私が欲しかったもの
父の写真が撮れない
恐怖、怒り、悔しさ、悲しさ
感情が荒れ狂うからだ
親子関係は難しい
育児と同じくらい、私の中で親の特に父との関係は難しい
家族の形はそれぞれ
親子だってうまくいかない事はある
自分の心を守るために距離を置いてもいい
「親も完璧じゃない」
「いい大人なんだから」
「相手が変わるのを期待してはダメだ」
そう言い聞かせて自分の本音を誤魔化して許したふりして過ごしてもいい
そう思ってたけど
父が私の子を抱いている姿を見て
この子がもらっているものは
私が欲しくて欲しくてしかたなかったものだ
多分
私ももらっていた
覚えていないだけで、本当はもらってた
でも
覚えていないのだ
だから
私も欲しい、また正面からもらいたい
誤魔化さないで、恐怖と向き合って、父の目が見たい
諦めたくない自分がいる