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一般選抜と総合型選抜〜違いは何?どっちを選ぶべき?〜

 一般選抜と総合型選抜は、選考方法やそれにむけた対策が大きく異なり、どちらを選択するかで高校生活の過ごし方も変わってきます。今回はそんなみなさんの悩みを軽減するべく、一般選抜と総合型選抜の違いや選び方について解説していきたいと思います。

評価軸の違い

 まず、一般選抜と総合型選抜の形式の大きな違いは評価の軸です。一般選抜の評価の軸は「学力」であるのに対し、総合型選抜は、「志望理由」や「活動実績」など評価の軸がさまざまです。つまり、一般選抜は学力重視の「一律」であるのに対し、総合型選抜は「多様」であるということです。

 一般選抜で受験する場合は、共通テストや個別試験に向けて特定の教科・科目を勉強していれば、基本的にどの大学でも対策が有効です。一方、総合型選抜での受験の場合、A大学に焦点を当てて対策を進めていても、併願のB大学では十分な対策になり得ないことがあり、受験する各大学の特徴に合わせてそれぞれの対策をしていく必要があります。

 そのため、一般選抜は評価軸が一律なので、滑り止めの大学に対してもほとんど同じ対策で有効になります。対して、総合型選抜は、滑り止めの大学まで考えると、大学により評価軸が異なるため、一般選抜と比較すると容易ではない点があります。しかし、総合型選抜では、その評価軸の多様性が故に逆転合格の可能性も高くなると言えます。


スケジュールの違い

 選考時期についても、一般選抜と総合型選抜で大きく異なります。一般選抜は、12月下旬に出願があり、1月中旬の共通テストから3月までには各大学の個別試験が終了する場合が多いです。対して、総合型選抜は、9月に出願し、11月頃までに試験が行われ、年内に合否が確定する大学が多い傾向にあります。

 仮に、総合型選抜で不合格となってしまっても、年内に入試が終了しているため、そこから一般選抜に移行して再度挑戦することも可能です。その分、対策は詰め込むことになりますが、総合型選抜は受験回数を増やすことができる点がメリットになります。

併願の可否

 一般選抜と総合型選抜は、併願の可否についても異なる点があります。一般選抜は何校でも併願が可能ですが、総合型選抜に関しては募集要項での確認が必要です。基本的に併願が受けられる大学は多いですが、専願のみとしている大学もあります。


選び方

 ここまでの内容をもとに、具体的な一般選抜と総合型選抜の選び方について解説していきます。第一志望の大学・学部が既に決まっている場合は、その大学の総合型選抜の募集要項を確認して、今までの活動実績が大学のアドミッションポリシーにを満たしていれば、総合型選抜に主眼を置き、志望理由書作成など、本格的に対策を進めていくのが良いでしょう。
 
 自分の活動実績が総合型選抜のアドミッションポリシーに満たしていなかった場合は、一般選抜に向けて勉強を進めていくのが良いでしょう。時間的余裕があれば、受験機会を増やすためにも、一般選抜と総合型選抜を両立して対策を行なっていくこともできます。

 ですが、志望大学・学部がはっきり決まっていないということもあるでしょう。その場合は、自分自身の大学選びについての軸を明確にしてみると、自然と大学を絞ることができます。志望校について考えていくなかで、だんだんと自分の中でのこだわりが出てくると思うので、焦らず、周りの人とも相談しながら本当に行きたい大学を見つけていきましょう。

 具体的には、〇〇学が学べる大学、〇〇について研究できる大学、などという学問的な面だけでなく、地方で一人暮らしをしたい、部活の強い大学、GMARCH以上の大学、など人により様々です。その中で、学問的な要望がない場合は、受験校や学部が多様になるため、受験対策の方向性としては一律性のある一般選抜を主として進めていくのがおすすめになります。反対に、何か学びたいことがある場合は、自身の今までの活動実績を考慮して、総合型選抜を検討するのが良いでしょう。


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