見出し画像

「論理」見失った先のコロナ禍五輪!

「論理学者・高橋昌一郎さんに聞く――『論理』見失った先のコロナ禍五輪」というインタビュー記事(構成:山崎聡)が、今からちょうど1カ月前の2021年6月2日付『朝日新聞』朝刊(全国版)文化欄に掲載された。

この記事については、問い合わせを受けることが多く、すでにTwitterなどでも画像と文章が数多く引用されているので、ここに紹介しよう。

画像1

さて、1カ月が過ぎた今も、東京オリンピック・パラリンピックは、開催に向けて突き進んでいる。

日本政府の菅義偉首相は、さすがに「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」とは恥ずかしすぎるのか触れもしなくなったが、「安心・安全」と呪文のように繰り返している。

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は、「東京大会を実現するためには、犠牲を払わなければならない」と発言し、その「犠牲」が何を意味するのかと、大きな批判を浴びた。

東京都の小池百合子知事は、「過度の疲労」のため、6月22日から30日まで入院し、現在の公務もテレワークで行っているという。もちろん、彼女が現時点で何よりも気にしているのは、7月4日に迫った東京都議会議員選挙のことだろう。

ここでは詳しく触れないが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当の丸川珠代大臣、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長ら主要関係者の発言も、相互に比較すると、さまざまな「矛盾」に満ちている。

これは「論理的思考」のよい訓練になるので、実際に彼らのさまざまな発言を比較して、どんな「矛盾」があるのか探してみてほしい。一言で言うと、相互に「支離滅裂」であることがわかるだろう。

要するに、全体像を見渡すだけの一貫した「論理」が破綻し、責任をもってリーダーシップを完遂できる人材が枯渇し、まさに「船頭多くして船山に登る」状況が続いているわけである。

今後何が起こっても、たとえ「船」が「山」に登ってしまったとしても、記事で述べたように「誰も責任を取ることなく、謝りもしない。……全体が、もはやコントのようにさえ思える」未来に変わりはないのかもしれない。

しかし、記事の最後に述べたように、私たち誰にでもできるのは「発信」することである! 読者も、諦めないで、黙っていないで、ぜひ自分自身の意見をネットで「発信」してほしい!

#エッセイ #コラム #政治・社会 #新型コロナウイルス #論理学者・高橋昌一郎さんに聞く #「論理」見失った先のコロナ禍五輪 #インタビュー #朝日新聞 #文化欄 #菅義偉首相 #トーマス・バッハ会長 #丸川珠代大臣 #小池百合子知事 #山下泰裕会長 #橋本聖子会長 #支離滅裂 #船頭多くして船山に登る

Thank you very much for your understanding and cooperation !!!