティリスク分析~
🔽生成AI×ログ分析のデモがセミナーアーカイブでご覧いただけます
https://www.logstare.com/seminar/genai_alpha_launch_archive/
ITセキュリティ専業の日本企業、株式会社セキュアヴェイル(本社:大阪市北区、代表取締役社長:米今政臣、証券コード:3042、以下セキュアヴェイル)の100%子会社であるセキュリティ運用のプラットフォーマー、株式会社LogStare(本社:東京都中央区、代表取締役:米今政臣、以下LogStare)は、情報セキュリティ分野における生成AIの活用に関心を持つ方を対象としたオンラインセミナー「生成AI×ログ分析セミナー ~新米エンジニアでもできる! セキュリティリスク分析~」を7月25日に開催しました。
一般的にITシステムのログから潜在的な脆弱性や攻撃リスクを把握するには専門知識を持つセキュリティエンジニアの知見やノウハウが不可欠ですが、セキュリティ人材不足は長年解消されない深刻な社会課題であり、人材の確保に代わるアプローチが必要と考えられます。
LogStareはこの社会課題への解決策として、親会社セキュアヴェイルが20年以上提供し続けているSOC(Security Operation Center)サービスの知見やノウハウをテンプレート化しソフトウェアに実装すること、そのテンプレートを用いて作成したログレポートを生成AIにセキュリティエンジニアの目線で分析させることで、専門知識を必要としない「誰でもできるセキュリティログ分析」を提供することに成功しました。
7月25日に開催されたオンラインセミナー「生成AI×ログ分析セミナー ~新米エンジニアでもできる! セキュリティリスク分析~」ではこの「誰でもできるセキュリティログ分析」をデモ交えて紹介。約40名の参加者から、SOCで培われたスキルを利用したログ分析の内容が知れた、ログ分析の工数削減に生成AIがどの程度役に立つか知れた、と言った感想が寄せられました。
セミナー前半では生成AIによるログ分析のデモに先立ち、昨今のビジネスにおける生成AIの動向の解説がありました。
ある調査データによると国内の有償版生成AIツールの利用率は5%と少なく生成AIのビジネスへの活用はまだ発展途上であるものの、ワールドワイドで見ると2030年には14兆円の市場規模になると予測されており、あっという間に我々のビジネスシーンに浸透するであろうとのこと。
また、我々がビジネスにおいて生成AIと上手く付き合っていくには、生成AIの得手・不得手を人間が理解した上で共に仕事を進めること。つまり生成AIが不得手とする個人情報や機密情報の取り扱いは避け、一方で生成AIの得意な要約や比較を任せると大いに力を発揮するとのことでした。
そしてセミナー後半、生成AIはログ分析とも親和性が高いことが解説されたのち、生成AIによる「誰でもできるセキュリティログ分析」のデモ実演に入りました。
LogStareが開発・販売するセキュリティ運用プラットフォーム「LogStare」を用いて、まずはベテランのセキュリティエンジニアがログレポートからセキュリティリスクを分析する様子、続いて「LogStare」に搭載された生成AI分析機能を用いるとどのような分析結果が返ってくるか、両方をデモで見ることができました。
結果、ベテランのセキュリティエンジニアがログレポートから異常の傾向を読み解き、自力でログを検索して導き出したセキュリティリスクと、ログレポートをボタン1つ、1クリックで生成AIに渡して分析してもらったセキュリティリスクはほぼ同じであり「誰でもできるセキュリティログ分析」が体現されました。
その他にも昨日と今日のログの違い、先月と今月の違いなどの傾向分析のデモや、分析結果を自動的に報告書にまとめるデモなどがあり、これらを上手く活用することで、社会課題であるセキュリティ人材不足のひとつの解決策となり得ることが実感できました。
このセミナーは現在アーカイブ配信されており、LogStareのWebサイトから視聴URLを入手できます。
また、今回デモで紹介された「LogStare」の生成AI分析機能は現在ベータ版の開発中であり、今年10月頃に公開予定とのことです。
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アーカイブ配信:生成AI×ログ分析セミナー ~新米エンジニアでもできる!セキュリティリスク分析~
https://www.logstare.com/seminar/genai_alpha_launch_archive/
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