大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(東京大賞典)
有馬記念は外枠が不利です。とくにフルゲート16頭の⑯番は地獄の大外。行きたくても遠く、控えると位置が下がりすぎます。そんな見え見えの不利枠を引いた馬を◎にする物好きもいるのが競馬の面白いところ。というか、横山和タイトルホルダーの序盤は完璧でした。スタートを決めて馬に負担のかからないクリーンな挙動で2番手。1周目には当たった気になりました。結果は5着でしたが、個人的には納得。
さて有馬が終わっても年が明けるまで、まだ逆転のチャンスはありますよ!12月29日(水)の大井11R、東京大賞典です。有馬記念を買ってみたけど、当たらなかった。惜しかった。さっぱりだった。当たったけど、まだ足りない。そんな多様なニーズに応えるように、大井競馬場が用意した年の瀬の大レースです。三谷紬アナウンサーがMCを務め、ゲストに相羽あいなさん、ほのかさんを迎えてJRA競馬だけでなく南関東競馬にも誘うYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#51をご覧ください。至極まっとうに勧誘している筆者に対し、三谷アナが冷たいです。お勧めの口上はこちら。「南関競馬は月から金曜開催、JRAと合わせると、ほぼ365日毎日競馬。ソシャゲのログボと一緒で朝イチにイン、ちょいちょい操作したら時々大きなSSRがバーンと…」。
◎⑮サンライズノヴァ。
また大外かよ。
はい、また大外です。ただ中山芝2500メートルに対し、大井ダート2000メートルは外枠がそこまで不利ではありません。大井の馬場傾向をつかむのは難しいのですが、馬場うんぬんではなく、ダートの内枠でもまれると、歴戦のタフ戦士といえども前の馬が蹴って飛んでくる砂がつらいからです。大外なら砂をかぶる心配がなく、スムーズな競馬ができます。前走チャンピオンズCは5着でしたが、仕掛けのタイミング一つで馬券圏内があったかも…と思わせる内容と出来の良さでした。これは松若騎手も悔しかったはず。引き続き調子が良く、折り合ってレースができる今なら距離も大丈夫。今回は先行勢の直後あたりからレースを進めるそうです。騎乗する松若も前走のことがありますから、勝ち負けになる仕掛けをするはず。
○⑨オメガパフューム。
東京大賞典3連覇中。大井では10戦5勝、2着4回。今年6月の帝王賞では、大井で初めて馬券圏内を外す5着でしたが、冬の方がいいタイプとみています。ここがラストランですが、能力に大きな衰えは見られません。それでも4年も一線級をキープする馬はそうそういないのも事実です。ピーク自体は過ぎたと思いますが、経験と地力でどう補うかがポイント。
▲⑪ミューチャリー。
パイロ産駒は基本的に完成が早めで、古馬になってぐんぐん良くなるタイプはそれほどいませんが、この馬は成長力のある牝系のおかげか、5歳でも力をつけています。JBCクラシックのタイトルを初めて南関東に持ち帰った英雄。昨年5着。2、4着馬は不在で、3着馬とは0秒1差。その3着馬は9歳ウェスタールンドですから、5歳でまだ伸びているこの馬にチャンスは十分。
馬券は
3連単フォーメーション
<1着>⑮→<2着>⑨⑪→<3着>①③⑤⑨⑪⑫。
<1着>⑨⑪→<2着>⑮→<3着>①③⑤⑨⑪⑫ で計20点です。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC