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【AI】AIをどうビジネスに使うべき??中小企業診断士が解説!!

こんにちは、中小企業診断士のみやけんです!
いよいよ年末にさしかかってきました。
私は、本業の方は今期KPIの〆が近づいてきましたが、クロージングどころかオープニングすらしていない課題があってわたわたしております…
もっと効率よく仕事しないといけませんね…

さて突然ですが、効率化といえばみなさんAI使いこなしていますか??
最近、一気にAIが市民権を得てきました。
データ分析、予測、自動化、画像や文章の生成、etc…色々なことがAIでできるようになっています。
使い方も、プライベートでイラスト生成を楽しむ方からビジネスでチャットボットを顧客対応に活用する方まで多岐に渡ります。
今や、AIは大企業だけでなく、中小企業にとっても重要なビジネスツールとなっています。
効率化や競争力強化に直結するAIは、もはや無視できない存在です。
では、今回は『中小企業がAIをどう活用すべきか?どのように経営に役立てるのか?』に主眼を置いて考えてみましょう!


AI導入の現状と課題

とはいうものの、実際にどれだけの中小企業がAIを活用しているのか、またどのように使っているのかわからないという方も多いと思います。
まずは、中小企業におけるAI活用の現状やありがちな障壁について見ていきましょう。

AI導入の現状

多くの中小企業では、AIの導入が遅れているのが現状です。
一方で、AI導入に成功した企業は、業務の効率化や新規顧客の開拓に成功しています。
つまり、AI導入した企業としていない企業でどんどん差がつく可能性があるのが現状なのです。

ありがちな障壁

では、なぜ多くの中小企業ではAI導入が遅れているのでしょうか?
具体的な障壁としては以下が考えられます。

  1. 初期投資や導入コストの負担

  2. AIツールを使いこなす人材不足

  3. 必要性を感じていても導入計画が進まないケース

コスト面については、AIに限らず永遠の課題ですね。
特に、大企業と違い中小企業はキャッシュが無い場面が多いのでなおさらでしょう。
その場合には、資金調達に力を入れてみるのもいいでしょう。
以下に関連記事を置いておきますので、是非参考にしてください。
借入に悪いイメージを持ちがちですが、適切に使えば強力な武器になりますよ。
補助金などもうまく活用できるとなお良いですね!

人材不足については、中小企業は長年抱えている問題の1つでしょう。
正社員の新規採用もいいですが、最近は大企業も副業を認める傾向にあります。
すでに知見を持った人材をスポット契約してみるというのも有効な対策になるでしょう。

導入計画が進まないケースについては、とにかく『実感値』『体感知』を得ることが重要です。
社内の大多数が実際に使ってみて、その効果を感じることができれば導入は一気に加速するでしょう。
ぜひ、実際に使っているところを周りに見てもらうようにしましょう!

AI活用の具体的なステップ

では、実際にAIを導入する際にはどんな流れを踏むのがいいのでしょうか?
中小企業がAIを導入する際の実践的なステップ例を見ていきましょう。

1.目的を明確化する

AIで何を実現したいのか、具体的な目標を設定しましょう。
たとえば、『業務効率を30%向上させる』や『顧客ニーズを分析して新商品を開発する』といった具体例が考えられます。
なるべく普段の業務に密接に関わる内容にするのがいいでしょう。

2.小規模なツールから始める

大掛かりなシステム導入ではなく、クラウド型の簡易AIツールを試してみることをオススメします。
たとえば、チャットボットや在庫管理ソフトなどですね。
大規模なシステム導入はコストもかかりますから、まずは小規模で試験運用してみて、有用性の確認ができたら本導入に進みましょう。

3.社員教育と専門家の活用

AIを活用するためには、社員への教育や外部の専門家の力を借りることが重要です。
社内に専門家がいない場合は、外注するのも有効です。

4.導入後のPDCAサイクル

AIを導入して終わりではなく、定期的に効果を評価し、改善を続けることが成功のカギです。
最初に立てた目標と照らし合わせて適切に振り返り、次のアクションへとつなげましょう。

活用できる具体的なAIツール

では、実際にAIを活用するとなったらどんなことが出来るようになるのでしょうか?
また、どんなAIを導入するのがいいのでしょうか?
中小企業がすぐに活用できるAIツールやサービスを紹介していきます。

1.マーケティング

顧客データ分析やコンテンツ作成など、マーケティングへの活用が可能です。
マーケティングはデータ・手法などの知識が必要だったり、自社のみでやっていると偏りが出てきたりしがちです。
データに基づいた客観的なマーケティングのために、顧客データ分析は大いに役立つでしょう。
その場合は『Google Analytics』などがオススメです。
また、場合によってはコンテンツ作成も可能です。
上記で分析したデータ条件を入力することで、どんなコンテンツが刺さるのかアイデア出しをしてもらうこともできます。
その場合は『ChatGPT』などがオススメです。
最近リリースされた有料版のChatGPT「o1 pro」も非常に有用そうです。
私が敬愛する後藤さんも使用されていました。

2.業務効率化

日常の定型業務の自動化が可能です。
書類作成やデータ入力、在庫管理、経理・財務業務などの業務は時間を食う反面、利益を直接生まないことが多いです。
この時間短縮のために、自動化による業務効率化を検討するとよいでしょう。
書類作成やデータ入力には『RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)』、在庫管理には『EazyStock、Zoho Inventory』、経理・財務業務には『Freee、マネーフォワード』を使いましょう。

3.顧客対応

時間・労力・精神力いずれも酷使しがちな顧客対応もAIが活用できます。
AIチャットボットを導入することで、24時間体制の自動顧客サポートを実現できます。
サポートスタッフの負担軽減と顧客の利便性向上の両立が可能でしょう。
その際には『ChatGPT、Zendesk、Intercom』がオススメです。
また、顧客フィードバックの分析によりデータ活用も可能です。
顧客の声を効果的に活用し、サービス改善に役立てましょう。
その際には『MonkeyLearn、Hootsuite』が良いでしょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
今年は『AI元年』とも言われるほど、AIが大きく飛躍した年でした。
ChatGPTのように導入費用も不要である程度の性能が担保されているものもかなり流通してきています。
これをうまく使う企業と使えない企業では大きく差がついてしまうことが理解いただければ幸いです。

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未来創造LAB 中小企業診断士 宮﨑健太
e-mail: miraisozolab@gmail.com

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