第二回 海

みんなーこんにちは!
どうも群馬で唯一の海賊をやっていた寺口だよ!
皆んなは海賊という職業についてどれくらい知ってるかな!
きっと海の上で船を襲い、金品を強奪し、海賊船の中で仲間と酒を豪快に飲む姿をイメージする人も多いんじゃないかなあ!
舐めんな。お前ら映画の見過ぎ。

銀行員のやつが半沢直樹を見て「いやいや」と思うように、バンドマンがBECKを見て「まてまて」と思うように、あんぱんにアンパンマンを見せても微動だにしないようにワンピースやパイレーツオブカリビアンは俺からするとただの理想でしかないのだ。
このnoteを読んでる海賊になりたい奴はどうか最後までこの記事を読んでほしい。
さあ、このnoteという大海原で航海の始まりだ!
ありったけーのーゆーめをーかきあーつーめー!!

1.まず海がない。群馬に。

内陸県での海賊というのは中々大変なもので
移動は自転車でしていたが海賊のシンボルマークである黒い眼帯をしていると自転車を漕ぐのがすっごい危ないという理由からバスと電車を利用するようになった。
恥ずかしかったのでせめて車に乗りたかったが教習所の教官から「ジャック・スパ次郎さーん。その眼帯を取らないと運転はさせられないし、その映画の吹き替えみたいな喋り方やめなさい」と言われたので車に乗ることとジャック・スパロウの弟だと言い張ることは諦めた。
そして活動内容は海がないため、カリビアンビーチという桐生市にある温水プールの施設に行ったり、なるべく海を感じるためにスーパーの鮮魚コーナーでお刺身などを買って食べるくらいしかやれることはない。

2.ひとりぼっちはさみしい。

海賊というのは基本何人か集まってできている軍団だ。「俺様は〇〇のメンバーの〇〇だ!」
というような自己紹介になる。
しかし俺の場合は「群馬で一応海賊やってて、今はフリーランスで活動しています。そう、俺様が寺口宣明だ。がっはっは」となる。
この世で一番可哀想な「がっはっは」でしょ。
この後バス乗って帰るんだよこいつ。

3.優しさに気付けない奴はだめだ

そんな俺にも手を差し伸べてくれる人たちはいた。
笑顔が素敵なハローワークのお姉さん。
「今、同窓会してるよ!」っとテレビ電話してきてくれた同級生たち。(なんで呼んでくれなかったんだろう)
目の前で一進一退の攻防を繰り広げるニホンマムシとタヌキ。

どうだい俺の周りは優しい奴らだらけだろー?
世の中捨てたもんじゃねぇな!がーはっはっは!
な、なんでお前泣いてんだ?

以上。
ここまで付き合ってくれた海賊予備軍とレッドブルガールのみんなありがとうな。
よかったらフォローや投げ銭もよろしくな!!


次回、
"なんでさっきまであんなに盛り上がってたのにエレベーターに乗ると急に張りつめた空気になるの?"
の巻ぃぃぃ!

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