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モルカー映画を観ろ!!!【映画感想】
PUIPUI、どうもトビタチです。
皆さん、PUI PUI モルカーはご存知でしょうか。ストップモーションアニメで、モルモットと車が合体した生物がワイワイするというアニメです。
Wikipediaによると、ジャンルとしては子供向けだそうです。私は全くそんなことないと思うんですけどね。
そんなモルカーですが、記事執筆現在、映画が公開されています!
あのモルカーが映画館で楽しめるなんて、最高だなぁ…。
今回は映画という事もあり、ストップモーションではなく3Dへと体制を変えています。ですが、アニメ本編とほぼ同じように観れて、違和感はありませんでした。
そして今回は人間の声優が起用されます。文字に起こすとパワーワードだな。
メニメニアイズカンパニーCEO役で相葉雅紀さん。予告編の時点でお芝居が上手で、まさにハマり役でした。
そしてドッジのドライバー役で、大塚明夫さん。これが私がモルカーの映画を観に行く理由の一つでした。
だってモルカーの世界であんな渋い声を出すキャラが登場するのなら、そりゃあ気になりますわよ!!予告編の時点でワクワク止まりませんでした。
さて、ここからレビューに入るので、ここまで読んで、気になった!観に行きたい! という人はブラウザバックを推奨します。観てきてからまた閲覧してくれよな!!
という訳で、ここからネタバレ有りレビューです。
間違いなく、今年観た映画の中で一番面白かったです!これはガチ。
開幕ではカノンとスネークセブン(だっけ?)が何やら追いかけっこ。フーガト短調のギターアレンジがカッコよすぎて心を掴まされました。
そしてメニメニカンパニーでドッジのドライバーが登場するシーン。スネークセブンの殺意マシマシミサイルを素手で受け止めるシーンは爆笑しそうになりました。うぉぉぉーーーー!!!じゃねぇよwww
そこからは、ドッジのうんちを探す話が繰り広げられて、コロコロコミックよりうんち連呼してて何だこれ…って思いました。でも序盤のワイワイ具合は子供向けなら普通だし、後半もこんな感じでワイワイするんだろうなぁ、と思ってました。
しかし、そんな幻想をぶっ壊すような展開が、後半では待ち受けていたのでした。
例えばAIモルカーの正体の話。最初は「まぁ、モルカーのデータを学習させただけの機械だから壊れても大丈夫なんだろなぁ。子供向けだしそこまで酷いことはしないでしょ」と思ってました。
だが、この映画は違った。メニメニカンパニーのAIモルカー生産工場の場面で、生きているモルカーが改造されていって、というのがね…。
もう戦慄してました。お子様でも安心して観れる映画の正体ですよ。まあ子供ならなんだろー?くらいに見ていればいいんじゃないかな…。
そしてなんやかんやで工場が壊れて、AIモルカーが停止し、飼い主同士で喧嘩勃発で、町は壊滅していく。
そんな状況をメニカンCEOは新作の空飛ぶ乗り物、スカイ・エンジェルを発表。しかし、それを正常に起動させるためのこころカプセルが取り付けておらず、スカイエンジェルは悪い事を学習してしまい、暴走。
人間は愚か、という結論付けで(これは私の主観)どんどん人間をスカイエンジェルの中に取り込んでいきます。子供怖くて泣くわこんなん。
そして、掲示板が示す行き先は、てんごく。
やめてくれよ…やめてください…もう怖い…。
だがそこにドッジのドライバーが現れ、なんやかんやでスカイエンジェルはこころカプセルを取り付けられて、町の平和は守られた。
エピローグでは、CEOとドライバーの会話が繰り広げられ、物語は終幕…。
私はとんでもない映画を観てしまった。可愛さと怖さ、愚かさを兼ね揃えた凄い映画だ。
これを見た子供も、将来大きくなってまたこの映画をもう一度見て、新たな観点で観てくれたらいいな、と思いました。少年少女は二度絶望する。
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ちなみに、来場者特典はカノンでした。これ絶対ゲームボーイをモチーフにしてるよね。劇中でも写真を撮るシーンでポケットプリンタのパロディみたいなのあったし。
また2週目も行きたいし、行ったら次はパロディが何なのかを重視しながら観てみようかな、と思いました。
という訳で、トビタチでした!