【Detroit: Become Human うちの主人公たち】

※本記事は、ももちの「Detroit: Become Human」プレイ記録・感想・考察・小噺等々を書き記したものとなっております。

※下記必読

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1周目リプレイもとい2周目メモ読み返してる。

Detroit: Become Human 1周目リプレイ(のつもりだった2周目)

これね。自分のメモとゲームプレイの景色を追体験できるこの時間が一番楽しいまであるよな。うちの主人公たちについて学びを得ましょう。ていうか以下に設けた区画でうちの主人公たちについての想いや考察や定義を語りきってしまうつもりでいるので、やたら長くなるだろうなとは思ってそれでも書きますね。

〈コナー〉

うちのコナー、この出来立てほやほやの完成したての頃はむしろ不自然だったよな、人間らしい動きとか親しみやすさをただ模倣して再現してるだけ、みたいな空っぽな雰囲気ある。まあそれくらいのことはたぶん、DBHくんもそのつもりで[人質]のコナーを描いてるとこありそうだしな。特に、泣き叫ぶ母親を無表情で眺めるところから始まったのに、ダニエルとの交渉が始まると(特に日本語字幕からそれを強く感じたから書くけど)「やあダニエル」だもんな。あそこで「やあダニエル! 僕はコナー。」から始まるの正直ホラー。私には違和感がすごかった。なんか、コナー本人は全然同類だと思ってなさそうなのに、変異体である君と僕は同胞だろう?みたいな雰囲気を無理やり出してきてそうな感じ。不気味だった。ハンクに対して「適応する」でいこうとしてたのも、彼本人の気持ちとしては「ハンクのような一緒にやっていかないといけない仕事仲間にはそうするのが適してる」って感じだったのかもだけど、実際は「過度に機械めいていたり過度に媚を売るのではなく、さも“自分”がありそうな態度で同僚に接するのが人間の模倣をするアンドロイドとしての正解だから」みたいなプログラムが働いていたり……するんじゃないのかな、と、こちらに思わせるような雰囲気があるよね、うちのコナー。あー、でもってそこから、実はコナー本人はもっとハンクのことを知りたがっていて、もっと人間の捜査官らしさを知りたがっていて……。その、ワクワクとむずむずがコナーの中で起こっていたであろう中で、[鳥の巣]でハンクを助けた後の身動きがアンドロイドすぎるせい(だと私は思ってる)で、ハンクがコナーにパートナーとしてかける言葉を思わず飲み込んでしまったシーンが切ないんよなあ。もしここでハンクが歩み寄れていれば、うちのコナーはもっとおめめのキラキラしたアンドロイド生を楽しむ愉快な男になっていたかもしれないよね笑 くあーー!そう!そんでハンクの家で、彼がやっぱり警察官なんだと知って少しずつ、同僚としてだけでなく協力する心ある者同士として共感していくというか、ふぅん?みたいになっていくんよな。からのエデンクラブとブリッジは、たぶんうちのコナーとハンクにとって一緒に動揺を共有した時間だったんじゃないかと。一緒に戸惑ったよな。うちのコナーとマーカスの両者が基本いつも「戸惑い」なのなんか兄弟みたいで良いよな(この話下のマーカスに着いての考察でも加えて話してるから良かったら読んで)。

〈マーカス〉

うちのマーカスやっぱりお茶目だよな…?お茶目だしカールのこともカールの絵もめちゃくちゃ好きだったんだと思う。まだ一つの生命としての自覚に至る前のマーカスは、まさしくカールのペット……みたいなもの、で、あった側面はあったんじゃないかなあ。カールの思いは別としてね。人間に飼われて愛されてそれが嬉しかったアンドロイド。あくまでうちのマーカスの話だけど。んあーーここなんよ、ジェリコに着いてメンバーの前で打ち明けるのが「戸惑い」なんだようちのマーカスは。戸惑いなんだよなあ…!!あらゆる局面において。彼は。でも火はおこすしみんなと話すんよ。だって彼はこれまで、カールのペットのアンドロイドちゃんでしかなかったんだから。優しくすることしか知らないのね。くああ、でも、それだけじゃないと。メモの私が言ってますね、この時のマーカスには怒りだってあるんだと。……本当かなあ。というのも、たぶん、うちのマーカスにおいては、その怒りはここでルーシーに言われて初めて自覚した心の部分だった可能性はあるよねって。ひどい状態のアンドロイド処理場を見て、自分もその中の一つで、なんとか辿り着いたジェリコに戸惑いを隠せなくて、そこまできてようやくここで落ち着いてルーシーに向き合ったとき初めて、この心の残りの部分は怒りだったことに気がつくような。というか、そう解釈しないと私が納得できないから、申し訳ないけどそうであることになってしまうんだと思う。それはもう、彼らのプレイヤーとして存在する私がいくら否定したって否定しきれない部分なんだから、素直に「うちのマーカスはこうです」って言ってしまっていいんだろうけど。えふゴウを経て悟やハーイスたちに、不可能でも彼らを思いやって向き合いたいと思ってしまってるから、なかなかそう言い切れない。うはあ、ほらあ、[命をつなぐもの]でジョンだっけ、警備のアンドロイドを放したところとかからも分かるんですよ、うちのマーカス善に生きてたんだって。

くあーー、ええとまず、うちには「うちのマーカス」がいるように、この方にも「この方のマーカス」がいて、その上での考察だと認識していることを前提として書いておいて。でもって、マーカスが「人を信じ、人を愛せるアンドロイド」であるって話に至る流れにだいぶ納得した。んんんやっぱなんよ、そういう育ちだったんだから、と、私は解釈してるなあ。ほんで上のコナーの項で話した「うちのコナーとマーカスの両者が基本いつも「戸惑い」なのなんか兄弟みたいで良いよな。」っていうやつ、二人が同じRK型っていう、本編的には「(CL社の思惑実現のためにも)割と高性能な方」として作られていたのかな?この共通点から考えても、彼らが人間社会の中で似た気付きとしての「戸惑い」を感じてたことってもしかしてデカい……?くああ、カールのお墓参りのところのマーカスが、周回重ねるたびにいつか強い意志を彼に伝えられるようになるのだろうか、って私言ってたけど、それができなくたってうちのマーカスは彼らしいと今は思うな。うちのマーカスは強くなくてはならない、なんてことは全くないから。リプレイ(2周目)メモの「うちのマーカスは…人並みに悩める分、人並みに理屈抜きでも頑張ろうと思える人だろうから、まだ歩んでみよう、もうあと少し、をここで決心できたんじゃないだろうか。」ここだいぶうちのマーカス濃度高い。わかりが深いです。

〈カーラ〉

ねえやっぱうちのカーラめちゃくちゃしっかりしてる。変異した夜、最初にアリスを守りに行くんじゃなくてトッドに毅然とした足取りで説得しに行ったの強すぎる。からの、首絞められてアリスの元に先行されたらそりゃ当時の私も怒りでズカズカ階段上がって行きますって。でも純粋…!ちゃんと純粋なんよ。玄関から出ようとするし上手く解錠できなくて手間取るし。ラルフに対するしっかりした対応もうちのカーラっぽいなあ…。この、しんどいところを見せてる暇があったら私しっかりしてますよってところを主張していくような、薄い強さの壁の下に弱いスライムがぽちゃんとある感じの精神性、正直めちゃくちゃ私の生き方との共感を感じるから、たぶんそういう反映のされ方はしてるんだと思う。ズラトコの作った怪物たちを初めて見た時の動じなさも、まあ当時のカーラはリセットされてはいてもそれでも、うちのカーラらしい気丈な姿勢の現れだったのかもしれないよね。ジェリコ着いてマーカスと話した時のカーラを、リプレイ(2周目)の私は「クール」って表現してたけど、たぶん違うんだと思う、彼女はこんな時でも、マーカスに対して気丈に接してたって話なのでは。んんんんん、再会したトッドに対しても強い姿勢を崩さなかったところ、こういうところこそうちのカーラの強くそして脆いところなもんだから、いつか、うちのカーラが誰かに甘えて弱いところを晒して一緒にいられるような相手ができたらなあ、とは少し願ってしまう。うちのカーラに幸せになってほしい。安らいで生きてほしい。生きて…ほしかったんや……;;;……でも、最後にアリスに、ありがとうって伝えてた時のうちのカーラは、弱くなれたかは分からないけど、素の自分をさらけ出すことはできていたよね。

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