大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(札幌記念)
ギャンブル芸人じゃいさんと札幌記念予想&競馬トークをYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)美味しい競馬#36で公開しています。よろしくお願いします!
さて19日の夜、英国のヨーク競馬場でG1ヨークシャーオークスが行われ、ディープインパクト産駒スノーフォールが問答無用で圧勝しました。スノーフォールはアイルランドのサラブレッド統括組織クールモアが、ディープインパクトに種付けするため日本に繁殖牝馬を送り込んで、日本で生まれて欧州に輸出された馬です。クールモアのフットワークの軽さには感心しますが、ディープインパクトは19年7月に天に召され、せっかくディープの血が欧州も席巻しそうでも二の矢は多くありません。現1歳、2歳にも同じ経緯の馬はいて、加えてサクソンウォリアーとかスタディオブマンとか、欧州でG1を勝って当地で種牡馬入りしているディープインパクト産駒はいるのですが、いかんせん矢玉が少ない。スノーフォールは牝馬ですしね。キズナ、リアルスティール級のディープ直子の種牡馬を欧州に送り込めば人気が出そうだ…と妄想しています。日曜(8月15日)の札幌11R札幌記念は、この書き出しから分かる通りディープインパクト産駒狙い。リアルスティールの妹、スタディオブマンの親戚、キズナとも父、母の父が同じ配合であるラヴズオンリーユーに◎です。
◎④ラヴズオンリーユー
この馬の牝系は、曽祖母ミエスクがポイント。’80年代後半に欧州マイルのトップに君臨、さらにアメリカ遠征でもBCマイル連覇。実にG1を10勝した名馬中の名馬。競走馬にとどまらず母としてもとびきり優秀で、産駒にキングマンボがいます。キングマンボはキングカメハメハの父。ディープ×ミエスク系から、スタディオブマン、リアルスティール、ラヴズオンリーユーと3頭ものA級産駒が出ていますから、相性は文句なし。札幌記念自体、一流馬が比較的ストレートに力を出す舞台で、ディープインパクトやキングカマンボなどの一流種牡馬の血と相性がいい。リアルスティールの走りを踏まえれば、札幌記念を使っていれば確実にいい結果だったと思いますし、その妹であるラヴズオンリーユーに関してもそう思います。ここを使ってBCフィリー&メアターフ出走とのことですので、レースこそ違うものの米国遠征は曽祖母ミエスクに倣うがごとし。まあミエスクはBC遠征前、いずれも2着に負けているのが心配ではあるのですが…。
○①ステイフーリッシュ
ステイゴールド産駒はJRA10カ所の競馬場のうち9カ所で重賞を勝っていますが、札幌競馬場だけ勝っていません。不思議ですね。ステイゴールドは母の父ディクタス、かつディクタスの代表産駒サッカーボーイの近親。ステイゴールドとサッカーボーイは気性がよく似ていて、サンデーサイレンス産駒のなかでステイゴールドはディクタスの薫り高い、かなり異質なタイプです。ディクタスと言えば夏競馬…って、軽く25年以上前の話ですが、小回り巧者多数のディクタス質が強いステイゴールド産駒から札幌重賞ホースが出ていないとは。ステイフーリッシュは現役ステイゴールド産駒で最も若い6歳世代。能力的にも、今年この馬でだめなら、ステイゴールド産駒の札幌重賞Vは厳しいでしょう。事実上のラストチャンス。勝負強いステイゴールド産駒なら、ワンチャンスでツモってしまう気もするのです。
▲⑬ソダシ
オークスで一敗地にまみれたとはいえ、無敗の桜花賞馬。今年3歳牝馬ナンバー1の座は揺るぎません。裸同然(と書いた関屋記念のソングラインは負けてしまいましたが…)の52キロは有利。ちょっと行きたがるタイプだけに大外枠がポイント。ロスして2着までの公算大とみて▲にとどめました。
ひと言診断。
馬券は
3連単フォーメーション
<1着>①④ → <2着>①④⑬ → <3着>①②④⑤⑦⑧⑩⑬ 24点
text:仙波広雄@大阪スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC