Photo by lighta_ampligh 【9条は幣原提案】新史料🇯🇵 4 望月笑子 2024年12月11日 09:33 戦争放棄をうたった憲法9条のアイデアは、幣原喜重郎首相(当時)が連合国軍総司令部(GHQ)最高司令官マッカーサーに提案したという学説を補強する新たな史料を【堀尾輝久:東大名誉教授】が発見している。当時、🇯🇵安倍晋三首相ら改憲勢力が主張する『今の憲法は戦勝国に押し付けられたもの』とする論拠を覆す内容との事だった。憲法の制定過程を歪めて議論する事は有り得ない。9条は、1946年1月24日に幣原喜重郎首相とマッカーサー最高司令官との会談が発端となったとの事。マッカーサー最高司令官は【幣原首相の発案】と米上院などで証言している様だっっが幣原首相は9条の発意について口を閉ざしていた事から『信用できない』とする意見もあり誰が提案したかについては見解が分かれていた。【堀尾輝久:東大名誉教授】は1957年に当時の岸信介内閣のもとで改憲の議論を始めた憲法調査会の高柳賢三会長が憲法の制定過程を調査するため1958年に渡米した事に重視。高柳賢三会長はマッカーサー最高司令官の往復書簡を踏まえて「(私自身は、)幣原喜重郎首相の提案と見るのが正しいのではないか、という結論に達している 」と論文に書いていたが書簡の具体的内容については不明であった。【堀尾輝久:東大名誉教授】は国会図書館所蔵の憲法調査会関係資料を探し、英文の書簡と調査会による和訳を発見した。この書簡は、高柳賢三会長の『🇯🇵日本政府に勧告したのですか❓』という質問に、マッカーサー最高司令官が回答した内容であった。1958年12月15日付で『戦争を禁止する条項を憲法に入れるように、という提案は幣原首相が行ったのです。首相は、私の職業軍人としての経歴を考えると、この様な条項を憲法を入れる事に対して私がどんな態度を取るか不安であったので憲法に関して恐る恐る私を対象としたものであって世界に対して精神的な指導力を与えようと意図したものであります。本条は幣原男爵の先見の明と経国の才と叡智の記念塔として永存する事でありましょう』(堀尾輝久:東大名誉教授 和訳) 堀尾輝久:東大名誉教授曰く…【マッカーサー最高司令官は、同じ様な証言を米上院や回想録でもしていますが質問に文書で明確に回答した書簡には重い意味があります】。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #押し付け憲法論 #堀尾輝久 #内閣総理大臣幣原喜重郎 #高柳賢三 4