大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(函館記念)
先週のプロキオンSで栗毛、栗毛と騒いでいたのは全国広しといえどもこのコラムぐらいだと思いますが、なんと!1着メイショウカズサ(栗毛)、2着トップウィナー(栗毛)!もちろん両方とも印は入れてあります!馬連5万3680円!
――すみません、◎ペプチドバンブー(黒鹿毛)が行方不明でした(11着)。栗毛を強調するなら、栗毛BOXぐらい振り切るべきでしたね…。
日曜(7月18日)の函館11R函館記念を予想します。昨年のこのレースでは、13番人気2着だったドゥオーモを2番手に取り上げていました。勝った15番人気アドマイヤジャスタは気にも留めていなかったので完敗ですが。今年こそ。
さて、ローカル重賞の傾向はそうそう変わるものでもありません。函館記念は内枠と先行馬。これが基本です。昨年はアドマイヤジャスタが中団から差し、ドゥオーモが後方から追い込みましたが、好位勢が凡走したのも大きい。そんなにズバズバ差し追い込みは決まりません。
◎③ワールドウインズ
内枠の先行馬。巴賞(5着)はいかにも休み明けというレースぶりで、いやーちょっと懐かしくなりました。近年はG1に出てくるような一流馬が休み明けでバンバン走りますし、ひと叩きという概念も薄れていますが、ローカル重賞ではまだまだ「1回使って良化」が生きていますね。陣営のコメントも「前走も体調面は良かったが、気持ちが入っていなかった。使ったことでスイッチが入れば」というもの。滞在の中1週で勝負駆けというシチュエーションに燃えます。 お母さんのエイジアンウインズはデビュー2戦目も含めると生涯3回あった「叩き2走目」で2勝、2着1回。生涯2回あった中1週は2戦2勝。デインヒルのタフさが出ていた馬で、それは受け継がれていると思います。
○⑤ジェットモーション
こちらも巴賞組(7着)。スローで流れに乗り損なったうえ、前がふさがる不利もありました。追い切りでは全然動かなかったのですが、これも陣営が「いつもモタモタしている。今回はむしろいいぐらい」と自信満々。これは信用すべきコメントかと思います。そんなに反応は良くないものの、しぶといタイプ。平たん小回りで早めに仕掛けるのが勝負スタイルがこのレースに合いそうです。
▲⑧トーセンスーリヤ
函館では3戦して2着3回。ちょっと上がりのかかる流れを好位から踏ん張るタイプで、枠も外すぎず。逃げ馬不在ながら、あまりスローにすると切れ味負けするのは分かっているので、早めに自分から動いていくでしょう。いい形で直線を迎えられそう。
フェブラリーS覇者カフェファラオが初芝で出てきます。芝はともかく最内枠。かぶせられると良くない馬なので消します。
ひと言診断。
馬券は
3連単フォーメーション。
<1着>③ → <2、3着>⑤⑧ = <2、3着>②⑤⑧⑩⑫⑭⑮ 22点。
押さえに
3連複フォーメーション。
③―⑤⑧―②⑤⑧⑩⑫⑭⑮ 11点。
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC