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内向的な人間が海外でキャリアアップする方法 その2 隠れネットワーカー術

先日、とは言ってもだいぶ前のことですが、香港のフレンチ・リセ(フランスの高校)の集まりにメンターとして呼ばれました。テーマは「ネットワーキング」。

英語で言う「Introvert(内向的)」なあなた。私もそうです。見ず知らずの人に声をかけるなんて、ちょっとハードルが高すぎます。ましてや英語でなんて。

とはいえ、ネットワーキングは非常に大事です。あなたの努力で築いたネットワークは、財産だと言っても過言ではありません。

なぜなら、海外の外資系企業は、いつかの時点であなたを裏切る可能性があるからです。だからこそ、いつ裏切られてもいいように準備をしておく必要があります。

解雇、部署移動、予想外の国へのリロケーション、四半期ごとに入れ替わる上司……なんでもありです。どんなに優秀でも、「明日は我が身」です。その日は突然やってくることがあります。

そんな時、あなたが自分の努力で築き上げたネットワークが命綱です。内向的な私がトライ&エラーを通じて得たネットワーキングのコツをいくつかご紹介しますので、ご参考になれば幸いです。

文化圏別に話題を準備しておく
内向的な私たちにとって、アドリブは死活問題です。オドオドしないために、ChatGPTに事前に話題を提供してもらいましょう。ただし、トピックは出席者の文化的背景に合わせて使い分けることが大事です。例えば、フランス人は政治の議論が大好きなので、フランスの政治について話題を振ると良いでしょう。(一般的に政治の話題はデリケートなので、相手を選ぶことも大切です。)香港は金融都市のため、金融関連の話題で盛り上がることが多いです。

自分の「耐久時間」を把握しておく
前回もお話しましたが、私のソーシャル耐久時間は、マックス3時間*です。それ以降いると、脳が疲れすぎて、まともに会話ができなくなります。
個人差があるので、自分の限界値を把握しておきましょう。

*参考記事 耐久時間MAX3時間には意味がありました。

最多で2,3人と深い話ができればそれでよし
量より質で勝負しましょう。
ただでさえ世間話(Small talk)が苦手な内向的な人は、とにかく波長の合いそうな人を2,3人みつけ、共通の話題をみつけ、深く話題を掘り下げれば、社交的な場でも自分のエネルギーを枯渇させることなく有意義に過ごせるケースが多いです。

参考記事 「内向的な人は世間話が嫌いな本当の理由」

最後に。意外と大事。姿勢でオーラを操る!
フレンチ・リセのイベントで、同じくメンターだった、某PRエージェンシーの社長さんも言っていましたが、姿勢は大事です。
私が元バレエ出身のダンサーなので、姿勢にうるさいのはさておき(笑)、姿勢がいいと2割増しで自信満々に見えます。

自分の気質を知り、自分の行動をデザインすることが重要だと思います。試してみる価値がありますので、だまされたと思って、一つでもいいので試してみてください。


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