発達障害者から見る健常者の姿
要領が良すぎる
私から見た健常者像をありのままお伝えします。
発達障害者の総意とは限りませんのであしからず。
まず、彼らは非常に要領が良いです。
力技で何とかするというより、卒なく何事もやってのけてしまうという印象があります。
私が100%に近い出力でがむしゃらで取り組んでいるのを尻目に、彼らは60%くらいの力で、涼しい顔してタスクをこなしてしまいます。
両者の違いは一体何なのでしょうか?
私は脳のスペックの違いが大きいと思います。
そもそも要領が良いとは、優先順位の付け方や手の抜き方が上手いということですが、これらは脳のスペックにかなり依存します。
具体的には、ワーキングメモリや処理速度が深く関わってくると思いますが、詳しくは省略させていただきます。
健常者が無意識的にタスク処理に最適化できる一方で、発達障害者は意識的に頑張る必要があるのです。
これが発達障害者の疲れやすさに繋がってくるのだと思います。
脳をフル稼働させて、ようやく健常者並みのアウトプットができるのですから無理もありません。
私は自動車教習所で要領の悪さを痛感しました。
ティーンだった私は、言われるがままにMTコースを選択したのですが、思い返すと失敗でした。
詳しくは長くなってしまうので省略しますが、私はあまりにも運転が下手すぎて、温厚で有名だった教官に怒鳴られてしまいました。
その後も「お前みたいな要領の悪いやつは人生で初めて見た」のようなことを延々と言われ続けました。
延長料金を払うと確実に破産してしまうと判断した私は、AT限定コースに速攻で鞍替えし事なきを得ました。
自信に満ち溢れている
健常者の方々はやはり自信たっぷりという感じがします。
いい意味で図々しいというか、例えば、マックのテイクアウトでバーガーが1つ足りなかったら、躊躇せずに言いにいけるくらいの人は多いですよね。
やはり少し図々しいくらいがこの世の中では生きやすいと思うので、健常者に羨望の目を向けることはあります。
一番の違いはやはり成功体験にあると思います。
発達障害者は能力に凹凸があるがゆえに、挫折したり虐められたりということは往々にしてあると思います。
片や健常者の場合は、努力がそのまま結果に反映されやすいので、成功体験は必然的に多くなります。
これらの違いが自信の差になって現れてくるのでしょう。
自信があれば行動力にも繋がるので、複利的に差はどんどん広がるばかりです。
自信があることは良いことだとは思いますが、大抵はイキリとかマウントに繋がるのであまりいい気はしません(SNSの見すぎかもしれませんが)。
ゆとり(余裕)がある
健常者の方々の日常をSNSで拝見しますが、彼らは仕事に潰されるということはあまりない感じがします。
確かに残業や休日出勤で忙しそうではありますが、それでもジムに行ったり遊びに行ったりと人生を謳歌している印象です。
多分体力ゲージが私のような発達障害者の1.5から2倍くらい長いのだと思います。
もしくは、回復スピードが尋常じゃないくらい早いのだと思います。
私は1日4時間程度の労働がキャパの限界という感じですが、社会人の方々は8時間労働がデフォで、その上で様々な活動を行っているのですから本当に尊敬します。
単純な心肺機能はプールに行ったり、踏み台昇降をしたりして鍛えているのですが、体力的には増えた感じがあまりしません。
筋トレも追加した方がいいのかもしれませんが、運動だけで疲労困憊では元も子もありません。
今後は体力の正体を解明すべく頑張りたいと思います。
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