「ココロの声ってどうして聞こえるの?」
今朝、ミチカが集団登校の待機中にこんな風に訊いてきました。
伏線は昨夜の出来事。ミチカの宿題を見てあげていた時に、筆入れの普段開けない場所に小さく折り畳んでしまわれた解答用紙。(ありゃ!この点数…見せれなくて、隠したのかな?)♡主観の思い込みが発動♡
「隠したの?」「どうしたかったの?」訊きたい気持ちをグッと抑え、彼女の意思に任せることに。
しか〜しっ!こみ上げてくる勝手な心配を押さえ込むことができず、勝手に「ミチカも切り出すタイミングを図っているかも」と正当な理由をでっち上げ、訊いてしまいました。ただし、回りくどく。
「ミチカぁ、ココロの声って聞こえることある?」
「えっ?ココロの声って何?」
「うん、口から喋んなくても聞こえるような、聞こえないような、自分の声とか、他の人の声とか(まずい、行き当たりばったりになってきた)」
「お話ししてないのに聞こえるのって怖いよ〜」
「(ご指摘の通り!!)」
その後は、「大切な人が(例えば家族とか)辛い思いをしたり、悲しんでいたりしていると、お話ししてくれなくても、ココロの声を受け取った(「聞こえる」は怖いと言われたので言い換えた)なぁって感じることがあるんだよ。」みたいなことを言ったような言わないような。ミッションはコンプリートできませんでした。
で、冒頭の朝。彼女なりに解釈をして、理解を進めようとしている様子。
「昨日のさぁ、ココロの声のことだけど、口からじゃないとしたらどこから出ているの?私にも聞こえるのかなぁ?」
「そだね〜、例えばさ、ミチカが何かを伝えたいときは先ず頭で考えてから話すでしょ?(うん。)でさ、悲しいとか嬉しいとかそういうのってどこでどんな風に感じる?(うん、ココロかなぁ、やったぁとか)だよね!その時の“やったぁ”みたいなのがココロの声かな。口で喋る前に、頭とかココロの中にある言葉のこと。」
「そっかぁ。じゃぁ、喋ってる時みたいに耳に聞こえるわけじゃないんだね。聞こえたら怖いなぁって思ってたんだ」
なんか、彼女なりに自分の思考や感情について理解が進んだ様子。当初の目的とは違う場所に着地したけれど、チッチが勝手に設定した目的地だから問題ありません。結果、お互いにいい経験と成長の出来事でした。
ちなみに、筆箱の例のやつは、気に病むほどのブツではなかったよう。サトミがしっかりフォローしてくれていました。(ストレートに訊いちゃったんかい!!!!)まぁ、ナイスチームプレイ。
いってらっしゃい。今日もありがとう。