見出し画像

大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(セントウルS)

夏競馬、終わっちゃいました…。夏競馬ラストの新潟記念は洋芝専科とみていたマイネルファンロンに外ラチ大外一気を決められ、これはまあ狙っていた方におめでとうと言うしかありません。新潟最終週で毎年渡り鳥のように活躍していた◎パルティアーモは11着。道中、左にもたれていましたが、相手強化で重賞の壁に当たったということでしょう。渡り鳥的には縄張り争いに負けた感。来年もう1回…と言いたいところですが、クラブ法人の馬なので来年3月で引退の規定があります。夏の傷口はいつまでもうずくのです…。
でも競馬の暦は今週から秋競馬。気持ちが改まります。

日曜(9月12日)の中京11RセントウルSで、開幕ダッシュを決めましょう!

セントウルとは半人半馬ケンタウロスの英語読みで、阪神競馬場のシンボルでもあります。本来は秋の阪神開幕週に行われるレースですが、京都競馬場が大改修中→秋の京都G1は阪神で代替→京都施行時期に合わせて阪神を開催するので本来の阪神を中京で実施…という多重スライドによって昨年と今年は中京開催になっています。開幕週のスプリント重賞、スプリンターズSのステップという立ち位置は変わりませんが、阪神と中京で傾向は変わるところもあります。

理屈はいろいろあるのですが、おそらく距離短縮組が強いと思います。

昨年の中京セントウルS、17頭立てで距離短縮は6頭。1~3、7、8、17着。堂々のワンツースリー独占です。秋の阪神開幕週は高速化しており、夏のスピードスプリントの延長になりがちですが、中京だとそこまでスピード特化にならない。にもかかわらず開幕週でスプリンターがやり合う形になり、前走より忙しくなって一呼吸置く短縮の馬が浮上するという算段です。今年の短縮馬も6頭。この6頭の査定が最優先です。

◎⑧レシステンシア
ただでさえ実績上位の馬が短縮ローテ。無理に逆らわなくてもいいのでは。高松宮記念ではダノンスマッシュから首差の2着。前走ヴィクトリアマイルも勝ち馬グランアレグリアを別格とすれば、2着ランブリングアレーから首、首、首、首差の6着ですから悲観するほどでもありません。

○⑭クリノガウディー
4歳時に高松宮記念1位入線4着降着がありますから、中京芝1200メートルが悪いはずもありません。2歳時に朝日杯FS2着。古馬になって紆余曲折があり、大不振も経験しつつ5歳に再浮上は、いかにもロベルト系らしいタフさがありますね。

▲③ラウダシオン
安田記念14着からの短縮ローテ。NHKマイルCを勝ったG1覇者ではありますが、それはそれとしてG1前の前哨戦でめっぽう強い戦績。左回りの方がいいのもあるので、力の入るところです。

あと☆⑪カレンモエはスプリント重賞の安定勢力。さらに短縮2頭②シャインガーネット、⑬ナランフレグ。あと⑮⑰の8枠3歳モーリス産駒2騎を押さえます。

ひと言診断。

スクリーンショット 2021-09-11 11.50.21

馬券は
3連単フォーメーション
<1着>⑧ → <2、3着>③⑪⑭ = <2、3着>②③⑪⑬⑭⑮⑰ 30点。

text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC