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毎日自分に+1をする
学級開きからしばらく経ち、落ち着いて物事に取り組めるようになった頃に提示する「価値語」がある。
「毎日自分に+1」をする(プラス1)
学級開きの日に配布した「成長ノート」(一人一人が自分の成長を振り返るノート)に「今日成長したことを1つだけ書きましょう」といって書かせるのである。(特別にノートを用意しなくてもいい。例えば連絡帳の空いた所に書いても構わないだろう)
+1の内容は問わない。本人がそう思えばそれでいいのである。長くても短くても。何なら一言だけでも構わない。
この取組は、自分を振り返る習慣をつけるというのが最大の目的だからである。
この取組の効果は大きい。落ち着いた状況で自分を振り返る習慣は、子ども達の日常生活を豊かにする。時々見られた荒い言葉や、キツイ表情がみるみる柔らかくなってくるのである。
いつ書かせるかは、決めていない。やめた方がいいのは帰る直前である。早く帰りたい子は、どうしても落ち着いて振り返ることができにくいからである。
5時間目くらいに「突然ですが、今日の+1を書きましょう」という感じで書かせると、一日のいいアクセントにもなるだろう。