
【受賞者インタビュー】チームメンバーに寄り添い開発力向上に寄与
こんにちは!ロゴスウェア 採用担当です。
ロゴスウェアでは、仲間の素晴らしい働きを讃える「PickUPアワード」を四半期に一度開催しています。この表彰制度は、3つのカテゴリーに分かれており、それぞれ異なる視点から仲間の活躍を讃えるものです。
今回は、2024年秋の受賞者3名のみなさんにフォーカスしていきます。それぞれの受賞の裏にある努力や苦労や困難を乗り越えたエピソードを通して、ロゴスウェアで活躍する人たちの姿をお届けします。
まずは「ありがとう賞」を受賞したエンジニアの眞田さんをご紹介!
「ありがとう賞」というのは、この人に支えられた、気づかい、手助けがありがたく、その存在に感謝された方に贈呈される賞です。
<眞田さんプロフィール>
2021年ロゴスウェアに中途入社。
現在は、当社サービスのGigaCastのバックエンドの開発・運用と、LOGOSWARE Xeの基盤のバックエンドの開発および運用を担当。
また、バックエンドエンジニアのサブリーダーとしてメンバーの育成も行っている。
趣味はサッカー観戦(FCバルセロナ、トッテナム推し)とラーメン(煮干し・二郎系ラーメン推し)!

ーそもそも眞田さんはどういった理由でロゴスウェアに入社したのでしょうか?
前の会社も自社開発でしたが、APIサーバーもフロントもデーターベースも全て1つのサーバー上に載せて運用をしていて、同じような機能開発を繰り返していました。
そのような状況だと新しいスキルが得られないので、AWSに関わったりGo言語で開発したりできる点に魅力を感じて入社しました。
ー入社後は、やりたかったことが実現できていますか?
そうですね。仕事をしながらキャッチアップし、徐々にスキルもついてきているので叶えられていますね。
ー今期、一番注力した業務は何になりますか?
2つあります。
1つ目は、GigaCastの付加価値を最大化するため、データ連携を行う拡張機能システムの開発に注力しました。
その一部の開発を私が担当しつつ、チームメンバーと一緒に開発やテストを進め、無事に納期通り完了させることができました。
2つ目は、チームの開発力向上のために、メンバーに合ったフィードバックや、勉強会の開催を実施したことです。
仕事の範囲だけでは視野が狭くなりがちなので、より広い知識を身につけてもらうことで、新しい開発に直面したときに柔軟に対応できるようにと始めました。もともとは、私の上長であるMさんが開催していた勉強会をしていたのですが、徐々にバトンタッチされた形です。
ー「徐々にバトンタッチされた」とのことですが、自ら勉強会を主催する際に意識したことや工夫された点がありますか?
「とりあえずやってみる」という姿勢を大事にしていきました。
最初から学ぶ内容や進め方を完璧にしようと慎重になりすぎて、勉強会を始められなくなると考えたためです。それよりも、「とりあえずやってみて、うまくいかなければ改善すればいい」という気軽な気持ちで始めるほうが、結果的に継続につながるかなと。
ー「とりあえずやってみる」と思われた背景をもう少し具体的にお話いただけますか?
そこまで深く考えていなかったですが、そもそも勉強会なので失敗は存在しないと私自身考えているのかもしれません。勉強会問わず、失敗、うまくいかないことから得るものは多いという実感もあり、無意識で行動に移していました。
ーポジティブな考え方でとても素敵ですね。他になにか勉強会を進めるにあたって意識した点はありますか?
メンバーの意見をしっかり取り入れることを心がけていました。「何を勉強するか」や「どのように進めていくか」といった点について、まずはメンバーから意見を集め、それを基に私がたたき台を作成しました。その後、たたき台をメンバーに共有し、さらに意見をもらってブラッシュアップしていく形で進めていました。
ーなぜメンバーの意見を取り入れることを大切にされたのでしょうか?
自分一人の案では偏りが生じやすいですし、より良い意見を取り入れることで結果的に質の高い勉強会になるからです。
前職では、個人で進める作業が多く、チーム内での意見交換や協力が十分でないと感じる場面がありました。結果的にお互いのフラストレーションが溜まり、チームの雰囲気もあまりよくなかったですね・・
その経験を踏まえ、チームとしての一体感を高めるためにも全員で意見を出し合い、一人の意見に偏らないようにすることを大切にしています。
ーたしかに、今回の「ありがとう賞」に推薦した人たちからのコメントにもたくさん「気づかいが細やか」「きめ細かな社内教育を率先して、チームの勉強会を主催して開発力向上に寄与いただいた」とありました。なぜそもそも自分だけではなくチームメンバーに対しても技術向上が必要だと思いましたか?
一人だけで効率よく仕事をしても意味がなく、チーム全体のレベルアップが必要だと思っています。より良いプロダクトの開発は一人ではできないためチームの底上げは必須だと思ったためです。
ー「より良いプロダクトの開発は一人ではできない」とありますが、なぜそのように思ったのか具体的に教えてもらえますか?
個人の作業や知識には限界があり、他の人の助けや意見が必要になる場面が多々あるからです。
また、私たちは複数のプロダクトを同時並行で進めているため、一人ですべてを抱えることはできません。さらに、個人の案が常に最善とは限らないので、他の人の視点や意見で見落としを補うことが重要だと思っています。
ー自身を過信せずチームメンバーを信頼している姿勢が素晴らしいですね。具体的にどのような勉強会を開催しているのでしょうか?
週に1回、新しいプログラミング言語に触れる時間を設けたり、輪読会を開催したりしています。例えば、Go言語の標準パッケージを担当ごとに分けて発表したり、セキュリティに関する知識を深めるための輪読会を行ったりしています。
ー勉強会のテーマはどのように決めていますか?メンバーからの提案ですか、それとも眞田さんの提案ですか?
テーマ自体はメンバーからの提案が多いです。たとえば、『この本で輪読会したい』『Go言語の標準パッケージについて学びたい』というリクエストがあれば、それに基づいて勉強会の内容を考え、企画しています。
ー勉強会を通して業務に何か良い影響などはありましたか?
そうですね。レビューの質が向上しました。以前は個人の感覚でレビューをしていました。なので世間的な所作を知るため、またそれらをメンバーにも知ってもらうために「Google's Engineering Practices documentation」の輪読会を実施しました。
その結果、プルリクエストやコードレビューの進め方が統一され、チーム全体で効率よく進められるようになりました。
メンバーからの提案をきっかけに、どんどん新しいものが増えていくGo言語の標準パッケージについて理解を深め、業務の幅を広げることを目的とした勉強会を企画しました。標準ライブラリの使用方法の発表会を行うことで、メンバーが車輪の再発明をすることなく、標準ライブラリを活用した開発ができるようになりました。

ーしっかりと勉強会で学んだことが実務に生かされていますね!一方で、勉強会やチーム作りの中で、特に難しかったことや苦労されたことがあれば教えていただけますか?
はい。当初、GigaCastは仕組みが複雑で、限られたメンバーしか扱えない状態でした。その結果、一部のメンバーに業務が集中するという課題が生じていました。この状況を改善するために、新しいメンバーに知識を習得してもらうことを目的に勉強会を開催しました。
しかし、私が『伝えたつもり』になっていただけで、実際には十分に理解してもらえないことがありました。自分とメンバーの理解度のギャップに気づき、悩むことも多かったです。
そのため、教えるだけでなくアウトプット中心とした学びにシフトしていきました。
ーアウトプットを中心とした学びにシフトをして、眞田さんが悩んでいたことは解消できたのでしょうか?
はい、以前と比べるとGigaCastの仕組みに対する理解度が大幅に向上し、不具合調査の解像度も上がりました。特に、メンバーがやり方だけを追うのではなく、仕組みそのものを理解するようになった点が大きな成果だと思っています。
ただ、一部ではまだ課題が残っていると感じています。GigaCastは障害の発生頻度が高いわけではないため、時間が経つと細かい部分を忘れてしまうケースもあり、100%の解消には至っていませんが・・
ーそうだったのですね!でも、その理解度の違いに気づけたのも、日頃から眞田さんが、メンバーに寄り添いながら積極的にコミュニケーションを取っているからこその気づきなのではないでしょうか?
言われてみればそうかもしれないですね。現在は私のコーチ含めた3人で、2on1を定期的に実施することで、メンバーの意見を吸い上げるようにしています。
2on1を実施する前からも、どこまで理解しているか、業務でつまずいている点がないかなどを個別で確認していました。
ー次はどういった学びの施策を考えていますか?
引き続きGigaCastの製品に関する勉強会を開催したいです。前回は一部の内容に対してだけ実施したので、次回はその内容を広げていきたいです。
というのも、初めは入社したての方も多かったので、キャパオーバーにならないようにカリキュラムの範囲をしぼっていました。
メンバーが無理なく学べるように意識しています。
ーメンバーのペースに寄り添いながら無理なくステップアップできる環境を作っているのですね。そんな眞田さんが、これから目指していることを教えてください。
チームとしては、LOGOSWARE Xeのプロダクトマーケットフィットさせて、利用顧客を増やしていきたいですね。
個人としては、バックエンドエンジニアとしてさらに成長して開発力を上げてプロダクトと一緒に成長していきたいです!
ー素晴らしいですね!その目標に向けてこれからどんなことにチャレンジしていきたいですか?
学んだことを人に伝えて成長や行動を促したり、何もしなくても勝手に成長できるような環境をつくっていきたいですね。
ー「成長できるような環境をつくる」から思い出したのですが、眞田さんが個人で書かれているブログも、その取り組みの一環だったりするのでしょうか?
最初は、自分の開発力を上げるために、知識を記録として残したいという気持ちや、エンジニアとして文章を書く力も必要だと思って始めたものです。でも、確かに、そのブログをチームのメンバーに見せたり、メンバーが理解を深められるようにブログに問題をつくっていたりしているので、結果的には関係しているかもしれませんね。
★終わり★
眞田さんありがとうございました!
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