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大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(天皇賞・春)

今回はYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)の美味しい競馬#26も公開中で、そちらでも言及したのですが、昔から競馬をしている方にも、わりかし新規の方にもお伝えしたいコンセプトがあります。
生涯天皇賞・春回収率。

筆者は今後、よほどバカ勝負して全部負けない限り、生涯天皇賞・春回収率はプラスです。エリモエクスパイア('07年)とエイシンフラッシュ(‘11年)とフェノーメノ(‘13年)のおかげです。筆者は収支をつけるので、一つのG1に関する通算回収率を出すことができます。新規の方にも、全レースとは言いませんが、G1ぐらいはいくら買っていくら勝ったいくら負けたを記録しておくことをお勧めします。昔からの競馬ファンで収支をつけていない方も、ネット投票をしていれば近年少しは振り返り可能ではないですか?ざっくり振り返って生涯天皇賞・春回収率と、ついでに他のG1の生涯回収率を推定してみてください。G1レースごとの生涯回収率は、どのG1が得意か苦手か、回収率が高いか低いか、自身の馬券傾向が見えてきます。苦手と思っていたレースで案外プラスだったり、よく当たっているのにマイナスだったり。3年で傾向が見えます。筆者のように20年スパンだと、得意G1は何年かに一度チャンスが巡ってくるし、苦手G1はどう予想しても当たらない…ことが分かってきます。ちなみに直近のG1に関しては、生涯桜花賞回収率が「過去2回の大勝があってプラス」、生涯皐月賞回収率は「過去1度大勝はあるものの、ホントその1度だけでマイナス」です。それに比べると天皇賞・春は、過去20年で4勝ですが、大勝レベルの勝ちが複数含まれており、先述した通り生涯プラス確定レベル。勝てるところで勝つ。これは鉄則と言えましょう。
さあ天皇賞・春は日曜(5月2日)阪神11Rです。

◎②アリストテレス

前走の阪神大賞典7着完敗は見ているこちらも目が点になりました。身体面の仕上がりは悪くなかったと思いますが、レース中のテンションが高すぎました。4歳世代は3冠馬コントレイルと3冠牝馬デアリングタクトとも年明け初戦につまずき、とくに牡馬は世代レベル的な問題がささやかれますが、あまり気にしないことです。5歳・6歳世代も世代のエース格でここに出てきているわけでもないので。テンションが高すぎた前走を度外視してみると、落ち着きがあって普通に走れば巻き返し必至となります。

○⑰オーソリティ。
大外枠ですが、18頭立て大外18番だったアルゼンチン共和国杯を完勝しています。父オルフェーヴルは大外18番の天皇賞・春(’12年)では、単勝1.3倍で11着と派手に負けましたので、8枠に仲良く並んだ産駒3頭が父の雪辱を誓います。
さて◎○とも、2代前にシーザリオがいるという血統的共通点があります。最初のコーナーまでの距離が短く、ポジション志向の強い騎手に向きそうな外→内回りの阪神芝3000メートルだけに、いずれもシーザリオ+名手加点が望めるこの2頭は、走るならまとめて…の感もあります。

▲⑧ディバインフォース。
高配のポイントはこの馬です。ダッシュがつきそうにない馬体のつくり、何かチョコマカ感のあるフットワーク、ワークフォース×母父ゼンノロブロイという血統、菊花賞4着なのに2勝クラスをなかなか勝ち切れなかったジリっぽさ。その全てが「ぼくステイヤーだよ」と訴えかけています。阪神での格上挑戦、距離延長なら、持てる能力の最大限を出せる気もしています。まあ全然足りない恐れも当然あるのですが、生涯天皇賞回収率プラスの鍵は、このタイプです。

馬券は
3連単フォーメーション。
<1着>② → <2・3着>⑧⑰ = <2・3着>①③⑤⑦⑧⑫⑭⑰  26点。

押さえに3連複フォーメーション。
②⑧⑰ ― ②
⑰ ― ①②③⑤⑦⑧⑫⑭⑰  19点。

text:仙波広雄@スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC