大胆に予想!『美味しい馬券〜「美味しい競馬」スピンオフ〜』(桜花賞)
通常モードに戻ったYouTube(logirl 【テレ朝動画公式】YouTube)の美味しい競馬#24も公開中です。桜花賞を詳しく予想していますので、よろしくお願いします。
先週の大阪杯は「ディープインパクト産駒とどう付き合うかを考えるレース」でした。結果的に1着父ディープ、2着父の父ディープ、3着父ディープ、4着父ディープ(◎グランアレグリア)。13頭立ての4→6→1番人気の決着で3連単10万6210円ですから、結果的に美味しい決着。牝馬>牡馬と予想していたのだから、○レイパパレからの馬券にも手を広げるべきでしたか…。さて。
日曜(4月11日)阪神11R・桜花賞
無敗4連勝で阪神JFを制した白毛馬④ソダシが出走してきました。いま競馬を見ている人はサラブレッド史の転換点に立ち会っているかもしれません。サラブレッドの毛色は日本では栃栗毛、栗毛、鹿毛、青鹿毛、黒鹿毛、青毛、芦毛、そして白毛の8種類です。そのうち芦毛は現在のサラブレッドをさかのぼると、多くはオルコックアラビアンという18世紀の1頭のアラブ種に至ります。芦毛は両親のいずれかが芦毛でないと産まれませんが、メンデルの法則により、親が芦毛なら子は50%の割合で芦毛になります(ヘテロ芦毛の場合)。これは白毛も同じ。つまり、300年先に白毛がいまの芦毛のような「ちょっとだけ珍しい毛色」になる可能性は十分にあります。オルコックアラビアンの芦毛遺伝子を大きく広めたのはザテトラークという大種牡馬であり、ソダシから白毛を広める種牡馬が産まれる未来を想像しましょう。母ソダシならサンデーサイレンスの血は4代前。配合の幅も広いですね。無敗4連勝で2歳女王。大種牡馬の母としての資格は既に十分です。▲。
ソダシと阪神JFで大接戦を演じたのが⑱サトノレイナスです。 ソダシもサトノレイナスも阪神JFから桜花賞に直行。いずれも順調に成長していますが、休み明け適性なら断然サトノレイナスでしょう。休み明けからの立ち上がりが早いディープインパクト産駒、母もアルゼンチン3歳牝馬チャンプですから、仕上がりは早い。休み明けに強いというより、休み明け勝負タイプ。○。
前述の人気2頭を2、3番手に回して◎は別の馬です。
◎⑤アカイトリノムスメ。
3冠馬×3冠馬、G1を父母で12勝という配合自体は類似のものがありますが、この馬は両親とも同オーナー。もっといえば父、母、母父、母母まで一緒。金子真人オーナー(名義は金子真人ホールディングス)の掌中の結晶は、すなわち現代競馬の結晶でもあります。国枝厩舎のお約束らしく新馬を負けて、東京芝マイルを重賞含む3連勝。しかもこの血統。1番人気でも全く不思議はないプロフィルですが、ほかならぬ同馬主にもっと目立つソダシが、同厩舎に自分より目立つサトノレイナスがいるおかげで、わりと平穏に本番を迎えられます。クイーンCは辛勝でしたが、母のアパパネはG1勝ちが5つとも全部接戦でした。勝負強さが長所です。◎。
馬券は3連単フォーメーション
<1着><2着>⑤=<1着><2着>④⑱―<3着>④⑦⑧⑬⑮⑯⑱ 24点
text:仙波広雄@スポーツニッポン新聞社 競馬担当/【logirl】でアーカイブ公開中『美味しい競馬』MC