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アイスの中にエビも入っていない飲食店をファミレスと呼んでもよいものだろうか

牛沢が実況プレイする『ファミレスを享受せよ』 を、もう何週目か分からないけど見始めた。いつ見てもこの色使いは美しいね。

昨年の夏くらいに出会ったゲーム。展開も結末もこの動画で見たからプレイはしてないんだけど、私はこのゲームがすごく好き。全ての雰囲気が良い。

登場人物たちのキャラと紡ぐ言葉がとても綺麗で、文学的で、どこかメランコリックで、消えてしまいそうな儚さを感じる。

ガラスパンさん

私が特に好きなのはガラスパンさん。数千年も数万年もこのファミレス『ムーンパレス』にいる女性。彼女の物憂げな言葉と雰囲気はいつ見ても美しさを感じる。私もそんな人になりたいと思っている。素質はあるはず。

主人公はガラスパンさんを含む登場人物たちと会話をすることでストーリーを進めていく。段々と明らかになっていく登場人物たちの過去とかもすごく面白い。BGMも余裕のある音楽といった感じで好きだ。

ただこの作品の魅力はやっぱりクリアまでの道中の会話にこそある。みんな筋の通った事をもちろん言うんだけど、たまに少し飛んだ事を言ったりやったりする。でも話し方はすごく落ち着いているから、なんか、こう心の余白、余裕、のようなものを感じる。私が憧れる人間像という事でもある。

あとそれは牛沢が実況しているから、というのもある。
彼の実況は自称するくらいワードセンスが秀逸で、かなり落ち着いた喋り方で(作品にもよるが)、間のとり方とかも面白い。そんなところがこのゲームと相性がいいのだろうね。


私にとっては、
「ゲームが面白い=製作者も好きである」
は偽な事が多いけど、このゲームに関しては製作者も好き。『おいし水』という名前で活動されている。

常におやすみモード派

彼は『月刊湿地帯』というグループに所属している。そこでこの『ファミレスを享受せよ』も制作したらしい。

彼はXでの普段の投稿も面白みのあることを言うが、月刊湿地帯のブログも書いている。絵とかも描いているみたい。それもすごく面白いのでぜひ見てみてね


彼の世界観が好きだなと思う。好きなクリエイターがいるという事の満足感ったらない。心が名前のないプラスの感情でいっぱいになるね。

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