SSL4000E プラグイン
SSLとは
DTMをやられている方なら多くの方は使っている人が多分多いSSL系のプラグイン。
SSLとはSolid State Logic社の事、ここのミキシングコンソールは特に80年代〜現代にわたって多くのスタジオで使われており、多くのヒット曲で耳にしていると思います。
詳しくはSSL社のサイトで
SSL系のプラグイン
SSL社のコンソールをモデルとしたプラグインは色々なメーカーから数多く出ています。
ミキシングコンソールのチャンネルストリップ、バスコンプ。
その中でもスタンダードなのはWaves SSL4000 Collectionないでしょうか。
私も長年使っており、全チャンネルにインサートするくらい使っており、時間がない時はほぼプリセットを選んでちょこっといじる程度で済ませてしまうくらい。愛用しています。
そこへ来て最近Nativeに力を入れ出してきたUniversal AudioもSSL 4000 Series Console Bundleを発表、というかNativeでも使えるようになりました。
元々はUAD-2やApolloなどのハードウェアがないと使えなかった物がついにNativeにも開放したと言った感じでしょうか。Nativeになって誰でも気軽に使えてサイドチェーンに対応するなど強化されているところもあります。
本家SSLもプラグインを出しています。こちらはSSL9000というモデルがベースになります。
昔はDuendeというハードがないと動かない物でしたが、このDuendeもリリースしてあっという間に市場から消えてしまい、Nativeに移行しました。
音の比較
Universal AudioのSSLを早速買ってみたので、出来る限り同じ設定にして比較してみました。
Waves E ChannelのプリセットのSnareにしています。Univesal Audioもこの設定と同じになるようにしてあります。
と言ってもどこか大きな違いがあると思いますが、そこは目を瞑ってください。なんとなくで思ってください。
音源はXLN Audio Addictive Drums2でJazzkit、スネアの音だけです。
両者ともSSL社の協力で再現されていますが、キャラクター違いが出ておもしろいですね。
Waves SSL E-Channel
Universal Audio E Channel Strip
雑感
Wavesは動作は軽く、アタックが強く、ちょっと平面な感じもしました。
Universal Audioは動作が少し重いのかな時もしました。まろやかな感じで奥行感があり、アナログ感は強いのかなと。
どちらがいいとも言いませんが、それぞれ併用していくでしょう。
音を全面的に出す、とにかく多用するならWaves、音のダイナミクスをしっかりつけてこれというところで使うのであればUniversal Audioかな。
Wavesは新しい環境に更新してバージョンアップするなら支出が出てしまう。ただずっと同じプラグイン名で使えるので、互換性は保たれる。
Universal Audioは今のところバージョンアップで支出が出ることはなさそう(但しNative版が出る前から持っていたユーザーがNativeに対応するためには支出がありそうです。)
とは言っても同じSSLでも別物として考えるのがベストだと思います。
あくまでも個人の感覚です