中国黒竜江ハルピン市平房区にある【旧関東軍第731部隊遺跡】を世界遺産として永久保存する活動家達がいる。彼等はアウシュビッツ・広島原爆ドームに続く第3番目の『負の世界遺産』として永久保存を目指し寄せられた募金は黒龍江省対外友好協会を通じて中国銀行に預け利子を遺跡保護に活用できる基金設立を目指している。しかし🇯🇵現代人には殆ど知られていない731部隊がCORONA禍をキッカケに現実として実在した事を知ってもらいたいものである。1931年918事変を機に日本は中国東北部を占領し偽満洲国を設立し14年間の植民地統治を敷いた。1936年秋、勅令により関東軍防疫給水部(石井部隊)が正式に編成され1936年6月、ハルピン市郊外の平房地区一帯の6平方メートルに渡る広大な地域を『平房附近特別軍事地域』として住民を強制的に立ち退かせ、日中戦争の長期化、更に対ソ戦の脅威を睨み細菌研究・実験・製造の巨大悪魔施設『731部隊』を作った。施設の中では医学部教授をはじめ医師達が軍事医学研究の名を借りた殺人に手を染めていた。各地の憲兵隊は逮捕した反満抗日の戦士や一般住民などを『ソ諜(ソ連諜報員)』の名目で司法の手続きを経ることなく『特移扱』として731部隊に送り、細菌戦・凍傷・毒ガス戦など様々な実験材料として使用。実験材料として連れて来られた中国人・朝鮮人・ロシア人・モンゴル人は人間である事を抹殺され【マルタ・丸太】と呼ばれ殺害された。その数は3000人以上と言われる。