[ミュージックビデオ制作:一問一答]~必要なソフト編~
こんちは。映像編集のながいです。
現在MV(ミュージックビデオ)制作を主に担当しています。 このシリーズでは、MV制作の流れを一問一答形式で紹介して行こうと思います。 今回は必要なソフト編です。
◆ MV制作 一問一答 ◆
皆さん好きなMVってありますか?色々な趣向を凝らしたものがありますよね。3Dだったり、ストーリー調のものだったり、映画風だったり、一枚絵で一曲通してみたり。それらはどう制作されているのでしょうか。
Q:どうやって作る?
A:PCでソフトを使用するが、制作方法はいろいろ
実写撮影された素材を合成をしたり、イラストをメインに動かしたり色々な制作手法があります。
私の場合は、3DCGで作った背景や2Dのエフェクトなどを使ってアニメ調に仕上げることが多いです。
Q:つまり、制作に何が必要なんです?
A:作れればなんでもいいです
色々なソフトがありますね。AdobeだとPremiereProやAnimate、Aftereffects。無料ソフトだとAviUtl、画像編集ならPhotoshopやIllustratorなど。 実の所、作れればなんでもいいです。カメラで撮影しても何でも。
中には、スマホでカッコいいモーショングラフィックスを制作する方もいます。
「嘘?!なんでも?」と思うかもしれませんが、何でもいいと思います。目的の映像が作れれば何でも。権利周りに目を通しつつですが。
ただし、制作には納品までの時間とコストの問題が関わってきます。外部の方とも連携をとる場合があります。そうなった場合の効率とコストの面で選ぶと良いと思います。
Q:制作にベストなソフトは何ですか?
A:各々得意・不得意のソフトがあるので、目的に合わせて選択します
実のところ、各種ソフトに得意不得意があるので、「これを学んでおけばすべて大丈夫!というソフトはありません。」
私はAdobeのAfterEffectsをメインに、Photoshop、Illustrator、CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)、Blender、UnrealEngine等を使っています。 各々で得意分野があるので、目的に合わせて使い分けるようにしています。
(例)
AfterEffects:コンポジットやテキスト、カメラ、モーショングラフィックス等
Photoshop:テクスチャの書き込み、連番画像の変な部分の修正等
Illustrator:ロゴやベクター素材制作等
Blender:3D背景制作等
Q:ん?何か制作に必要なソフト多くないです?
A:目的に合わせて覚えていったら増えました
これは私が「こういった表現がしたい」と思って覚えていった結果、増えていきました。これも目的によってはここまで必要でないかもしれません。
他の方に依頼すれば良い場合もありますし、得意分野、例えばイラストをメインにという場合は3DCGの知識はいらないかもしれません。
大事なのは目的がどんなモノを作るかであり、技術をたくさん覚えて使うことではありません。品質を担保して簡単に作れればそれに越したことはありません。
Q:ソフト毎の得意・不得意を見ながら、どうやって作るの?
A:次回以降掘り下げていきます。
映像編集が得意なもの、素材作りが得意なもの、レタッチが得意なもの、様々な用途に特化したソフトがあるので次回以降掘り下げていきます。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
~必要なソフト編~まとめ
目的に合わせてソフトを使う。
これがあればOK!というソフトは無い。
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